前回は地面の基礎を製作しました。今回は地面の製作になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】簡単!草地ジオラマの製作方法(モンモデル 1/35 ベルゲパンサー)~⑤地面の製作編その1~
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
1/35 ドイツ軍 戦車回収車 Sd.Kfz.179 ベルゲパンター A型
=🐣キャタピラ回りの土盛り作業=
ベース全体の配置を写真1のように決めたので、ここから土を盛っていきます。
写真1
キャタピラ接地面と轍部分の土盛りから始めていきます。まずはスチレンボードの角を写真2のようにナイフやカッターで削って、滑らかな感じで車体が沈むようにします。ここの角度が垂直だと車両が上から落としたようにストンと沈んだ感じになってしまうので、土の盛り付けに余裕がでるように角度を滑らかにしておきます。
写真2
キャタピラの接地面と轍部分にタミヤテクスチャーペイントのダークアースを盛り付けます。今回は車両が位置決めの中心になるので、最初に車両部分の地面を製作しますが、位置決めの中心となる物が別の場合はその部分から製作をして下さい。
テクスチャーペイントを盛り付けた状態が写真3になります。薄く塗るだけでは土の質感は表現できないので、2~3mm程度の厚さになるように盛り付けて下さい。
写真3
🐔テクスチャーペイントの質感について詳しく説明した記事を下記に載せておきます。盛り付け作業の前にちょっと読んでみて下さい。
【初心者向け】簡単!タミヤテクスチャーペイントを使った泥汚れの製作方法(タミヤ 1/35 M10駆逐戦車)~②テクスチャーペイントの特色と使用方法編~
テクスチャーペイントの水分が抜けて表面が乾き始めたら、車両をめり込ませたい深さに合わせて、写真4のように車両を上から押し付けます。
テクスチャーペイントは盛り付ける厚さや気温によって硬化する時間が異なるので、こまめにチェックして丁度よい固さになったら車両を押し付けるようにして下さい。あくまでも目安ですが、1mmなら15分程度、2~3mm盛り付けると45分~1時間程度の時間になります。
写真4
乾き始めた表面を押した際に水っぽい感触ならば、表面が乾いていても内側がドロドロの状態です。表面を押した際にちょっと重い感触になった時がベストのタイミングです。ちょっと難しいですが何度かやればコツが解ってきます。
車体後部の轍にキャタピラで荒れた表現を加えます。他キットのゴム製キャタピラなどで跡を付けてもよいのですが、この程度の泥濘だとキャタピラの形がしっかり残るような跡にはならないと思うので、ヘラを使用して写真5のように土が掘り返された表現を加えています。
写真5
写真6、7のように車両の位置に合わせて、轍部分にフィギュアを配置します。この部分の土は掘り返されて柔らかくなっていると考えられるので、地面に足をちょっとめり込ませた状態で配置しています。
写真6
座った状態や寝ている状態のフィギュアなら問題ないですが、直立しているフィギュアは不安定なので、真鍮線を取り付けガイドにした方が安定した状態で固定できます。塗装の際には持ち手にもなるので、不安定なフィギュアは足裏などの接地面に真鍮線を差し込んでから配置作業を行って下さい。
写真7
写真8のように車両とフィギュアを配置させたら少し放置します。テクスチャーペイントには接着力があるので、完全硬化してしまうと車両とベースが固着してしまい、取り外す際に車両が破損してしまう場合があります。フィギュアや車両の跡がある程度固まった時点で車両を外すようにします。
写真9
轍部分からはみ出したテクスチャーペイントは、この後の盛り付け作業の邪魔になる可能性があるので軽く拭き取っておきます。写真10のようにキャタピラと地面にちょっとした隙間が発生しますが、ここは最後の作業で埋めるので気にする必要はないです。
