【初心者向け】Ⅲ号突撃砲フルインテリアキット製作方法(ボーダーモデル 1/35 Ⅲ号突撃砲G型)~⑦主砲の組み立て編~

前回は戦闘室の製作をしました。今回は砲部分の製作になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】Ⅲ号突撃砲フルインテリアキット製作方法(ボーダーモデル 1/35 Ⅲ号突撃砲G型)~⑥戦闘室の製作編その2~

🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

=🐣主砲の製作=

砲尾に合わせ目ができるので、写真1、2のようにパテ盛りをして合わせ目の処理をします。砲身などを取り付けてからだと、ヤスリがけが難しくなるので注意して下さい。

写真1
写真3

写真3は駐退複座機のカバーになります。この部分は防盾と砲塔の隙間から見えるので、防盾カバーが付いていないパーツを使用する時は車体の方に取り付けるようにして下さい。

カバー中心に合わせ目が発生しますが、実車の写真をみると溶接跡のような線が確認できるので、無理に合わせ目を消す必要はないと思います。

写真3

駐退複座機は説明書だと部品番号J40となっていますが、これは同軸機関銃を取り付けない場合のパーツになります。同軸機関銃を取り付ける場合は、部品番号J41になるので注意して下さい。写真4の丸で囲んだ部分に切り欠きがある方がJ41になります。パーツの形状が似ているのでよく確認してから接着して下さい。

🐥間違えてJ40を使用した場合は、J41のパーツと同じ位置に切り欠きをヤスリなどで作れば問題ないです。

写真4

組み立てが終了した状態が写真5になります。ハンドルと照準器はフィギュアに合わせて取り付けるので、この時点では接着しないようにします。

写真5

=🐣砲手の製作=

砲手は手首が別パーツになっているので、先にハンドルに合わせて腕だけを写真6のように接着します。

🐥車体内部パーツに取り付けて位置確認をしますが、塗装後に接着をした方が楽なので両面テープで仮止めしておきます。

写真6

次に手首をハンドルに合わせます。ハンドルには写真7のように取手が付いていますが、取手は無視してハンドルの縁に手首がくるように位置を調節します。

写真7

手首の位置が決まったら、写真8のようにハンドルの取手を切断します。

写真8

切断した取手を写真9のように砲手の手に接着します。砲手も親指が別パーツになっているので、取手を握っているように接着します。この親指パーツはとても小さいのでパーツを接着するよりは、エポキシパテで親指を製作した方が楽です。パテでの作業が苦手でなければ挑戦してみて下さい。

🐥親指は両手とも手の下側になるのであまり目立たないです。多少失敗しても気にならないので、是非挑戦してみて下さい。

写真9

手首の製作が終了したら、写真10の照準器を組み立てます。

写真10

照準器を砲に取り付けたら、写真11のように砲手に頭部を接着して照準器と顔の位置を合わせていきます。位置が合わない時は首の一部をカットして、角度を変えて接着します。照準器を覗いているように位置を調節します。

首や腕に隙間ができても、パテで埋める事が可能なので隙間は気にしないで、腕や首の位置を重視して接着します。

写真11

砲手が完成した状態が写真12になります。ハンドルの取手は砲手に接着しているので、ハンドルには直接接着していませんが、腕の位置を調節すればハンドルと取手が一体に見えるようになります。

写真12

🐦️下記に載せた本には、ミニアート、ライフフィールド社のフルインテリアキットの製作記事が載っているので、ちょっとした内部構造の資料にもなります。それ以外にも、簡単なⅢ号突撃砲の外部ディテールの説明も書いてあるので、Ⅲ号突撃砲の資料を持っていない方にはお勧めの一冊です。

タンクモデリングガイド (9) 2022年 05 月号 [雑誌]: 艦船模型スペシャル 別冊 

=🐣車長の製作=

車長のフィギュは、戦闘室内部に腰掛けた状態なのですが、社長が座る椅子は側面パーツに接着するようになっています。側面パーツは外装パーツと共通なので、車長の椅子は最後に真鍮線で宙に浮いた状態で取り付ける事にします。真鍮線で椅子の高さを調節するので、車長フィギュアは特に内部パーツに合わせる部分はないです。

車長フィギュアは説明書の図だと、何をしているのか解りにくいです。どのように組み合わせるのか説明書に記載されていませんが、パーツの形状や位置をみると写真13、14のような感じで砲隊鏡持っていると想像ができます。取り付け位置で迷った場合は、写真13、14を参考にしてみて下さい。

写真13
写真14

装填手は砲弾を押し込んでいるように見える位置で左手を固定します。

写真15は左から装填手、砲手、車長、操縦手になります。ヘッドホンを各自に接着したら完成にです。操縦手と砲手は内部パーツと組み合わせる必要があるので、内部パーツの塗装が終了するまでに塗装を済ますようにして下さい。。

写真15

今回はここで終了です。次回はエンジンの組み立てになります。

🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。

【初心者向け】Ⅲ号突撃砲フルインテリアキット製作方法(ボーダーモデル 1/35 Ⅲ号突撃砲G型)

~①準備編~

~②基礎工作編~

~③変速機の組み立て編~

~④操縦席の製作編~

~⑤戦闘室の製作編その1~

~⑥戦闘室の製作編その2~

~⑧エンジンルームの製作編~

~⑨足回りの製作編~

~⑩防盾の製作編~

~⑪装備品の製作編~

~⑫下地塗装編~

~⑬内部パーツの塗装と組み立て編その1~

~⑭内部パーツの塗装と組み立て編その2~

~⑮外装の塗装編その1~

~⑯外装の塗装編その2~

~⑰細部の塗装編~

~⑱仕上げ作業編~

~⑲まとめ編~

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