【初心者向け】レジンパーツ入りキットの製作方法(ハセガワ 1/72 スーパーハインド)~⑫デカール貼り編~

前回は細部塗装をしました。今回はデカール貼りになります。

🐔今回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】レジンパーツ入りキットの製作方法(ハセガワ 1/72 スーパーハインド)~⑪細部塗装編~

=🐣デカール貼り=

航空機の模型は細かいデカールが多いので大変ですが、1枚ずつ丁寧に貼っていきます。1日では終わらない量のデカールが付属するキットもあるので、焦らずにゆっくりと作業をして下さい。

モールドに重なる部分はデカール軟化剤を使用して、モールドに密着するようにします。強めの軟化剤を使用すると、塗膜に影響する場合があるので、凹凸が激しい箇所でなければ弱めの軟化剤を使用する事をお勧めします。軟化剤は水で薄められるので、塗膜に影響しそうな場合は薄めて使用してみて下さい。

デカール貼りが終了した状態が写真1~3になります。

写真1
写真2
写真3

🐦️タミヤマークフィットのノーマルタイプは塗料に影響しにくいので、平面のデカール貼りにはお勧めの軟化剤です。下記に載せておくので参考にして下さい。凹凸の激しい部分はハードタイプの使用をお勧めします。

マークフィット (40ml)

TAMIYA マークフィット ハードタイプ

=🐣コーティング塗装=

デカール貼りが終了したらコーティング塗装になります。デカールと機体のツヤを整える効果と、デカールの保護効果があるので、コーティング塗装はお勧め作業の一つです。

コーティング塗装はエアブラシでタミヤアクリル塗料のXF86フラットクリアーを吹き付けます。全面にしっかりとコーティング塗装を行います。

コーティング塗装が終了した状態が写真4~8になります。

写真4
写真5
写真6
写真7
写真8

コーティングでツヤを整える事で、迷彩塗装の時にフチドリした部分が目立たなくなります。筆ムラなども目立たなくしてくれるので、筆ムラがひどい時はコーティング塗装をしてツヤを整えてみて下さい。スプレータイプの水性コーティング剤もあるので、エアブラシがない場合はこちらを使用してみて下さい。

🐦️下記にスプレータイプの水性コーティング剤を載せていきます。参考にして下さい。

GSIクレオス Mr.トップコート 水性プレミアムトップコート スプレー つや消し

GSIクレオス Mr.トップコート 水性プレミアムトップコート スプレー 光沢 

=🐣キャノピーの修正=

コーティング塗装が終了したら、キャノピーのマスキングで使用した木工用ボンドを剥がします。ピンセットなどでマスキングした部分の隅を摘まんで剥がしていくのですが、この時にクリアーパーツに傷を付けないように注意して下さい。

マスキングをすべて剥がした状態が写真9、10になります。マスキングの境目がデコボコになっていて荒れた感じになってしまったので修正作業を行います。

写真9
写真10

爪楊枝を使用して修正作業をします。フレームからはみ出した部分を、爪楊枝でカリカリと削っていきます。力を入れ過ぎると傷が付いてしまうので注意して下さい。

竹串は固いのでクリアーパーツに傷が付く危険性があるので、素材の柔らかい普通の爪楊枝をお勧めします。はみ出し部分を一度で削ろうとせず、細かくカリカリと弱い力で削っていきます。タミヤアクリル塗料だとそれほど力を入れる必要はないですが、サーフェイサーを使用したりラッカー系で塗装した場合は、削り難くなっているので注意して下さい。

爪楊枝で修正した状態が写真11、12になります。

写真11
写真12

近くで見ると多少デコボコは残っていますが、少し離れると写真13、14のように目立たなります。このようにはみ出しは簡単に修正しする事が可能です。逆に塗り残しの場合は、再び塗装する必要があり、塗料の薄め具合などの調節が面倒になります。

複雑な形状でマスキングが難しい部分は、修正作業の事を考えて少しフレームからはみ出す感じでマスキングをしておくと、後の修正が楽になります。マスキングがうまくいかなくて悩んでいる人は、試しに最初から修正ありきでマスキングを行ってみて下さい。プレッシャーが無くなって意外と上手くいく場合もあるので、ちょっと参考にしてみて下さい。

写真13
写真14

今回はここで終了です。次回は仕上げ作業になります。

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