車両を再び配置する際に、どの位置で配置したか解らなくなる場合もあるので、軽く目印を付けておくと再び配置する際に混乱する事がなくなります。転輪の中心部や車体の先端部分に合わせて真鍮線などを差しておけば目印になります。真鍮線の穴は最後にテクスチャーペイントや草で埋めてしまえば問題ないです。
写真10
キャタピラやフィギュアの接地跡がある程度硬化したら車両やフィギュアを外します。接地跡の形が崩れないように取り外す際は必ず真上に持ち上げるようにして下さい。
この際にキャタピラやフィギュアの足底にテクスチャーペイントが付着しますが、硬化すればこれも取り付けガイドになります。裏側に付着したテクスチャーペイントの形を崩さないように放置させて下さい。
車両とフィギュアを取り外した状態が写真11になります。乾きがいまいちで跡が上手く付かなかった場合は、表面を慣らしてしばらく乾燥させてからもう一度作業をやり直して下さい。
写真11
地面の製作は実際の作業時間が少ないですが、表面の乾燥待ちなどを待つ時間が必要になります。乾燥待ちの間はとくにやる事はないので、他の作業やゲームなどで時間を潰して構わないですが、没頭してしまうとすっかり忘れて完全硬化してしまったという事になってしまうので注意して下さい。10~20分置きにアラームなどをセットしておく事をお勧めします。
=🐣車体下部の地面製作=
テクスチャーペイントが完全硬化したら、他の地面を製作します。一気に製作するのはちょっと大変なので、分割して製作する事にします。フィギュアの位置や面積と考慮しながら、分割する位置を決めて下さい。
タミヤテクスチャーペイントは、石膏のように水で練る必要が無くボトルから取り出せばすぐに使用できます。そのため、時間を空けて作業を再開しても、先に作業をした時と同じ状態で作業を進めることができます。気軽に分割したり途中で作業を中断できるのは、ジオラマ製作に慣れていない人にとってかなりの利点になると思うので、地面の素材に迷っている人はちょっと参考にしてみて下さい。
今回は写真12のように分割して作業を進めていきます。
写真12
まずは車体下部の地面から始めていきます。車体下部はほぼ見えない箇所なので、こういった場所から始めてテクスチャーペイントの扱いに慣れてみて下さい。
まずは写真13のようにテクスチャーペイントを2~3mm程度の厚さになるように盛り付けます。
写真13
表面が乾いてきたら毛先の固い筆やブラシで表面を軽く叩いて、テクスチャーペイントの表面を荒らしていきます。草で覆ってしまうので基本的にこの作業は必要ないですが、表面を荒らした方が盛り上がった草を表現できそうな気もするので行っています。
土の質感を表現する練習にもなるので、時間に余裕のある人はちょっとやってみて下さい。
写真14
轍と通常地面の境目は最後の作業で掘り返した土を加えるので、とくに気にする必要はないです。この時点では普通に盛り付けて軽く表面を荒らすだけで大丈夫です。
表面を荒らしたらテクスチャーペイントが硬化するまで放置します。硬化した状態が写真15になります。
写真15
🐦️今回使用しているテクスチャーペイントを下記に載せておきくので参考にして下さい。制作中に残量が気になってしまう人は余裕のある大瓶タイプをお勧めします。蓋さえしっかり閉めておけば長期保存も可能なので使いきる必要はないです。大きさにもよりますが大瓶一つで5、6個のジオラマ製作が可能です。
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.109 情景テスクチャーペイント (土 ダークアース)
タミヤ(TAMIYA) メイクアップ材シリーズ No.121 情景テクスチャーペイント (土 ダークアース) 250ml
ジオラマ製作はまとまった時間が必要なので取り掛かり難いと考えてる人も多いと思います。各行程でかかる時間を把握しておけば、ある程度短い時間でも作業ができるようになります。
ジオラマだけでなくキットの製作でも、行程ごとに必要な時間を適当でも把握しておけば、わざわざ時間を取るのではなく空き時間で作業をする事ができるようになるので、行程ごとにかかった時間をちょっと確認しながら作業を進めてみて下さい。
今回はここで終了です。次回は地面製作の続きになります。