『簡単』初心者向け情景プラモデル製作方法 【高知城】③~地面塗装編~

②で、地面の表現が終わりました。今回は地面の塗装と石垣の塗装を説明します。

【ベースの塗装】

=石垣の塗装=一色だと単調になるので、スカイグレイ、ミディアムグレイ、ニュートラルグレイの3色を混合して使用します。

写真1

それぞれ調合スティックで撹拌して、調合スペースを空けて、同じ塗料皿に入れます。白っぽい石垣が好みなら、スカイグレイと、ミディアムグレイを多めにして調合します。グレーがかった石垣が好みなら、ニュートラルグレイを多めにします。(今回は、スカイグレイ:ミディアムグレイ:ニュートラルグレイを2:1:2で作りました)

筆にとって石垣を塗ります。筆に塗料を付けるたびに、少しずつ3色の中からランダムに色を足して色を変えていきます。それを繰り返して石垣に色調の変化を付けます。写真2を参考にして下さい。

写真2

石垣の立体感をもっと出す一番の方法は、石垣の石を一個ずつ色を変えて塗ることです。効果はバッチリなのですが、とても労力がかかります。今回、制作中に簡単に立体感を出す方法を発見したので説明します。

=簡単石垣リアル表現方法=土色と灰色のパステルをヤスリで削って塗料皿に入れます。乾いた筆でパステル粉を石垣に叩くようにして付けます。灰色、土色、両方混ぜた色などをランダムに付けていきます。写真3を参考にして下さい。

写真3

その後にアクリル溶剤をつけた筆で、石を一個ずつ塗ります。パステルがアクリル溶剤によって、定着したり剥がれたりして色調が変わっていきます。全部塗るのではなくアクセントをつけたい箇所の石にアクリル溶剤を塗っていきます。写真4を参考にして下さい。

写真4

この方法だとアクリル溶剤だけで、色を変えて石を一個ずつ塗る事に近い完成度になります。失敗しても、再びパステル粉を付ければ簡単にやり直せます。時間も労力を省略できるので、ぜひやってみて下さい。

=石畳の塗装=②で作製したテクスチャーペイントで塗った石畳の部分を塗装します。石畳はXF19スカイグレイで塗装します。石畳を明るい色にしたい方は、テクスチャーペイントの色が濃いために透けてしまうので、何度か重ね塗りして下さい。

写真5

=土の塗装=②でライトサンドのテクスチャーペイントを付けた部分にXF59デザートイエローを塗ります。テクスチャーペイント自体が土色なので、デザートイエローは溶剤で薄めにしてムラが出るように塗ると、地面に変化ができていい感じになります。

写真6

(注)完成間際に簡単石垣表現方法を発明したので、途中写真の石垣は塗装しただけの状態になっています。

これで今回は終了です。次回はガーデニングの説明になります。

 

 

下記の記事で、塗料の使い方や、混合の仕方などを説明してますので、参考にして下さい。

初心者向け艦船模型製作方法 【アオシマ 陽炎】② ~作業準備編~

初心者向け艦船模型製作方法 【アオシマ 陽炎】③ ~組み立て 塗装編(船体上部)~

🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。

①~準備編~

②~地面製作編~

③~地面塗装編~

④~情景編~

⑤~情景編(樹木の植え込み)~

⑥~塗装編~

⑦~スミ入れ編~

⑧~組み立て編~

⑨~組み立て編~

⑩~仕上げ編~

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