前回で製作は終了したので、今回は簡単なまとめになります。
=🐣キットについて=
パーツ数が少なく、組み立ての難易度も低いので初心者でも簡単に製作できるキットだと思います。
記事中でも説明しましたが、接着剤なしでも組み立てられるようになっているので、やや取り付けガイドがキツめになっています。そのため、力の入れる具合を間違えると、パーツ間に隙間が発生しやすくなります。仮組み時のパーツ脱着にも影響するので、取り付けガイドを切り取って接着剤を使用した方がきれいに仕上がると思います。
水面パーツは含まれていますが、それ以外の情景に関するパーツや素材は付属されていません。物足りないと思う人もいるでしょうが、逆に好きな情景パーツを使用できるという利点もあります。ややオーバースケールになりますが、Nゲージの情景パーツがそのまま使用できるので、地面製作の幅はかなり拡がります。
このスケールだと石垣と天守だけのキットが多く、地面まで再現されているキットは少ないです。天守閣のない上田城ならではの地面構成になっているので、城郭好きな方にも楽しめると思います。
地面部分の面積もそれほど広くはないため、場所を埋めるのにそれほど悩む必要がなく色々な素材を試す事ができるます。Nゲージのジオラマを製作してみたいと思っている人は、練習のつもりで製作してみるのも良いと思います。
🐦️今回製作したキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
ピーエムオフィスエー 1/200 CASTLE Collection 02 信州 上田城 (真田兜ペーパークラフト付)
=🐣情景について=
現在の上田城を製作するなら別ですが、江戸時代の上田城を製作する場合は、自由に樹木や芝生を植えても良いと思います。自分なりに想像しながら情景を製作してみて下さい。
今回は、戦になっても対応できるようにと想定して製作したのでやや地味になりましたが、庭園風のコンセプトで製作すれば、空堀を草木で満たしたり、垣根や生け垣で柵を作る事も可能になります。
情景用素材は量が多いので、それなりに余りが出てしまう事が難点ですが、次回作にも使用できるので無駄にはならないと思います。無理に全てを使用しようとせずに、余裕を持った配置で製作するようにして下さい。
地面の製作はタミヤテクスチャーペイントを使用すれば、簡単にリアルな地面が製作可能です。既存の色に惑わされずに、テクスチャーだけを見るようにすれば様々な箇所に応用できるので、興味のある方は一通り揃えて色々試してみて下さい。
=🐣まとめ=
スケールによっては、そのままNゲージやHOゲージのストラクチャーがそのまま使用できるキットもあります。
そういったキットを使用すれば、簡単に木や花が繁っている情景を製作する事が可能です。地面や芝生は自分で製作する必要がありますが、製作方法を一度習得してしまえば難しい事ではないです。
自由に樹木を選んだり草木を植える配置を考えるのはかなり楽しいです。一度模型店に足を運んで、陳列されているストラクチャーを見れば、さらに想像が膨らんでいくと思います。
今回の記事はこれで終了になります。庭園的な配置を考えるのは建物模型ならではの楽しみなので、興味のある方は是非挑戦してみて下さい。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。
【初心者向け】上田城を自由に製作してみる(PLUM 1/200 上田城)
~①準備編~
~②地面の製作編その1~
~③地面の製作編その2~
~④地面の製作編その3~
~⑤建物の製作編~
~⑥下地塗装編~
~⑦石垣の塗装編その1~
~⑧石垣の塗装編その2~
~⑨草木の製作編その1~
~⑩草木の製作編その2~
~⑪建物の塗装編~
~⑫建物の組み立てと仕上げ編~