前回は瓦礫の製作について説明をしました。今回はフィギュアの製作になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】コンテストに出しみよう!(市街地ジオラマ製作方法)~⑩瓦礫の製作編~
=🐣フィギュアの製作=
フィギュアをベースに配置した状態が写真1、2になります。ここからフィギュアを取り外して塗装を行うのですが、視線を合わせるために配置場所を確認しながら目の塗装だけ行っておきます。
写真 1
1/35サイズだと視線はあまり解らないですが、それでも正面を向いた感じで全てのフィギュアの瞳を塗ってしまうと、場に合わない視線を感じてしまうフィギュアが発生しやすくなります。フィギュアが密集している場合は、瞳を周囲のフィギュアに合わせて塗ればより臨場感が増します。細かい視線は考える必要ないですが、正面を見ているのか流し目なのか程度は意識して瞳を塗ってみて下さい。
写真2
今回製作したフィギュアを簡単に説明していきます。
🐔フィギュアのポーズ変更について詳しく説明した記事を下記に載せておきます。ポーズ変更やパテ盛りについてはこちらを参考にして下さい。
【初心者向け】簡単!1/35フィギュアの改造と塗装法~①準備編~
【初心者向け】簡単!車両に合わせた歩兵フィギュア改造方法(ドラゴン 1/35 キングタイガー)~①準備編~
写真3、4はパンツァーシュレックを構える兵士です。ドラゴン製のフィギュアで。大きなポーズ変更はしてないですが、パンツァーシュレックに合わせて左右の肩部分の角度を調節しています。銃などを構えるフィギュアは、キットそのままだと不自然なポーズになりやすいです。肩や肘の角度を変えて調節して手持ちの銃に合わて自然な感じにしてみて下さい。
写真3
モールドが弱い部分や隙間はパテ盛りで修正しています。このフィギュアはそのまま配置すると胴体部分が地面から少し浮いてしまうので、パテを盛って胴体と地面に隙間が発生しないようにしています。
パンツァーシュレックの防盾は塗装の邪魔になるので、一旦外して塗装後に接着する事にします。
写真4
写真5、6は砲弾を準備する兵士です。これは写真3のフィギュアのペアとして同じセットに含まれているキットになります。大きなポーズ変更はしていないですが、肘や手がしっかり接地するように地面に合わせて肩の位置や向きを調節しています。
写真5
下が土だと地面の起伏で接地面の調節をする事も可能です。フィギュアを配置する地面の状況に合わせて、接地面の調節をしてみて下さい。
写真6
写真7、8は階段に配置するフィギュアで、H39のフェンダーに肘を乗せている状態にしています。上半身は車両に合わせて腕の角度を変更させて、下半身は石段に合わせて膝の角度を変えています。
車両と石段に合わせてポーズ変更をしたので、ちょっと作業は大変でしたが、1体でも車両や地面の起伏に合わせてポーズ変更したフィギュアがあると、完成後の自己満足度はかなり高くなります。作業に少し余裕があるなら、ちょっと頑張って地面や車両に合わせたフィギュアを混ぜてみて下さい。
写真7
写真8
写真9、10も階段に配置するフィギュアになります。これも石段に合わせて右膝の角度を調節しています。
写真9
写真10
写真11、12は砲弾跡を塹壕として使用している兵士になります。このフィギュアはミニアート製で、ちょっと他のフィギュアと比べると小ぶりなのですが、配置場所が離れているため大きさの違いは気にならなかったので、キットそのままの状態で使用しています。
写真11
写真12
写真13、14はボルグヴァルドの脇で銃を構える兵士です。これはドラゴン製のフィギュアをポーズ変更なしてそのまま使用しています。
ヘルメットバンドのモールドが甘かったので、パテで強調させています。ヘルメットバンドは金型の関係で、一部のモールドが甘くなっている事が多いです。そのままだと塗装の際に困ってしまうので、パテでモールドを強調するかモールド自体を削るなどして対応する事をお勧めします。
今回は緊迫した状況を再現したジオラマなのでバンドをパテで製作しましたが、休憩中などリラックスした状況ならバンドのモールドを削り取った方が情景に合うと思います。ヘルメットバンドは製作する状況に合わせて手を加えてみて下さい。
写真13
写真14
写真15、16はパンツァーシュレックの砲弾を準備する兵士です。これもドラゴン製のキットから流用したフィギュアで、本来はパンツァーファウストを持っている状態だったのですが、砲弾との互換性がバッチリだったのでそのまま砲弾を持たせる事にしました。
写真15
このフィギュアは写真5のフィギュアと会話しているような感じにしたかったので、首をやや上向きにして角度を調節しています。他のフィギュアと絡ませる場合は、首の向きや角度を絡ませるフィギュアに合わせれば臨場感が増していきます。周囲のフィギュアとうまくかみ合わない時は、首の向きや角度に注目してみて下さい。
写真16
写真17~20は戦闘に備えて小休止する兵士です。これはミニアート製のフィギュアで、コートの上から迷彩ポンチョを被っていてかなり複雑な形状になっています。
このフィギュアもやや小ぶりなのですが、服にボリュームがあるので胴体の大きさはそれほど気にならないです。頭部の大きさのみ気になったので、レジン製の頭部に変更しています。
写真17
このフィギュアはパーツ構成も複雑で、大きな隙間が発生しややすいです。パテでしっかり隙間を埋めるようにして下さい。
写真18
このフィギュアはコートの形状が複雑で、地面に配置する場合は地面の起伏で調節できますが、車両に乗せるのはちょっと苦労すると思います。車両に乗せる場合は、荷物や配置場所を工夫して搭載させてみて下さい。
写真19
写真20
写真21~24は国民突撃隊の兵士になります。国民突撃隊の腕章がモールドされていないので、箱絵を参考にしてパテで製作しています。ポーズが若干ぎこちないのですが国民突撃隊は急遽かり出された市民兵なので、そう考えると多少のぎこちなさがあった方が適していると思います。
写真21
写真22
指はパテで作り直して銃をしっかり保持した状態にしています。人差し指から小指を製作するのは面倒ですが親指だけなら意外と簡単です。親指だけでも銃に合わせて製作すれば、銃との一体感はかなり増すので、ちょっと銃が浮いてしまっているように感じる場合は、親指だけ銃に合わせて製作してみて下さい。
写真23
写真24
写真25、26はパンツァーシュレックの砲弾を運ぶ降下猟兵です。これもドラゴン製のキットで、ポーズ変更はせずに使用しています。付属の砲弾箱がやや小さめだったので、今回使用したボルグヴァルドに付属したいた砲弾箱を使用しています。
写真25
降下猟兵のヘルメットバンドは、パラシュート降下中に外れないように通常とは異なった形状になっているので、パテで製作する場合は注意して下さい。
写真26
以上が今回使用するフィギュアになります。
🐔フィギュア製作は説明書だけでは解りにくい箇所もあります。下記に載せた書籍はイラストですが、軍服や装備品が詳しく記載されています。第二次世界大戦に参加した各国の軍装を扱っているので、この一冊で第二次世界大戦中のフィギュア製作に役立てる事ができます。白黒なので塗装作業にはあまり役に立たないですが、モールドの強調や装備品の取り付け位置などには重宝します。興味のある方は参考にして下さい。
図解 第二次大戦各国軍装
今回はここで終了です。次回は地面と車両の塗装になります。