前回で製作は終了したので、今回は簡単なまとめになります。
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
プラッツ 1/35 第二次世界大戦 ドイツ親衛隊特務部隊 フランス1940
=🐣迷彩塗装について=
迷彩服の塗装で大事なことは自分なりに迷彩パターンを把握して迷彩柄の特徴を掴む事です。言葉にすると難しそうですが、あまり堅苦しく考えないで、他人に迷彩柄を説明するつもりで文章を頭に思い浮かべるだけで大丈夫です。
写真1
例えば今回のオークリーフパターンなら、黄緑色の迷彩柄や斑点に緑色のギザギザした縁取りがある迷彩柄、という程度の認識で十分です。その思い浮かべた特徴を塗装で再現するようにすれば、意外と満足する仕上がりになります。自分なりに思い付いた特徴なので、万人に受けるという物ではないかもしれませんが、自分的には納得できる仕上がりになると思うので、ちょっと迷彩塗装で迷っている方は試してみて下さい。
写真2
迷彩柄の特徴などを意識しないで、資料を見ながら忠実に迷彩柄を再現するのも良いですが、意外な欠点もあるので注意して下さい。
資料に没頭しながら忠実に迷彩柄を再現して上手く塗装ができたとしても、迷彩パターンを自分なりに把握してないと、次に同じ迷彩柄フィギュアを塗装した場合、同じような仕上がりにならない場合があります。期間を空けないで製作をすればある程度コツを覚えているので、同じ感じで塗装はできるかもしれませんが、期間が空いてしまうとどのように塗装したか忘れてしまって、同じ様な仕上がりにならない場合もあります。また、使用した資料が違っただけで、雰囲気が大きく変わってしまうという事もあります。
自分なりに把握した迷彩パターンや特徴を意識して軽くメモなどに残しておけば、たとえ期間が大きく空いてしまっても、同じ雰囲気の迷彩柄を塗装をする事ができます。ジオラマなどで複数のフィギュアを製作する場合は、この統一感は重要になります。
写真3
迷彩柄自体は複雑な物が多いので、迷彩パターンの特徴を把握しても作業が格段に楽になるという事はないですが、自分なりの塗装パターンがあれば、躊躇する事なく気楽に塗装に取りかかれるようになります。毎回、迷彩服の塗装前に躊躇してしまう人はちょっと参考にしてみて下さい。
写真4
🐦️下記に資料となりそうな書籍を載せておきます。第二次大戦ドイツ軍装ガイドは、大戦中の様々な部隊の軍装が年代別に紹介されています。実物を着たモデルの写真で紹介しているのですが、軍装の種類が多いので個々の写真は少ないです。ドイツ武装親衛隊軍装ガイドは、武装親衛隊のみに絞っているので武装親衛隊の迷彩柄の資料としてはかなり使える資料です。フィギュアを製作する際にはどちらも使える資料なので、興味のある方は参考にして下さい。
第2次大戦ドイツ軍装ガイド
ドイツ武装親衛隊軍装ガイド (ミリタリー・ユニフォーム)
=🐣重ね塗りについて=
迷彩柄の塗装でもう一つ大事な事は重ね塗りです。
迷彩柄は互いに色が重なっている物が多く、Aを基本色として、B、C、Dの順番で迷彩色を加えた場合、Aの基本色の上にはB、C、D全ての色が重なっていますが、A色自体は全ての色の上に重なっていない状態になります。同様にのD色は全ての色の上に重なっていますが、D色の上にはどの色も重なっていない状態になります。
写真5
A→B→C→Dの順番で塗装した場合、折り返しでC→B→Aと塗装しないと均一な色の重なりが発生しないので注意して下さい。とくに斑点などは互いに全ての色に重なっている事が多いので、折り返しの塗装が必要になる事が多いです。
写真6
事前に迷彩柄をチェックして折り返し塗装が必要なのか、しっかり確認してから塗装作業を始めて下さい。
=🐣まとめ=
迷彩塗装は周囲の景色に溶け込ませる作用もありますが、明色や影色を迷彩柄に加えて立体感を操作する事で、正確な形状や距離感などを悟られないようにする作用もあります。
写真7
例えば、白い鶏が草むらに存在していれば一瞬で鶏と判断できますが、緑色の鳥だとそこに何かいるというのは解りますが、鳥の種類や形状など一瞬で判断するのは難しいです。よく戦争映画の台詞で『一瞬の躊躇が生死を分ける』というのがありますが、迷彩塗装はその一瞬の躊躇を発生させる効果もあると考えられます。
光や影を加えて立体感を操作するのが迷彩塗装なら、ガンプラやフィギュアなどを2次元的に塗る手法、いわゆるアニメ塗りなども迷彩塗装の一種ではないかと考えられます。 そんな感じで、効果的なオリジナル迷彩を考えるのも結構楽しいです。自分オリジナルの迷彩塗装を戦車や戦闘機などにするのはちょっと抵抗があるかもしれないですが、SF物のキットなら自分の考えた効果的な迷彩塗装を披露できると思います。効果的な迷彩塗装が頭に閃いた人はちょっと試してみて下さい。
ちょっと横道に反れてしまいましたが、そのような事を頭の中にいれておけば、迷彩パターンの把握もしやすくなるし、迷彩柄について新たな発見もあるかもしれないです。
写真8
今回の製作記事はこれで終了になります。迷彩服の塗装はちょっと面倒ですが、自分なりの特徴を把握すれば、その部分を強調するだけで理想の仕上がりに近づける事ができます。特徴の発見が多ければ多いほど、より理想に近づけられるようになると思うので、まずは様々な距離や角度で資料を眺め、特徴を色々と探してみて下さい。
🐔今回の製作記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。
【初心者向け】簡単!1/35フィギュアの迷彩塗装方法(オークリーフパターン)
~①準備編~
~②皮膚の塗装編その1~
~③皮膚の塗装編その2~
~④迷彩服の塗装編その1~
~⑤迷彩服の塗装編その2~
~⑥迷彩服の塗装編その3~
~⑦フィギュアの汚し塗装編~