前回は基本塗装について説明をしました。今回は汚し塗装になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】ポリパテを使用したツィンメリットコーティング方法(タミヤ 1/35 タイガーⅠ型後期生産型)~⑫基本塗装編~
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ(TAMIYA) 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.146 ドイツ陸軍 重戦車 タイガーI 型 後期生産型
=🐣スミ入れ=
コーティング塗装が終了したら、タミヤスミ入れ塗料のダークブラウンを使用してスミ入れをします。
🐦️今回使用したスミ入れ用塗料を下記に載せておきます。参考にして下さい。
スミ入れ塗料 (ダークブラウン)
スミ入れが終了した状態が写真1~3になります。
写真1
スミ入れ用塗料を拭き取る際は、汚れの流れと同じになるように筆を動かせば、拭き残しが汚れの流れのように見えます。戦車なら上から下に、飛行機なら前から後ろに向かって筆を動かしてみて下さい。
写真2
コーティング面は凹部分に塗料が溜まってしまうので、普通の面よりも色が暗くなりやすいです。コーティング部分をスミ入れする際は、先に少しエナメル溶剤で塗料を薄めてからスミ入れをすると暗くなるのを防止できます。
写真3
=🐣雨垂れ表現=
スミ入れが終了したら雨垂れを表現していきます。廃棄車両なら多めに、稼働車両なら少なめに加えていきます。下方に流れるように雨垂れを表現するので、平面部分は無視して傾斜面や垂直面などを中心に加えていきます。
垂直面はほぼ全体にコーティングがあるので、傾斜面を中心にして雨垂れを加えていきます。雨垂れ用の塗料で流れを描いてから、エナメル溶剤を付けた筆で太さや長さを整えていきます。
🐔雨垂れ表現について詳しく説明した記事を下記に載せておきます。こちらも参考にして下さい。
IDF ナグマホン ドッグハウスⅡ ⑦~塗装編(汚し塗装・雨垂れ)~
雨垂れ表現が終了した状態が写真4~7になります。
写真4
今回はAKインタラクティブから発売されている雨垂れ用の塗料を使用しましたが、エナメル系の塗料ならどれを使用しても問題ないです。
AKインタラクティブの雨垂れ用塗料はピグメントのような粒子が混ざっているようで、タミヤスミ入れ用塗料に近い感じの塗料になります。タミヤスミ入れ用塗料なら色々な種類があるので、混ぜ合わせる事で自分好みの色の雨垂れを表現できると思います。粒子が混ざっている塗料は時間が経過すると溶剤できれいに拭き取り難くなるので、あまり時間を空けて作業をしないようにして下さい。
写真5
コーティング面を除いてしまうと、砲塔天井の前面やフェンダー部分、排気管カバーなど行う箇所が限定されてしまいますが、雨垂れ表現を加えると重量感が増すと思うので是非やってみて下さい。
写真6
雨垂れ表現をやり過ぎると廃棄車両のようになってしまうので注意して下さい。稼働車両にする場合は、1面に加える雨垂れの上限を決めてから作業をすればやり過ぎを防止できます。
写真7
雨垂れ表現は失敗してもエナメル溶剤で全て拭き取ればやり直しが可能です。思いどおりの表現ができなかったら、素早く溶剤で拭き取って自分の気に入った感じになるまで挑戦してみて下さい。
今回はこれで終了です。次回は汚し塗装の続きになります。