前回はフィギュアの配置とポーズ決めについて説明をしました。今回はフィギュアのパテ盛り作業になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】簡単!車両に合わせた歩兵フィギュア改造方法(ドラゴン 1/35 キングタイガー)~⑧フィギュアの配置とポーズ決め編その5~
=🐣パテ盛り作業のコツ=
今回のように複数体のフィギュア改造をする際はパテの残量に注意して下さい。パテの扱いに慣れてくると加工するフィギュアの数や内容を考えれば、パテの使用量がおおまかに判断できますが、慣れていない人はパテをどの程度使用するのか全く見当がつかないと思います。
そのため、パテの残量に余裕があっても先の事を考えて節約してしまい、思うような作業ができなくなる場合があります。
エポキシパテはラッカーパテやポリパテのような揮発成分は含まれていないので、劣悪な環境で保管しない限り、開封して1~2年が経過しても普通に使用可能です。 開封してもすぐにダメになる物ではないので、常に残量に余裕を持ちながら作業してみて下さい。常に未開封のパテが一箱ある状態にしておくと、心に余裕を持って作業ができます。
また、エポキシパテは多くのメーカーから、様々なタイプの物が発売されています。自分に合ったパテを探し当てれば作業がスムーズに進むと思うので、これというパテが決まっていない人は是非使いやすい物を探してみて下さい。
🐦️自分に合ったパテを探すことも大事です。下記に模型用のエポキシパテをいくつか載せておくので参考にして下さい。
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.51 エポキシ造形パテ(速硬化タイプ) 25g
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.52 エポキシ造形パテ(高密度タイプ) 25g
GSI クレオス(GSI Creos) Mr.造形用エポキシパテ エポパ PRO-H 高密度・高接着タイプ
ウェーブ マテリアルシリーズ ウェーブ・エポキシパテ 軽量グレータイプ
=🐣パテ盛り作業 その1=
まずはエンジンデッキ中央に座っている写真1のフィギュアから説明していきます。
パーツの隙間と気になる箇所にパテ盛り作業を行います。ヘルメットバンドのモールドに弱い部分があるのと、右肘と右足の隙間が気になるのでその部分をパテで加工します。左腕と銃の隙間も気になるのでパテで埋めていきます。
写真1
右肘や左腕の隙間部分にパテを詰めて隙間を埋めます。ヘルメットバンドはモールドが弱い部分にパテを盛りつけて爪楊枝で形を整えました。
ポーズ変更をしていないので大きな隙間はないですが、パーツ間の隙間はしっかり埋めておきます。シワは周囲のモールドに合わせて爪楊枝やヘラで形を作っていきます。
気になる部分のパテ盛りを終えた状態が写真2、3になります。黄色い部分がパテ盛りした箇所です。
写真2
パテの硬化前にラッカー溶剤を付けた筆で表面を撫でると、表面が滑らかになります。ヤスリがけが難しそうな箇所はラッカー溶剤で表面処理を行って下さい。
写真3
車体と密着させるために、接地面にパテを盛って車体に押し付けます。車体とパテがくっつかないように表面に水を塗ってから作業を行います。パテが硬化する前にフィギュアを剥がして硬化を待ちます。この部分は形が崩れないようにするため、ラッカー溶剤は使用せずに硬化後にヤスリがけで表面処理をします。
接地面の処理が終わった状態が写真4になります。
写真4
基本的なパテ盛りが終了したら仕上げ作業になります。写真5のように銃にスリングを付けます。スリングは細切りした紙に、ラッカーパテをラッカー溶剤で溶かした溶きパテを塗っています。パテが乾燥したら、ゆっくりクセを付けて木工用ボンドで銃に接着しています。
スリングはバックルを再現しなくても十分に雰囲気は出ます。バックルを再現しなければ、紙を切って貼るだけの作業になるのでそれほど難しい作業ではないです。それだけでもかなり効果は高いので、興味のある方は挑戦してみて下さい。
写真5
装備品を接着します。雑嚢の取り付けバンドが再現されていないので、写真6のようにパテで表現しています。装備品と胴体の隙間が不自然に空いている所なども、パテ盛りで修正していきます。
写真6
パテが乾燥したら、写真7、8のように車体の乗せて違和感がないか確認をします。車体とフィギュアの接地面が車体にしっかり体重をかけているように見えれば問題ないです。
写真7
写真8
ヘルメットは頭部の塗装後に接着します。
🐦️下記に載せた書籍は実物の軍装や装備品を使った資料集です。年代別に分けて、第二次世界大戦中の様々なドイツの軍装を再現しており、服装だけでなく装備品の資料にもなります。銃を持った状態の写真も多数あるので、スリングの取り付け位置の参考にもなります。1冊あれば便利な書籍なので、フィギュア製作に興味のある方は参考にして下さい。
第2次大戦ドイツ軍装ガイド
=🐣パテ盛り作業 その2=
機関銃を盛った写真9の兵士にパテを盛ります。
ポーズ変更によって発生した隙間と、機銃架を乗せた服のシワ部分をパテ盛りで加工します。 左腕と左足の微妙な隙間も気になるので、ここもパテを盛って修正します。
写真9
左足下部が写真10のように平坦なので、パテを盛って服が下に垂れた状態を表現します。
写真10
気になる箇所や隙間にパテ盛りをした状態が写真11になります。
写真11
右足部分にパテを盛った状態が写真12になります。一見難しそうですが、ふくらはぎ部分にパテを盛って既存のモールドと繋げるようにシワを加えただけです。シワの表現はついつい難しく考えてしまいますが、周囲のシワに合わせるだけでもそれっぽく見えるようになります。
写真12
🐦️今回使用しているパテを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.51 エポキシ造形パテ(速硬化タイプ) 25g
基本作業が終了したら仕上げ作業になります。写真13のように紙で作ったスリングを機関銃に取り付け、銃弾ベルトを取り付けます。銃弾ベルトはゆっくりとクセを付けながら、下に垂れて見えるように曲げ加工をして下さい。
写真13
装備品を接着したら、装備品の隙間や雑嚢の取り付けベルトなどを写真14のようにパテで修正します。
写真14
右足下部は写真15のようになっています。
写真15
パテ盛りが終了したら、写真15、16のように仮配置して他のフィギュアと干渉する部分がないか確認をします。
写真16
写真17
今回はここで終了です。次回はパテ盛り作業の続きになります。