前回はフィギュアの製作について説明をしました。今回は地面と車両の塗装になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】コンテストに出しみよう!(市街地ジオラマ製作方法)~⑪フィギュアの製作編~
=🐣地面の塗装について=
地面の製作を終えた状態が写真1になります。ここから、できるだけ簡単な作業で、瓦礫個々の色変化が見られる仕上がりになるように塗装をしてみます。地面の塗装で悩んでしまう人はちょっと参考にしてみて下さい。
写真1
=🐣下地塗装=
まずはタミヤアクリル塗料XF1フラットブラックを、写真2のように地面全体に吹き付けます。黒を下地塗装として吹き付けておけば、塗り残しや吹き付けの弱い箇所も影のように見えて目立たなくなるし、立体感を強調させる事ができます。奥まった箇所や、瓦礫の隙間などにもしっかり黒を吹き付るようにして下さい。
写真2
車両にも写真3のようにフラットブラックを吹き付けます。砲塔は外した状態で吹き付け作業を行います。
写真3
今回使用する車両はどちらも廃棄された状態にします。そのため、車両もストラクチャーの一部と考え、できるだけ地面と一緒に塗装を進めていく事にします。
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.389 フランス軽戦車 H39
ダス・ヴェルク 1/35 ドイツ軍 ボルクヴァルト4 対戦車車両 ヴァンツェ
黒塗装を終えたら写真4、5のように所定の位置に車両を配置します。砲塔はしっかりと予定された向きになるようにセットします。
写真4
写真5
車体をセットしたら、タミヤアクリル塗料XF2フラットホワイトを光が当たる部分や強調したい箇所に吹き付けます。黒色の上から地面色を吹き付けると、暗く見えてしまうので明るい感じにしたい箇所などは、ちょっと強めに白を吹き付けて下さい。
白塗装を終えた状態が写真6、7になります。
写真6
石垣や瓦礫の表面などは適度にムラを出して軽く色の変化を付けておけば、基本塗装を一色吹き付けるだけで色の変化を出せるようになります。単調になりやすい箇所は白の吹き付けでちょっとした色の変化を付けてみて下さい。
写真7
下地塗装を終えて車両を外した状態が写真8、9になります。車両の影になる箇所が真っ黒だったので、基本塗装の色が出やすいようにほんの少しだけ白を吹き付けています。
写真8
写真9
車両には塗装剥がれの表現を加えておきます。スポンジを使用してXF1フラットブラックで、塗装が剥がれやすいエッジ部分を中心に塗装剥がれ表現を加えておきます。
写真10
H39は訓練用として長い間使用されていたという設定なので塗装剥がれは多めに加えています。ボルクヴァルトはベルリン戦から投入された車両なので、塗装剥がれは少なめにしています。
どちらも戦場に駆り出されてから、あっという間に擱座したという設定なのでダメージ表現は控えています。
写真11
=🐣石部分の基本塗装=
基本塗装もタミヤアクリル塗料を使用します。
石部分の塗装から始めていきます。石部分の上に土色の塗料が付着しても砂ぼこりのように見えるので自然な感じになりますが、土の部分に石色の塗料が付着するとちょっと不自然です。塗料がはみ出しても自然に見える順番で塗装を行えば、マスキングをする必要はなくなるので、塗装前に自然に見えるような塗装の順番を考えてみて下さい。
まずは道路の石畳部分を塗装します。この後にスミ入れをするので、地面の色は一段階暗くなります。暗くなってしまう事を考慮して、少し明るめのグレーで石畳を塗装します。下地塗装で加えた明暗を消さないよう、通常よりも薄めにした塗料を吹き付けます。
道路に撒いた瓦礫はとくに意識する必要はないので、普通に地面色を吹き付けて問題ないです。軽く下地塗装の黒を残すようにすれば、立体感のある仕上がりになります。
石畳の塗装を終えた状態が写真12になります。
写真12
次に石段と石垣の塗装をします。石段と石垣の色はやや白味のあるグレーにしてみました。これも下地塗装の明暗を消さないように少し薄めにした塗料を吹き付けています。瓦礫は同じように地面色でそのまま塗装します。
石段と石垣の塗装を終えた状態が写真13になります。多少石畳部分に塗料がはみ出してしまいますが、スミ入れや汚し塗装すすれば目立たなくなるので、あまり気にする必要はないです。
写真13
=🐣土部分の塗装=
土部分の塗装をします。土部分にもスミ入れを行うので、ちょっと明るめの土色で塗装する事にしました。
ここも下地塗装の明暗が残るように、薄めにした塗料を吹き付けます。ここも下地塗装の明暗が残るように塗装をすれば、立体感が増します。濃いめの塗料を使用してしまうと、色合いが薄くても下地塗装が消えてしまうので、溶剤でうまく濃さを調節して下さい。
土部分の基本塗装を終えた状態が写真14、15になります。瓦礫の塗り分けは気にしないで、普通に地面色を吹き付けています。
写真14
塗料がはみ出した箇所は砂ぼこりに見えるので気にする必要はないです。むしろ、はみ出した方が自然に見える感じがしたので、最後に石部分にもちょっとだけ土色を吹き付けて埃っぽくしてみました。
写真15
下地塗装で明暗を付けたので、基本塗装だけでも立体感のある仕上がりになりました。下地塗装で色の変化を付ければ、基本色を吹き付けるだけで色の変化を出す事が可能になります。色をこまめに調合して変化を出すよりも簡単なので、地面塗装で悩んでいる人はちょっと参考にしてみて下さい。
今回はここで終了です。次回は車両の塗装と瓦礫の塗り分けになります。