【初心者向け】大型キット製作方法(タミヤ 1/32 零戦)~⑬スミ入れ前の準備編~

前回は簡単なデカールの修正方法を説明しました。今回スミ入れ前の準備になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】大型キット製作方法(タミヤ 1/32 零戦)~⑫デカールの修正編~

=🐣スミ入れ前の準備=

1. デカールのチェック

スミ入れの前にデカールがきちんと貼れているかを確認します。コーティング塗装が乾燥すると、写真1のようにデカールに空気が残っている場合があります。原因は解りませんが、コーティング塗装時は問題なくても、コーティングが乾燥するとたまに空気が残っている場合があります。

写真1

ナイフや針などで、空気が残っている箇所を上から2~3回刺して小さな穴を数カ所作ります。次に上から写真2のようにマークフィットを塗ります。

写真2

開けた穴からマークフィットが染み込んでいきます。しばらく時間を置いてから、上から綿棒で押し付けていくと空気が抜けて写真3のようになります。この時、乾いた綿棒だとデカールがひっつく場合があるので、少し濡らした綿棒を使用して下さい。

写真3

空気が残っている箇所があったら、もう一度穴を開けて同じ作業を繰り返して空気を抜いていきます。

🐦デカール軟化剤を下記に載せておきます。参考にして下さい。

マークフィット (40ml)

TAMIYA マークフィット ハードタイプ メイクアップ材シリーズ No.135【87135】

2.風防の修正

塗装時に風防の隙間から塗料が入り込んでしまって、風防の内側が汚れてしまう場合があります。その時は風防を外して内側の汚れを拭き取ります。

木工用ボンドを使用しているので、少し力を入れて引っ張るだけで風防を外す事ができます。風防の内側に塗料が回り込んだため、写真4、5のように曇った感じになっています。

🐥風防以外のコクピットパーツにも塗料が付いてしまいますが、ほとんど目立たないので問題ないです。クリアーパーツは目立ってしまうので処理しておきます。

写真4
写真5

隙間から入ったアクリル塗料なので、塗膜は強くありません。綿棒で簡単に拭き取る事ができます。綿棒で内側を拭くと、写真6、7のように内側の曇りがなくなります。

写真6
写真7

拭き取りが完了したら、もう一度木工用ボンドで接着します。

3.部品の接着

塗り残しを確認して特に問題なかったら、エンジン部分を写真8のように接着します。エンジン部分は重いので、しばらく押さえておかないと、下に垂れてくるので注意して下さい。

写真8

最後にプロペラとエンジンカウルを装着させて、スミ入れ前の準備は終了です。

今回はここで終了です。次回はスミ入れになります。

🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。

【初心者向け】大型キット製作方法(タミヤ 1/32 零戦)

~①準備編~         
~②コクピットの製作編~           
~③コクピットの塗装編~           
~④胴体の組み立て編~            
~⑤主翼の組み立て編その1~         
~⑥主翼の組み立て編その2~         
~⑦主脚とエンジンの組み立て編~           
~⑧塗装前の下準備編~            
~⑨下地塗装編~           
~⑩基本塗装編~           
~⑪デカール貼り編~         
~⑫デカールの修正編~            
~⑭スミ入れ編~           
~⑮仕上げ編~            
~⑯まとめ編~            

コメントを残す