【初心者向け】大型キット製作方法(タミヤ 1/32 零戦)~⑮仕上げ編~

前回はスミ入れを行いました。今回は仕上げ作業になります。

🐔前回の記事を載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】大型キット製作方法(タミヤ 1/32 零戦)~⑭スミ入れ編~

=🐣クリアーパーツの接着=

胴体後部と、主翼上部、両端のクリアーパーツを接着します。まずは写真1、2のようにクリアーパーツを接着する部分に、X11クロームシルバーを塗装します。

写真1
写真2

シルバーの塗料が乾いたら、クリアーパーツを接着します。通常の接着剤だとシルバーの塗料が溶けてしまうので、木工用ボンドを使用します。接着した瞬間はボンドの色のため白くなっていますが、乾くと透明になります。

🐥クリアーパーツ用の接着剤を持っている方は、そちらを使用しても問題ないです。

ボンドが乾いたら、クリアーパーツに指定の塗料を塗ります。

=🐣主脚格納部の修正=

主脚を写真3のように着陸状態にします。

写真3

主脚格納部に機体色がはみ出しているか確認をします。機体色がはみ出た箇所があったら、写真4のように青竹色で修正していきます。カバーのフチもきれいになるように塗装します。

写真4

🐥飛行状態にする場合は、格納部内の塗装はしなくても大丈夫です。

=🐣塗装剥がれの表現=

ここまでの作業中で、写真5の丸で囲んだ部分のように物が当たったり、引っ掻いてしまったりして塗料が剥がれてしまった箇所がいくつかあります。

写真5

スミ入れ終了後だと、色合いが変わってしまうので重ね塗りでの修正が面倒です。なので写真6のように、剥がれた部分にXF16フラットアルミを塗装して、塗装が剥がれた表現にします。

写真6

🐥失敗しても溶剤で拭き取ってからやり直す事ができるので、この作業はエナメル塗料をお勧めします。

エンジンカウルや、コクピット部分にも写真7、8のように塗装剥がれの表現をします。

写真7
写真8

搭乗は機体左側から行うので、コクピット回りは左側の方が塗料が剥がれやすいです。

🐥銀色での塗装剥がれ表現は、やり過ぎてしまう事が多いので注意して下さい。やり過ぎても問題はないですが、機体全面に剥がれ表現を行うはめになるので大変です。1/32だとかなり面倒なので、その辺をよく考えてから作業して下さい。

=🐣排気管の汚れ=

黒色のパステルを使用して、排気管部分のスス汚れの表現をします。写真9のように、パステルを付けた乾いた筆で、排気管部分と排気ガスが流れる部分を撫でてスス汚れを付けます。一度にやろうとせずに、何度も筆を動かして少しずつスス汚れを付けていった方が、自然な感じになります。

写真9

最後に尾翼から延びるワイヤーを接着します。付属のワイヤーに少しクセが付いていたので、今回は伸ばしランナーで製作してみました。

これで完成になります。

日の丸を修正した部分(写真10)や、強引にパネルナインにしてしまった機体下部の合わせ目(写真11)も自然な感じに仕上がりました。

写真10
写真11

ネームプレート用のシールは展示台に直接貼っています。大きさ長さも丁度良い感じなので、飛行状態にする方は展示台に貼る事をお勧めします。

写真12
写真13
写真14
写真15
写真16

🐦下記に今回使用したキットを載せておきます。参考にして下さい。

タミヤ 1/32 エアークラフトシリーズ No.17 日本海軍 三菱 零式艦上戦闘機 21型 プラモデル 60317

今回はここで終了です。次回は簡単なまとめになります。

🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。

【初心者向け】大型キット製作方法(タミヤ 1/32 零戦)

~①準備編~         
~②コクピットの製作編~           
~③コクピットの塗装編~           
~④胴体の組み立て編~            
~⑤主翼の組み立て編その1~         
~⑥主翼の組み立て編その2~         
~⑦主脚とエンジンの組み立て編~           
~⑧塗装前の下準備編~            
~⑨下地塗装編~           
~⑩基本塗装編~           
~⑪デカール貼り編~         
~⑫デカールの修正編~            
~⑬スミ入れ前の準備編~           
~⑭スミ入れ編~           
~⑯まとめ編~            

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