アメリカ海軍ABSDー1大型浮ドックの製作(スノーマンモデル 1/700)~⑭まとめ編~

前回で製作は終了しました。今回は簡単なまとめになります。

=🐣キットについて=

細かいパーツは多いですが、難易度の高い工作は少ないです。ひたすら細かい作業をしたい人にはお勧めのキットです。

写真1

艦船を乗せなくてもそれなりに迫力があるので、組み立ててから乗せる艦船を探すのもいいと思います。アイオワ級の大型艦を乗せる時には、箱絵のようにゲート部分と船体を接合する必要があるので注意して下さい。

ひたすら細かいパーツを接着していくので、お正月にこたつで駅伝を観ながら製作するにはもってこいのキットです。船体と隔壁部分の組み立てはプラスチック用接着剤が必要ですが、エッチングパーツや3Dプリンター製のパーツは全て瞬間接着剤なので、換気の心配をしないでひたすら細かい作業をする事ができます。

写真2

船体を繋げるまではA4サイズのスペースがあれば製作可能なので、こたつでも気軽に製作できます。パーツが細かいので製作時の紛失には注意して下さい。

=🐣注意点=

いくつか注意点があるので、製作時の参考にして下さい。

ドック底面に無数にある船体を乗せる台座部分の接着は、説明書通りに隔壁と船体を接着してからだかなり面倒なので、早い段階で接着しておいた方がいいです。

写真3

機銃のパーツが細か過ぎて破損しやすいです。予備パーツがありますが、破損なく20基全ての機銃を接着するのはかなり難しいです。幸い別売りパーツがあるので、破損してしまった場合はそちらを使用して下さい。

写真4
写真5

船体同士の接着する際は、1、5mmのプラ棒か真鍮線で補強して下さい。1、5mmなら船体横の穴に加工なしで差し込む事ができます。

写真6

船体を全て繋げると約40㎝になるため、補強をしないと塗装時などに持ち上げたら、接着が弱かった箇所でポッキリ折れてしまう可能性があります。組み立て後に船体が接合部で折れてしまうとかなりショックだと思うので、この作業をやる事をお勧めします。

クレーン上部は塗装時に、エアブラシや手が接触して破損する場合があるので塗装後に接着した方がいいです。

写真7

=🐣まとめ=

変わり種の部類に入るキットだと思いますが、楽しく製作できたキットでした。

写真8

単調な作業の繰り返しですが、段々効率良く製作できるようになってきます。10隻分ひたすら製作するので、徐々に手際が良くなっていくのが実感できるという珍しいキットです。

写真9

完成したら思った以上に迫力があり、艦船を乗せなくても飾れるキットになっています。一応ウォーターラインモデルなので、海面を製作するのも楽しいと思います。

写真10

なかなか作る機会がないと思いますが、細かい作業をしたい時にはピッタリのキットなので、そのような時には是非製作してみて下さい。

今回の記事はこれで終了です。現在、ドックに乗せる艦船を探しているところですが、乗せる艦船が決定したらまた記事にしていく予定です。

🐦️下記に今回使用するキットを載せておきます。1/350も一緒にのせておくので参考にして下さい。

🐔下記に今回の記事一覧を載せておきます。目次代わりに使用して下さい。

アメリカ海軍ABSDー1大型浮ドックの製作(スノーマンモデル 1/700)

~①準備編~

~②船体の工作編その1~

~③船体の工作編その2~

~④船体構造物の製作編~

~⑤船体構造物の取り付け編~

~⑥船体の接続編その1~

~⑦船体の接続編その2~

~⑧船体の仕上げ編~

~⑨下地塗装編~

~⑩基本塗装編~

~⑪デカール貼り編~

~⑫スミ入れ編~

~⑬仕上げ編~