【初心者向け】大型キット製作方法(タミヤ 1/32 零戦)~④胴体の組み立て編~

前回はコクピットの塗装を行いました。今回は胴体部分の組み立てになります。

🐔前回の記事を載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】大型キット製作方法(タミヤ 1/32 零戦)~③コクピットの塗装編~

=🐣胴体部分の接着=

胴体部分を写真1のように接着します。

写真1

胴体後方の上部はパネルラインに沿った形で、パーツを分割しているのでパテで合わせ目を消す必要がないです。この胴体上部のパーツがキッチリ胴体パーツにはまるので、接着剤を付けすぎると合わせ目が埋まってしまいパネルラインが消えてしまう場合があります。

パネルラインが消えるのを防ぐために、写真2の胴体上部パーツで赤い線をひいた部分を、ナイフなどの刃を立ててカンナがけのようにして、エッジ部分を軽く削っていきます。エッジ部分を削る事によって、合わせ目のパネルラインが深くなるので、接着剤で埋まり難くなります。

🐥浅い角度で削ってしまうと、パネルラインが太くなってしまうので注意して下さい。

写真2

軽く削ったら仮組みをして、小まめにパネルラインの深さや太さを確認します。パネルラインが太くなり過ぎないように注意して、写真3、4のように胴体上部パーツを接着します。

写真3
写真4

機体真下部分に合わせ目ができますが、ここはパネルラインではないので、合わせ目を消す必要があります。しかし、機体下部にもリベットのモールドが多く、パテを使用するとリベットのモールドが消えてしまいます。

あまり目立つ箇所ではないので、思いきって機体上部のパーツと同じように、機体下部の合わせ目部分のエッジを削り、写真5のようにやや強引にパネルラインにしてしまいました。

写真5

本来はパテ盛りで合わせ目を消すのですが、消えたリベットやスジ彫り部分をきれいに彫り直すのは大変な作業なので、強引にパネルラインにしてしまいました。大スケールだとモールドも細かくなるので、今回はなるべくモールドの彫り直しをしないようにして製作していきます。

=🐣胴体部分のパテ盛り作業=

なるべくパテ盛り作業は避ける予定ですが、写真6の機体前部と写真7のコクピット後部の合わせ目はパテで埋めます。なるべく薄く合わせ目部分付近だけにパテを盛ります。

写真6
写真7

パテが乾いたらヤスリで削ります。リベットのモールドを消したくないので、800番のヤスリで根気よく削っていきます。ヤスリがけの途中で、けがき針でリベット部分を刺しておくと、リベットのモールドが消え難くなるので、後で彫り直しが楽にできます。

ヤスリがけが終了したら、写真8、9のように消えかかったモールドを彫り直して終了です。

写真8
写真9

🐦スジ彫りに便利な道具を下記に載せておきます。参考にしてください。リベット彫りはコンパスの針やけがき針で作業できます。

モデリングスクライバー けがき鋸 (TP4 )

モデリングスクライバー けがき針 (TT1 )

=🐣コクピットの接着=

まずはコクピット部分を仮組みして、塗装の塗り残しがないか確認をします。特に問題がなければ、写真10のようにコクピットを接着します。

写真10

上から覗くと写真11のようになります。塗装や組み立ての参考にして下さい。

写真11

今回はここで終了です。次回は主翼の組み立てになります。

🐦今回製作しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

タミヤ 1/32 エアークラフトシリーズ No.17 日本海軍 三菱 零式艦上戦闘機 21型 プラモデル 60317

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