前回は影色の塗装について説明をしました。今回は明色の塗装の続きになります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】1/16フィギュアの製作と塗装方法(タミヤ 1/16 ドイツ・アフリカ軍団戦車兵)~⑧服の塗装編その1~
🐦️今回使用しているキットはカタログ落ちしていますが、下記に現在発売されている1/16フィギュアキットをいくつか載せておきます。1/16フィギュアに興味のある方は参考にして下さい。
タミヤ(TAMIYA) 1/16 ワールドフィギュアシリーズ No.05 ドイツ陸軍 アフリカ軍団 ロンメル元帥
タミヤ(TAMIYA) 1/16 ワールドフィギュアシリーズ No.06 ドイツ陸軍 機関銃手 後期型オーバーコート
タミヤ 1/16 ワールドフィギュアシリーズ No.01 ドイツ国防軍 戦車兵
=🐣明色の塗装=
ダークイエローにフラットホワイトを混ぜて明色を製作します。明色も2段階で塗装するので、色の違いが解るように調合します。基本色が淡い色だと2段階で調合するのは難しいので、最も明るい色はほぼ白色になると思って調合して下さい。
調合した明色で全体をドライブラシで塗装します。乾いた筆に塗料を付着させ、余分な塗料を拭き取ってから叩くような感じで筆を動かして、凸部分に明色をのせていきます。明色はしっかりツヤ消しにしないと凸部分がテカって見えるので、フラットベースを加えてツヤを消しています。
明色の塗装を終えた状態が写真1になります。

1/35スケールだと使い古して毛先がボロボロになった筆で大丈夫なのですが、1/16になると面積が大きくなるので幅の広いドライブラシ用の筆を使用した方がうまく塗料がのります。

次に最も明るい色を塗ります。基本色が明るい色なので中途半端に明るくするよりもほぼ白に近い色を使用した方が色の違いが解るようになります。今回はXF55デッキタンをそのまま使用しています。カタログなどの色見本だとそれなりに色が付いたように見えますが、実際使用してみるとほぼ白に近いです。ダークイレロー系のハイライト色に使えるので、調合が面倒な人はちょっと試してみて下さい。
最も明るい色は服の裾、襟元やポケットなど、服の形状を表現しているモールドのエッジ部分に塗るとモールドが浮かび上がるので効果的です。シワなどを含む全ての凸部分に塗ってしまうと全体的に白っぽくなってしまうので注意して下さい。
最も明るい色を塗り終えた状態が写真3、4になります。

ドライブラシをした基本色が塗料がベルトやなどにはみ出してしまいますが、明色だとはみ出したというよりも普通にベルトや装備品の色でドライブラシを行ったように見えます。気になる部分だけ修正すれば良いので、装備品やベルトの類いは明暗を付ける前に塗装してみて下さい。

ブーツも服と同様に明暗を付けて塗装します。最後に勲章やベルトのバックル、ボタンなどをXF16フラットアルミで塗装します。勲章やベルトのバックルは、黒で塗装した後に銀で軽くドライブラシをすると立体感が出ます。 写真1、3を見ると一見塗装したように見えますが、これは基本色のドライブラシがはみ出しただけなので、上から軽く銀をドライブラシして仕上げています。
塗装作業を終えた状態が写真5になります。

=🐣汚し塗装=
汚し塗装を加えます。タミヤウェザリングスティックを使用して行います。
写真6は足元の塗装を終えた状態です。ここから少し砂埃っぽ汚れを加えていきます。

まずはタミヤウェザリングスティックのサンドを塗料皿にこすり付けます。ちょっとした固まりが塗料皿に残るので、それに水を加えてペースト状にします。
ペースト状にしたウェザリングスティックを写真7のように汚しを加えたい部分に塗っていきます。

水を付けた筆で付着させたウェザリングスティックを拭き取っていきます。ウェザリングスティックは水できれいに拭き取れますが、きれいに拭き取るのではなくちょっと表面に軽く残す感じで拭き取りを行います。
拭き取りが終了した状態が写真8になります。ちょっと砂埃がかかった感じに見えるようになりました。

少し物足りなかったので、今度は軽くドライブラシの要領で軽くウェザリングスティックを写真9のように付着させてみました。

最後に軽く水を付けた筆で、部分的に拭き取りをしたりぼかしたりして、写真10のように汚れ具合を調節します。

ウェザリングスティックは水できれいに拭き取る事ができて下地にも影響しないので、気に入った表現になるまで何度でもやり直す事ができます。失敗も怖くないので、思いきった汚し表現に挑戦する事も可能です。装備品やヘルメットなどにも使用できるので、全体に微妙な汚しを加えたいときにはとても便利な塗料です。土汚れに使用できる塗料は3種類あるので、うまくかけ合わせて自分好みの汚しを加えてみて下さい。
🐦️下記にタミヤウェザリングスティックを載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ(TAMIYA) メイクアップ材シリーズ No.86 タミヤ ウェザリングスティック サンド
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.87 タミヤ ウェザリングスティック ライトアース
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.81 タミヤ ウェザリングスティック マッド
これで塗装作業は終了になります。


=🐣地面の製作=
サボテン、岩、地面を写真13、14のように塗装します。


サボテンと岩を明色でドライブラシをしてから、タミヤスミ入れ用塗料のダークブラウンでスミ入れをします。地面にも軽くスミ入れをすると、テクスチャーペイントで加えた凹凸表現が目立つようになります。
スミ入れを終えたら最後に土色のパスレル粉を軽く表面に付着させて埃っぽくさせます。地面の塗装を終えた状態が写真15、16になります。


最後にアクセサリーパーツを塗装します。スケールが大きいので写真17、18のように塗装剥がれやオイル汚れをしっかりと加えておきます。


最後にアクセサリーパーツとフィギュアをベースに接着して完成になります。

=🐣完成=
これで完成になります。フィギュアは当たる光の量や角度によって、かなり雰囲気が変わってきます。1/16だと1/35よりも光の影響を受けやすいです。
作業中に当たる光の状態と飾る場所に当たる光の状態は異なる事が多いので、製作中はうまく明暗が付いていたと思っていたけど、実際に飾ってみたら意外とメリハリが無かったり、逆に明暗が付き過ぎて劇画タッチになってしまったという事も多いです。
塗装作業中は、飾る場所を想定して光の量や角度などをたまに変えて、こまめにチェックしながら塗装作業を進めてみて下さい。






今回はここで終了です。次回は簡単なまとめになります。
