タコム 1/72 赤城艦橋を製作してみる 艦載機編 ~その6~ (タミヤ 1/72 零式艦上戦闘機二一型)

前回はデカール貼りについて説明しました。今回はスミ入れと仕上げ作業になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

タコム 1/72 赤城艦橋を製作してみる 艦載機編 ~その5~ (タミヤ 1/72 零式艦上戦闘機二一型)

=🐣スミ入れ=

タミヤスミ入れ用塗料のダークブラウンでスミ入れをします。スミ入れ用塗料を拭き取る時に、筆を前から後ろに動かすようにすれば、拭き残しが汚れの流れのように見えます。拭き取る際に筆や綿棒の動きを、汚れの流れと同じ方向にすれば軽く汚れたような感じに仕上がります。

主脚や主脚格納部などエナメル塗料で塗装した箇所は、タミヤスミ入れ用塗料を使用すると塗料が剥がれてしまうので注意して下さい。エナメル塗料を塗って、コーティングをしていない箇所はクレオスから発売されている水性ウェザリングペイントを使用してスミ入れをします。

🐦️水性ウェザリングペイントでスミ入れをする場合は、専用の薄め液を使用して下さい。水で多めに薄めると表面で弾きやすくなりますが、専用薄め液には界面活性剤が入っているので、多めに薄めても塗料の弾きを抑えて延びが良くなります。下記に載せておくので参考にして下さい。

GSI クレオス(GSI Creos) GSIクレオス 水性ウェザリングペイント 6色セット

GSIクレオス 水性ウェザリングペイント 専用うすめ液

スミ入れが終了した状態が写真1~5になります。

写真1
写真2
写真3
写真4
写真5

スミ入れや汚し塗装は、この後製作する赤城艦橋に合わせるようにして下さい。艦橋をしっかり汚すつもりなら、艦載機もそれなりに汚した方が良いと思いますが、逆にスミ入れ程度で済ます予定なら艦載機も軽めの汚しで良いと思います。

汚し具合をある程度揃えておかないと、完成後にチグハグになる危険があるので注意して下さい。

=🐣仕上げ作業=

航行灯の塗装をします。航行灯はクリアーパーツではないですが、少しでも透明感が出るように塗装をしてみます。

両翼の航行灯部分に、タミヤエナメル塗料X11クロームシルバーを塗装します。シルバーを塗装した状態が写真6、7になります。

写真6
写真7

シルバーが乾燥したら、タミヤアクリル塗料X25クリアーグリーンとX27クリアーレッドを重ね塗りをします。航行灯は右がグリーン、左がレッドになっているので間違えないように注意して下さい。

塗装が終了した状態が写真8、9になります。通常のパーツをクリアーパーツっぽく塗装したい場合は、先にシルバーを塗ってからクリアーカラーを塗るとクリアーパーツの様に見えます。クリアーの表現で悩んでいる方は、是非試してみて下さい。

写真8
写真9

写真10のようにパイロットを乗せて完成になります。プロペラは可動しませんが、物足りないと思った人はモーターなどを仕込んでみて下さい。

プロペラの軸を細く削ったり、ポリキャップの穴を広げてプロペラをゆるゆるの状態にすると、正面から扇風機などで風を当てる事でプロペラを回転させる事も可能です。風を当てる向きにちょっとコツが必要ですが、簡単な作業で回転させる事ができるので、ちょっと物足りないと思った方は参考にしてみて下さい。

写真10

🐦️今回使用したキットとパイロットフィギュアのセットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

タミヤ 1/72 ウォーバードコレクション No.80 日本海軍 三菱 零式艦上戦闘機 21型 プラモデル

ハセガワ 1/72 日本海軍 搭乗員セット プラモデル

写真11
写真12
写真13
写真14

座席部分を加工したおかげで、パイロットの位置が記録写真と同じ様な高さになっています。パイロットを乗せて発艦時にする場合は、座席の位置が高くなるように加工をして下さい。

これで艦載機の製作は終了です。次回から赤城艦橋の製作になります。

🐔艦載機製作の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。

タコム 1/72 赤城艦橋を製作してみる 艦載機編 (タミヤ 1/72 零式艦上戦闘機二一型)

~その1~

~その2~

~その3~

~その4~

~その5~