前回は地面の製作について説明をしました。今回は瓦礫の製作になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】コンテストに出しみよう!(市街地ジオラマ製作方法)~⑨地面の製作編その3~
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.389 フランス軽戦車 H39
ダス・ヴェルク 1/35 ドイツ軍 ボルクヴァルト4 対戦車車両 ヴァンツェ
=🐣瓦礫の製作=
写真1は地面の製作を終えた状態です。瓦礫を地面に軽く埋め込ながら、地面を製作したので表面全体に瓦礫が撒かれた状態になっています。

フィギュアや車両を外した状態が写真2になります。全体的に瓦礫が撒かれてた状態ですが、上から埋め込んだだけなので、瓦礫の重なりやボリューム感が不足した感じになっています。ここから瓦礫を重ね撒きして、重なりやボリューム感を出していきます。

上から撒く瓦礫は鉄道模型用の石を使用します。大きさの異なるタイプの石を数種類用意して、写真3のようなゼリーなどの空きカップに投入します。分量は好みに合わせて調節して問題ないですが、小さめの石を多めに入れた方がより瓦礫っぽく見えると思います。

小さい石は底に沈みやすいので、使用する際は写真4のように良く混ぜてから使用します。撒く道具はゼリーなどを買った際に付属するプラスチック製のスプーンを使用します。スプーンは小さめの方が撒き具合をコントロールしやすいので、できるだけ小さめの物を用意して下さい。

小さい石は沈みやすいので、混ぜすにかき分けるようにして上の石をどかせば細かい石の層にあたります。混ぜないで左右に振動を加えれば、同じ大きさの石が同じ場所に集まりやすくなるので、必要な大きさの石を取り出しやすくなります。偏った大きさの石を使用したい場合は参考にしてみて下さい。
🐦️下記に鉄道模型用の石を載せておくので、参考にして下さい。いろいろな形状や大きさがあるので、可能なら店舗に出向いて実際の大きさや形状を確認してから購入して下さい。下地塗装の際に黒を全体に吹き付けるため石の色は何でも良いですが、撒き具合が見た目で解りやすいので明るめ色をお勧めします。
Rストーン 【川石(河原の石)】 容量(66ml袋入り)14種類 (521(川石 丸 小小 グレー))
Rストーン 【川石(河原の石)】 容量(66ml袋入り)14種類 (43(川石 中 グレー))
Rストーン 【川石(河原の石)】 容量(66ml袋入り)14種類 (45(川石 大 グレー))
=🐣瓦礫のばら撒き作業=
瓦礫を使用するジオラマで悩んでしまうのは、瓦礫の固着と塗装だと思います。この二つの問題がクリアできれば大量の瓦礫でも躊躇なく製作できるようになると思います。塗装に関しては塗装の記事で説明するので、今回はばら撒きと固着の方法を説明していきます。
まず最初に固着用のボンドを製作します。地面製作の時と同じように、水で薄めた固着用ボンドに中性洗剤などを入れて凹凸に浸透しやすくなるようします。
🐔下記に固着用ボンドについて説明した記事を載せておくので、こちらを参考にして下さい。
【初心者向け】コンテストに出しみよう!(市街地ジオラマ製作方法)~⑦地面の製作編その1~
フィギュアを固定する真鍮線の穴が地面にある場合は、そこに真鍮線などを差して穴の位置が解るようにしておきます。そうすれば、穴が瓦礫に埋もれてしまっても位置が解るようになります。
🐦️下記に今回使用した固着剤を載せておきます。界面活性剤が入っているので、水で薄めても中性洗剤を入れる必要はないです。また、乾燥してもつや消しになるので、塗装後の固着作業にも便利な固着剤です。ジオラマ製作に適した固着剤なので、興味のある方は参考にして下さい。
模型用 スーパーフィックス(固着剤)100ml(ボトル容器入り) SP-100 モーリン
=🐣ばら撒き作業=
写真4の瓦礫カップからスプーンで瓦礫をすくって、瓦礫を配置したい箇所に、写真5のようにばら撒きます。余計な箇所に瓦礫が落ちてしまったり、大きさの合わないものがあったら、ピンセットなどで位置をズラしたり除去するようにして下さい。

所定の位置に撒いたら、写真6のように上から固着用ボンドをスポイトで垂らします。撒いた瓦礫全体にボンドが浸透しているようなら問題ないです。ボンドを垂らし過ぎても乾燥すれば、厚さなどは感じられないので、垂らし加減は気にしないで撒いた瓦礫全体にボンドが浸透する事だけを考えて作業をして下さい。

