【初心者向け】フルハルモデルを筆塗りで仕上げる(フジミ 1/700 高雄 エッチングパーツ付き)~①準備編~

1/700の艦船模型はウォーターラインモデルという吃水線以下の部分が省略されているタイプの物が主流になっています。フルハルモデルとは艦底まで再現されたキットで、スクリューや舵なども再現されています。今回は1/700スケールのフルハルモデルを筆塗りで製作していきます。

1/700スケールの艦船模型は常に筆塗りで製作しているので、いつもとあまり変わらない製作記事になりますが、フルハルモデル製作のコツや付属のエッチングパーツの製作方法などを詳しく説明していきたいと思います。

🐔下記に過去の記事をいくつか載せておきます。こちらも参考にして下さい。

【初心者向け】日本海軍艦船用エッチングパーツの組み立てと塗装法(アオシマ 速吸)~①準備編~

【初心者向け】艦船模型用エッチングパーツの組み立てと塗装法(アオシマ 1/700 ワスプ)~①準備編~

【初心者向け】洋上ジオラマ製作法 マレー沖海戦(タミヤ1/700プリンス・オブ・ウェールズ)~①準備編~            

=🐣キットについて=

今回製作する重巡洋艦高雄は先日公開されたゴジラ映画に登場している艦船です。劇中では動いているシーンが多く、艦船全体をじっくり眺めるような場面はなかったので、どのような形状をしているか解らなかった人も多いと思います。もし、映画で少し興味を持った方はこの機会にキットを組み立てて全体像を把握してみるのも楽しいと思います。

今回はフジミ模型から発売されている写真1の1/700高雄を製作していきます。元はウォーターラインモデルでしたが、艦底パーツを追加してフルハルモデルとして発売されたものです。

写真1

たまに限定版として別売りのエッチングパーツを同封して発売されいて、今回はエッチングパーツ付きのキットを使用していきます。機銃はリニューアルされたパーツに変更されているので、別売りの機銃パーツを使用しなくても高い完成度になるキットです。

🐦️今回製作するキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

フジミのキットは同じ艦船でも、色々なバージョンがあるので、購入する際はよく確かめて下さい。下記に載せたキットは、ウォーターラインタイプでエッチングパーツは同封されていませんが、高角砲や電波探知器のパーツが新しくなったものです。

自分が製作したいタイプのキットをしっかりと選んでから購入するようにして下さい。

=🐣必要な工具=

ニッパー、プラスチック用接着剤、デザインナイフ、ピンセットなどの基本的な道具は必要になります。細かいパーツが多いので、ピンセットはしっかり保持できる物を用意して下さい。

エッチングパーツを使用するので、瞬間接着剤が必要になります。扱いに慣れていない人は、やや乾燥の遅いゼリー状の瞬間接着剤をお勧めします。

🐦️下記に載せた接着剤は日頃から愛用している物ででお勧めの商品です。コンビニでも売っているので、急に必要になっても気軽に買いに行けるのが長所です。

エッチングパーツの加工が必要になるので、プライヤーを用意しておく事をお勧めします。

🐦️下記に載せたプライヤーは先端が小さいので、艦船模型のエッチングパーツなどの細かいパーツの加工にはお勧めです。参考にして下さい。

エッチングパーツの切り出しで刃が欠けてしまう場合があるので、デザインナイフの替え刃はしっかりと用意しておくようにして下さい。

エッチングパーツを取り付ける際に、キット自体のモールドを削る必要があります。ナイフでも削れるのですが、平ノミがあると削る作業が楽になります。

🐦️下記に模型用の平ノミを載せておきます。参考にして下さい。

=🐣塗装について=

タミヤエナメル塗料を使用して筆塗りで塗装していきます。エナメル塗料を使用する理由は、個人的に筆塗りしやすいからです。これは、個人の感覚になるので、アクリル塗料の方が塗りやすいならアクリル塗料でも問題ないです。とくにエナメル塗料じゃないと無理という訳ではないので、使用しやすい塗料を選んで下さい。

今回はここで終了になります。次回から製作になります。

🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。

【初心者向け】フルハルモデルを筆塗りで仕上げる(フジミ 1/700 高雄 エッチングパーツ付き)

~①準備編~

~②艦底の加工編~

~③甲板の塗装編~

~④甲板の製作編~

~⑤中央部の構造物製作編その1~

~⑥中央部の構造物製作編その2~

~⑦航空機甲板の製作編~

~⑧機銃座の製作編その1~

~⑨機銃座の製作編その2~

~⑩機銃座の製作編その3~

~⑪艦橋の製作編~