前回は瓦礫の塗装について説明をしました。今回はスミ入れになります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】コンテストに出しみよう!(市街地ジオラマ製作方法)~⑬地面と車両の塗装編その2~
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.389 フランス軽戦車 H39
ダス・ヴェルク 1/35 ドイツ軍 ボルクヴァルト4 対戦車車両 ヴァンツェ
=🐣石畳のスミ入れ=
地面の塗装を終えた状態が写真1になります。このままでも良い感じがしますが、個別に塗装した瓦礫がやや浮いた感じになっているので、スミ入れをして地面との一体感を出していきます。
地面にスミ入れをすると色合いの変化だけでなく、立体感を増す効果もあります。ちょっと地面の立体感が乏しい時はスミ入れを加えてみて下さい。

まずは石畳にスミ入れをします。スミ入れをする前に土色のパステル粉やピグメントを写真2のように地面に付着させます。このパステル粉はスミ入れの際に流れてしまいますが、表面に薄く残ったパステル粉などが、いい感じで汚れた表現をしてくれます。綺麗な地面を製作したい時は必要ないですが、砂ぼこりなどで汚れた感じの地面にしたい時はスミ入れ前にもパステル粉を付着させてみて下さい。

石畳にちょっと色の変化を加えてみたかったので、タミヤスミ入れ塗料のグレイを表面全体に塗ってみました。
スミ入れ塗料の薄め具合や拭き取り具合を調節すれば、スミ入れ塗料だけでも軽い色の変化を加える事ができます。ランダムな色の変化が出るように、調節しなが作業をしてみて下さい。
石畳にグレイのスミ入れ塗料を塗って、色の変化を加えた状態が写真3になります。

石畳に色の変化を加えたら石畳の溝にタミヤスミ入れ塗料のダークブラウンを流し込みます。テクスチャーペイントで加えた凹凸表現に塗料が浸透してシミのような感じになってしまう箇所は、エナメル溶剤で拭き取ったり薄く伸ばすなどして処理をします。
瓦礫には少し薄めにしたスミ入れ塗料を表面全体に流し込むような感じで塗装をします。ちょっと色が濃くになってしまった瓦礫は、表面のスミ入れ塗料を溶剤で軽く拭き取りましたが、基本的には拭き取り作業はしないで流し込んだままの状態です。
石畳のスミ入れを終えた状態が写真4になります。基本塗装終了後よりも立体感が出るようになりましたが、ちょっと地面全体が暗くなってしまいます。スミ入れをする場合全体的に暗くなってしまうので、基本塗装の色合いにも注意して下さい。

土の地面にもスミ入れをします。土色のパステル粉を軽く全体に付着させてから、少し薄めにしたダークブラウンのスミ入れ塗料を表面全体に流し込むような感じで塗ります。濃くなってしまった箇所は、溶剤で拭き取ったりスミ入れ塗料を周囲に流して色合いを調節していきます。
スミ入れを終えた状態が写真5、6になります。薄め具合の調節や重ね塗りで表面に色の変化が出るようにしています。全体にスミ入れ塗料を流し込んだので、個別に塗装した瓦礫と地面の一体感が増したと思います。

土部分はスミ入れ塗料のダークブラウンだけ使用しましたが、場所によって使用する塗料を変えればより地面に変化が出ます。

最後に土色のパステル粉を表面に軽く付着させて、写真のように7砂埃を被った感じにします。パステル粉を付着させると一気に乾いた感じになるので、表現したい地面の状況に合わせて使用して下さい。
粉っぽくなり過ぎた箇所は、エナメル溶剤などでパステル粉を流してからもう一度付着をやり直して下さい。

🐔下記にタミヤスミ入れ塗料とエナメル溶剤を載せておくので参考にして下さい。スミ入れ塗料でも瓦礫や地面に色の変化を加えられるので、興味のある方は是非いろいろな色で試してみて下さい。失敗しても溶剤で拭き取ったり薄くできるので、なれていない人でも安心して作業ができます。
TAMIYA スミ入れ塗料 ダークブラウン タミヤメイクアップ材シリーズ No.140
スミ入れ塗料(ブラウン)【タミヤ ウェザリング・墨入れ No.132
タミヤ(TAMIYA) メイクアップ材シリーズ No.199 スミ入れ塗料(ダークグレイ)
タミヤ(TAMIYA) カラー エナメル X-20 溶剤 特大 250ml 模型用溶剤
タミヤ(TAMIYA) カラー エナメル X-20 溶剤 大びん 40ml 模型用溶剤
=🐣車両のスミ入れ=
車両にもスミ入れを行います。地面と同じダークブラウンのスミ入れ塗料を使用して、車上に接着したも一緒にスミ入れをします。
スミ入れが終了したらオイル汚れや泥はねなどの汚し塗装を加えていきます。廃棄された車両なので、オイル汚れのツヤは調節してテカリを抑えています。
汚し塗装まで終了した状態が写真8、9になります。


地面に使用したパステル粉を表面に付着させて砂埃を被った状態にします。乾いた筆を使用して軽く表面に土色のパステル粉を付着させます。付着させ過ぎた箇所は、エナメル溶剤などで洗い流してからもう一度付着作業を行います。
パステル粉を付着させた状態が写真10~12になります。



ボルクヴァルトも同じようにスミ入れと汚し塗装を行います。汚し塗装まで終えた状態が写真13、14になります。


最後にパステル粉を付着させて埃っぽくします。H39軽戦車よりも後に擱座した設定なので、H39よりも若干パステル粉の付着を抑えています。パステル粉の付着を終えた状態が写真15、16になります。


=🐣仕上げ作業=
車両を写真17~20のように仮配置して、車両と地面の一体感を確認します。今回は車両を取り付けてしまうと配置しにくいフィギュアがあったので接着していませんが、そういったフィギュアがない場合はこの時点で接着しても問題ないです。

車両や地面が浮いて見えるような箇所があったら、パステル粉をまぶして周囲と一体感が出るようにします。

コンクリート片もあるので、全体に灰色のパステル粉や土色に灰色のパステル粉を混ぜたものを軽く付着させています。地面の状況に合わせて付着させるパステル粉を調合してみて下さい。

濡れた地面にする場合は、ツヤなどを調節して車両と地面の一体感を出してみて下さい。

今回は廃棄車両なので地面と一体感が出るようにしましたが、生きている車両なら汚し具合を多少変えてみるのも有りだと思います。製作する車両の状況に合わせて、汚し具合を調節してみて下さい。
今回はここで終了です。次回はフィギュアと車両の配置になります。