木片やブロックの上に細かい瓦礫が重なるとより瓦礫っぽく見えます。物足りなと感じた時は、下に大きめの木片やブロックなどを置いてから瓦礫を撒いてみて下さい。
🐦️下記に木片やブロックとして使用できそうなものを載せておきます。参考にして下さい。
takeda タケダ 模型 ジオラマ ひのき棒 30cm (桧棒 桧角材 棒 スティック ひのき ) (1×3 12本入)
レンガブロック 赤レンガ 1:35 100個入 ミニチュア レンガ ジオラマ セット 用
瓦礫が固着する前にフィギュアを配置させて、配置に邪魔な瓦礫がないか確認をします。立ちフィギュアなどは足元に小さな瓦礫があると体が微妙に傾いてしまうので注意して下さい。水で薄めていますが固着力はしっかりあるので、ボンドが乾燥してしまうと瓦礫を剥がすのが一苦労です。必ず固着前に確認するようにして下さい。
瓦礫を撒き終えた状態が写真7、8になります。この作業を繰り返していくので、一気に瓦礫を盛り付ける必要はないです。徐々に瓦礫を重ねていくつもりで作業を進めていきます。
瓦礫の形が崩れないように重ね撒きはボンドが乾いてから行います。これを複数回繰り返して、理想の状態になったら作業終了です。


使用する車両は擱座した状態なので、車両の上にも瓦礫を撒きます。スプーンだとちょっと加減が難しいので、ここは指でパラパラと撒いて同じように上からボンドを垂らして固着させます。地面と違って装甲板はツルツルなので、少しだけ表面にボンド跡が残りますが、塗装後に土色のパステル粉などをまぶしてしまえば目立たなくなります。
車両に瓦礫を撒いた状態が写真9~11になります。

H39はキャタピラを破損させ、ボルクヴァルトは砲口が破損した状態にして擱座した雰囲気を出してみたのですが、いまいち表現が物足りないような感じでした。そこで、上から瓦礫を撒いてみたところ、一気に廃棄車両感が増したような気がしました。

塗装前に瓦礫を乗せると塗装が面倒になりそうですが、あくまでも廃棄車両なので、車両もベースの一部と考えて塗装をする事にします。そのため、車上の瓦礫も地面に撒いた瓦礫と同様に塗装すれば、ベースとの一体感が増すと思ったので先に瓦礫を乗せてから塗装する事にしてみました。

瓦礫の重ね撒きが終了した状態が写真12~15になります。ある程度地表を出さないと、どういった状態の場所か解らなくなってしまうので撒き過ぎには注意して下さい。道路に面した広場という設定なので、一部地面を出して土を見せるようにしています。




車両とフィギュアを取り外した状態が写真16になります。写真2と比べると、瓦礫が積み重なった感じが強くなったので、より臨場感が増したと思います。

仕上がった状態を見るとかなり面倒な作業に思えますが、実際はスプーンでパラパラ撒いて、上からボンドを垂らしただけなので1度の作業は20~30分程度で終了します。ボンドが乾いてから繰り返し作業をするので時間はかかりますが、手を動かすトータルの作業時間は1時間程度です。2~3日かけるつもりで焦らずゆっくり作業を進めて下さい。
ボンドがしっかり浸透さえすれば、しっかり瓦礫を固着できるので、この後の作業で瓦礫が剥がれるという事もないです。瓦礫を一つ一つ接着するのはかなり面倒ですが、浸透を利用して固着させれば手軽に大量の瓦礫の積み重ねを表現できます。瓦礫の接着で悩んでしまった時はちょっと参考にしてみて下さい。
=🐣外枠の加工=
外枠に0、3mmのプラ板を貼り付けたのですが、写真17のようにプラ板が地面からはみ出した状態になっています。

地面の起伏に合わせてナイフでプラ板をカットします。0、3mmのプラ板はナイフで簡単に切断できるので、地面に合わせてカットするのは容易です。刃が欠けていたり切れ味が悪いと仕上がりに影響するので、替え刃を交換してからの作業をお勧めします。
外枠に合わせてカットした状態が写真18、19になります。

角の部分は隙間がちょっと広く空いてしまったので、エポキシパテで隙間を埋めてヤスリがけで表面を整えました。

最後に写真20のように運搬用の箱に入れて最終的な確認をします。何度か出し入れをして、破損せずに搬入や搬出作業ができるかチェックして下さい。出し入れの際に引っ掛かるような箇所があるなら、出し入れしやすいように引っ掛かる箇所の位置を調整して下さい。

今回はここで終了です。次回はフィギュアの製作になります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次として使用して下さい。
