11月, 2023 | プラモ雑記

前回はフィールドカーの組み立てをしました。今回はベースの製作をします。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

＝🐣ベース製作のポイント＝

車両の製作が終了したのでベースの製作をします。今回は車両を乗せるためのジオラマなので車両に合わせて地面を製作していきます。

今回のジオラマ製作は

以上の2点をポイントにして製作していきます。

コンパクトなサイズにした方が、最後まで飽きずに製作できるので完成しやすくなります。大きいサイズにしてしまうと、細部まで気がまわらなくなり仕上がりが雑になりやすくなります。慣れないうちは、比較的コンパクトなサイズで製作するようにした方がいいです。

ベースごと手に持って塗装する事もあるので、長時間片手で持っても安定するようにできるだけ重量は軽くします。

製作前に写真1のように用意した台座上で、どのような位置や向きで配置するか検討して下さい。

まずは5㎜厚のスチレンボードを台座に接着します。今回は側面を石膏で処理するので、写真2のように石膏を盛り付ける隙間を少し空けて接着をします。接着には木工用ボンドを使用して下さい。

スチレンボードは浮きやすいので、しばらく上に分厚い本などを載せて台座に密着させるようにして下さい。

🐦️スチレンボードは軽量で扱いやすいので、ジオラマ製作には必需品です。いろいろな厚さがあるので状況に合った物を選択するようにして下さい。下記に市販されている物を載せておきます。参考にして下さい。

フィールドカーを乗せたらベースがキツキツになってしまうので、フィールドカーは斜面に配置する事にします。1㎝の発泡スチロール板を使用して写真3､4のように段差を製作します。

斜面が緩やかだとフィールドカーがキツい感じになってしまうので、もう少し斜面を急にして余裕がある広さにします。写真5のように発泡スチロール板をもう一枚重ねて斜面を急にします。

🐦️厚さのある発泡スチロール板は斜面を製作するときに重宝します。スチレンボードよりも厚みがあり扱いやすいので、地面の窪みや斜面の製作に向いています。下記に市販のスチロール板を載せておきます。参考にして下さい。

ジオラマに斜面を作ると単純に表面積が増加するのでスペースに余裕ができます。縦横の長さ10㎝のベースを例にして説明すると、平面にした場合、表面積は10㎝×10㎝で100平方cmとなりますが、45°の斜面にした場合、表面積は10㎝×14､1㎝で141平方cmとなり約1､4倍増加します。

斜面だと配置条件が限定されてしまいますが、見える地面の面積が多くなるので少し広く感じます。キツキツの状態でも斜面にすると少し余裕ができるので、配置方法で迷った時は参考にしてみて下さい。

車両を写真6､7のように配置して、向きや位置を決めていきます。最初は右向きで配置する予定でしたが、ステアリングを切った状態だと左向きに配置した方がしっくりくるので写真7の向きで製作していきます。

このままだと斜面が写真8のような垂直に近い状態なので、斜めに切断した発泡スチロール板を写真9のように接着して斜面状にします。こういった箇所を粘土や石膏で製作すると重量が増してしまうので、できるだけ発泡スチロール板やスチレンボードなどを使用して芯を作るようにして下さい。

長砲身のシャーマン戦車は砲塔を横に向けた状態が好きなので、シャーマン戦車の奥を崖にして細い道で側面の敵を警戒している状態にします。

通常の戦闘だと装甲の薄い側面を正面にして、砲を構える事はないのですが、向きを変えられない細道ならありえる光景なので写真10のようにスチロール板で崖を製作します。

車両を外した状態が写真11になります。

フィールドカーはそのままだと、若干傾斜に合わないような気がしたので、写真13のようにタイヤを一部切断して地面にめり込ませた状態にして斜面の角度に合わせる事にしました。

後方の崖には岩を配置したいので、岩をめり込ませる部分に写真14のように穴を空けておきます。

フィールドカーを配置する箇所もタイヤが接する部分を少し削っておきます。写真15のように位置を確認してから、邪魔になりそうな部分を写真16のように削っていきます。

これで斜面にタイヤがフィットするようになります。さらに、配置する際の目印にもなります。

今回はここで終了です。次回はベース製作の続きになります。

🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。