前回は機体の合わせ目の処理を行いました。今回は主翼の接着になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】ハセガワ 1/72 F/A-18E スーパーホーネットを効率良く製作する~⑧機体の製作編その3~
=🐣主翼の接着=
主翼と機体を接着します。主翼パーツと機体部分の合わせ目はパネルラインになるので、合わせ目処理の必要はないですが、写真1の丸で囲んだ部分のように深い溝になってしまう箇所があります。
パテ盛りをしてヤスリがけをした後で、エッチングソーでパネルラインを彫り直しでもいいのですが、周りにリベットのモールドがあり難易度が高いです。
写真2の丸で囲んだ機体上面部分にも、同じように深い隙間ができてしまいました。この部分も周りにリベットのモールドがあり、パテ盛りをするのは大変です。
このように、合わせ目がパネルラインになっているけど、深い溝ができてしまった場合の修正方法を説明します。
まずはラッカーパテをラッカー系溶剤で薄めて、ドロドロした感じの溶きパテを作ります。薄め過ぎには注意して下さい。筆を使用して溶きパテを、写真3、4のように隙間部分に深い溝が浅くなるように流し込みます。
ドロドロしているため隙間の周りにはみ出してパテが付着してしまいますが、後で溶剤で拭き取るので気にしないで作業をして下さい。
流し込む際に周りのモールドにパテが付着した場合は、ラッカー系溶剤を付けた筆でモールドを撫でて、モールドに埋まったパテを溶かして除去します。パテが乾燥すると溶剤で拭き取れないので、はみ出した時は早めに溶剤で拭き取って下さい。最後にパテが乾燥したら、1000番のヤスリで軽くヤスリがけをして表面を滑らかにします。
パネルパイン上の合わせ目が深い溝になっている箇所は、このようにして溝を浅くすると自然な感じになります。
🐦️ラッカー系塗料を使用していなくても、溶剤はいろいろな場面で使用する事が多いので持っておいた方がいいです。下記に載せておくので参考にして下さい。
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.77 ラッカー溶剤 (250ml)
=🐣車輪格納部カバーの修正=
車輪格納部カバーのパーツは、表面は問題ないですが裏側にピン跡があります。ピン跡が薄いものだと、ヤスリがけやナイフの刃を立ててカンナがけをする事で消すことができますが、深いピン跡だとパテ盛りをした方が楽です。ピン跡が深い部分は写真5のようにパテ盛りをして、乾燥後にヤスリがけをして下さい。
🐥車輪格納部カバーのパーツは塗装後に接着するので、それまで紛失しないように気をつけて下さい。
これで機体の合わせ目処理などのパテを使う大きな作業は終了です。ヒケや合わせ目が残っていて気になる箇所があったら、パテを盛って乾燥後にヤスリがけをして修正して下さい。修正作業は塗装開始前までに終わらせるようにします。
今回はここで終了です。次回は残りの組み立て作業と簡単なディテールアップについて説明します。
🐦️今回使用しているキットと別売りパーツを下記に載せておきます。参考にして下さい。
ハセガワ 1/72 アメリカ海軍 艦上戦闘・攻撃機 F/A-18E スーパーホーネット プラモデル E19
ハセガワ 1/72 アメリカ空軍 U.S.エアクラフトウェポンVI スマート爆弾セット プラモデル X72-11
ファインモールド 1/72 ナノ・アヴィエーションシリーズ 現用機用シートベルト1 F-14・F/A-18用 プラモデル用パーツ NA7
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。