【初心者向け】1/16フィギュアの製作と塗装方法(タミヤ 1/16 ドイツ・アフリカ軍団戦車兵)~⑦頭髪の塗装編~

 前回は皮膚塗装について説明をしました。今回は頭髪の塗装になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】1/16フィギュアの製作と塗装方法(タミヤ 1/16 ドイツ・アフリカ軍団戦車兵)~⑥皮膚の塗装編その2~

🐦️今回使用しているキットはカタログ落ちしていますが、下記に現在発売されている1/16フィギュアキットをいくつか載せておきます。1/16フィギュアに興味のある方は参考にして下さい。

=🐣頭髪の塗装=

 欧米人の髪色といえばブロンドヘアいわゆる金髪が思い浮かびますが、これを塗装で再現するのはちょっと難しいです。実際に金色を使用する場合、色合いやツヤを調節する必要があるので、かなりの試行錯誤が必要になると思います。

 髪の長い女性フィギュアならちょっと金色を使った髪色の表現に挑戦してみるのも面白いですが、男性の兵士フィギュアだとヘルメットや帽子を被っていたり短髪のフィギュアが多いので、1/16でも頭髪はあまり目立たないです。ちょっと黄色っぽい茶色にすれば何となくブロンドっぽく見えるので、今回はそのような感じで塗装をしていきます。

 頭髪はエナメル塗料を使用します。皮膚をアクリル塗料で塗装しているので、エナメル塗料を使用すれば下地に影響することなく溶剤で拭き取りや形を整える事ができるので、失敗しても安心です。

 まずは基本色を塗ります。タミヤエナメル塗料XF60ダークイエローとXF64レッドブラウンを混合した塗料を基本色にします。ダークイエローを多めにした明色とレッドブラウンを多めにした暗色を使用するので、明色と暗色との違いが解るような色合いで調合します。明暗を付ける場合は、明色と暗色が映えるように基本色を調節して下さい。

 調合した基本色を写真1のように頭髪部分に塗装します。筆を髪の流れと同じ方向に動かせば、筆ムラが髪の流れのように見えます。

写真1

 もみ上げや眉毛にも、写真2のように基本色を塗ります。眉毛は1/35だと目立たないので省略する事が多いですが、1/16だと眉毛のモールドもあるのでモールドに合わせて塗装する事にします。

 眉毛は濃い色で塗ると、どうしても視線が眉毛にいってしまうので、少し薄めの基本色か明色で塗装した方が良い感じになると思います。もみ上げは1/16だと結構目立つので、塗り忘れがないようにして下さい。頭髪のモールドが無かったり薄い場合は、モールドは無視して塗装のみで再現します。実際に自分で帽子を被ってチェックすれば、髪の位置や形が解るのでモールド無しでも塗れると思います。

写真2

 次に暗色を塗ります。これは基本色にレッドブラウンを多めに混ぜた塗料を使用します。頭髪の凹モールドに合わせて塗るのは大変なので、モールドは無視して細い線を髪の流れに合わせて何本も画いていきます。

 頭髪凹凸モールドは細かくて浅いものが多いので、通常の明暗付けのように凹部分に合わせるのではなく、モールド無視で細かい線を付けた方が塗装しやすいです。もみ上げ部分も同様に塗装しますが、眉毛部分は暗色をのせるとかなり強調されてしまうので眉毛には暗色を塗らないようにしています。帽子と髪の毛の境目にも暗色を塗ります。

 暗色を塗り終えた状態が写真3になります。

写真3

 次に明色を塗装します。明色は基本色にダークイエローを多めに混ぜたものを使用します。これも凸モールドは無視して、細い線を髪の流れ向きに合わせて画いていきます。

 明色を塗り終えた状態が写真4になります。細い線がうまく塗れない時は、基本色、明色、暗色の線を何度か重ねて塗っていくと自然と細い線で塗ったように見えます。好みの髪表現になるまで重ね塗りをしてみて下さい。

写真4

 これで皮膚部分の塗装は終了です。明暗を付ける場合は、塗装作業中に照明の位置を変えるなどして、こまめに光の当たる位置を変えながら作業をして下さい。

 強い光を当てながら作業をすると実際の影が光で消えてしまうので、塗料で加えた明暗が思った以上にきつく残ってしまう場合もあります。逆に弱い光だと、全体的に暗くなってしまうので塗装での明暗が弱くなる場合があります。

 写真5は照明を強く当てた状態ですが、写真6、7は照明を消して室内の明かりだけで撮影した状態です。かなり雰囲気が変わってくるので、飾る場所に当たる光の量を意識しながら肌の色合いや明暗を調節してみて下さい。

写真5

 基本的に1/35と同じ様に塗装をしていますが、大きさが異なるので眉毛など普段省略してしまう部分の塗装が必要になります。1/35だとごちゃごちゃしているので、明暗を付けてしまえばそれなりに誤魔化せるところもあるのですが、1/16だとそうもいかないので、明暗の塗り分けなどは丁寧に行って下さい。

写真6

 爪や歯、唇などは特別に調合した色を使用しなくても、肌の明色や暗色で塗装すればそれなりに歯や唇に見えるようになります。肌に使用した色で塗装した方が周囲と馴染むので、歯や唇をあまり強調させたくない場合は、肌の明色や暗色で塗ってみて下さい。

写真7

 今回はここで終了です。次回は服の塗装になります。

コメントを残す