前回は石畳の製作について説明をしました。今回は地面の製作になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】コンテストに出しみよう!(市街地ジオラマ製作方法)~⑥石畳の製作編~
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.389 フランス軽戦車 H39
ダス・ヴェルク 1/35 ドイツ軍 ボルクヴァルト4 対戦車車両 ヴァンツェ
=🐣地面の製作=
地面の製作はタミヤテクスチャーペイントのダークアースを使用して、適度に分割しながら製作する事にします。一気に地面を製作しても良いのですが、それなりに作業が慌ただしくなります。時間はかかりますが、分割した方が焦らず丁寧な作業ができるので、ジオラマ製作に慣れていない人は分割して作業をする事をお勧めします。
まずはH39軽戦車の固定位置を決めたいのですが、外れたキャタピラが地面にめり込んでいる感じにしたいので、その部分の地面を先に製作する必要があります。ここから製作を始めると砲弾跡の地面が作り難いような気がしたので、先に写真2の砲弾跡から製作することにしました。


まずはタミヤテクスチャーペイントのダークアースを砲弾跡の地面に盛り付けます。表面が軽く乾いてきたら写真3のようにフィギュアを配置して、地面表面に軽くフィギュアの跡を付けておきます。
🐔タミヤテクスチャーペイントについて詳しく説明した記事を下記に載せておきます。盛り付け方法などはこちらを参考にして下さい。
【初心者向け】簡単!タミヤテクスチャーペイントを使った泥汚れの製作方法(タミヤ 1/35 M10駆逐戦車)~②テクスチャーペイントの特色と使用方法編~

一旦フィギュアを外してから、用意した瓦礫を写真4のように軽く撒いて、上から指などで軽く押し付けて地面にめり込ませます。瓦礫はジオラマ用の敷石やレンガパーツ、鉄道模型用のバラストや河原の石などを混ぜて使用しています。

🐦️今回使用したテクスチャーペイントを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.109 情景テスクチャーペイント (土 ダークアース)
ちょっと瓦礫が物足りない感じがしますが、まずは地面にめり込んだ瓦礫を表現するだけなので、この程度で十分です。瓦礫をばらまいたら毛の固い筆やブラシなどで表面を叩いて軽くテクスチャーペイントの表面を荒らしておきます。
瓦礫をばらまいたら写真のように5フィギュアを配置して、接地に干渉する瓦礫をピンセットなどで取り除きます。このフィギュアは安定した状態で取り付けられるので、固定用の真鍮線は取り付けていませんが、立ち状態のフィギュアなどは安定性に欠けるので、固定用の真鍮線を取り付けてから接地作業をして下さい。

テクスチャーペイントには接着力があるので、フィギュアを取り付けた状態で乾燥してしまうとフィギュアが地面と固着した状態になってしまいます。力を入れれば取り外せますが、その際に破損したり地面がごっそりフィギュアに付着してしまうという事もあります。地面に足や膝の跡を付けたら、素早くフィギュアを取り外して乾燥を待ちます。
テクスチャーペイントが乾燥したら瓦礫をしっかり固着させます。瓦礫の上から水で薄めた固着用のボンドをスポイトなどで垂らして、写真6のようにボンドを表面に浸透させて固着させます。

今回は界面活性剤の入った模型用の固着剤を使用しましたが、水で薄めた木工用ボンドでも代用できます。木工用ボンドは水で薄めてると表面張力が強くなり、玉になって表面にうまく浸透しない場合があります。台所用の界面活性剤入り中性洗剤を1~2滴垂らすと表面張力が弱くなって浸透しやすくなるので、木工用ボンドを使用する場合は中性洗剤も用意しておくようにして下さい。
界面活性剤を入れても玉になる場合は、針や爪楊枝などで軽く玉の表面に刺激を与えれば、玉が弾けて固着剤が浸透していきます。
🐦️下記に今回使用した固着剤を載せておきます。界面活性剤が入っているので、水で薄めても洗剤を入れる必要はないです。また、乾燥してもつや消しになるので、塗装後の固着作業にも便利な固着剤です。ジオラマ製作に適しているので、興味のある方は参考にして下さい。
模型用 スーパーフィックス(固着剤)100ml(ボトル容器入り) SP-100 モーリン
🐥テクスチャーペイントが半乾きの状態でボンドを垂らすと、水分を吸って膨張してしまい乾燥した際にひび割れが発生しやすくなります。十分に乾燥してからボンドを垂らすようにして下さい。
砲弾跡の地面を製作したら写真7のように車両を配置します。

H39軽戦車の位置に合わせて配置するフィギュアがあるので、写真8、9のようにフィギュアを配置しながら、正式な配置位置を決めていきます。


写真9のフィギュアは車両と石段に組み合った状態なので、写真10のようにしっかりと石段に足が接地する位に車両を配置します。

車両は塗装などで何度も取り外すので、再び配置した時に位置がズレないよう印を付けておきます。土などは車両を地面にめり込ませて、キャタピラ跡を付ければ問題ないのですが、地面が石畳だと跡を付けるのはちょっと難しいです。
そのため、今回は瓦礫を利用して配置位置の目印を付けます。写真11の赤丸を付けた箇所のピンを目印にして、レンガを地面に接着します。レンガの中心がピンの中心に合うようにしています。

一つではちょっと不安なので、写真12のようにもう一つ目印を付けます。同じ配置だと不自然になるので、今度はレンガを縦置きにしてみました。
こうすれば微妙な誤差はありますが、取り外しても再び定位置に配置する事が可能です。目印になる瓦礫を小さくすればより精度が高くなります。配置場所にキャタピラやタイヤの跡を付けにくい場合は、小石や瓦礫などでさりげなく目印を作ってみて下さい。

正式な位置が決まったので、垂れ下がったキャタピラ部分の地面を製作します。どの程度キャタピラを垂らすか決めたら、転輪部分でキャタピラを接着してキャタピラがズレないようにします。

一旦車両を外して地面を製作します。砲弾跡の地面と同じように、テクスチャーペイントを盛り付け、瓦礫を撒いて軽く押し付けブラシなどで表面を荒らします。先に製作した地面との境目は、ブラシで境目の表面を荒らしたり瓦礫を接地するなどすれば目立たなくなります。
表面がやや硬くなったら、目印に合わせて車両を配置して写真14のように指などで軽く上から押し付けて地面にキャタピラの跡を付けます 。跡を付けたら素早く車両を外して硬化を待ちます。硬化したら固着剤を垂らして瓦礫を固定させます。

今回はここで終了です。次回は地面製作の続きになります。
