大型キットはパーツ自体が大きく組み立てやすく見えますが、細かい部分もしっかり再現されているので、思っている以上に手間がかかります。今回は大型キットの簡単な製作方法を説明していく予定です。
=🐣今回使用するキット=
タミヤから発売されている、1/32三菱零式艦上戦闘機21型を使用します。発売から15年ぐらい経っていますが、今でも評判の高いキットです。
🐦下記に今回使用したキットを載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ 1/32 エアークラフトシリーズ No.17 日本海軍 三菱 零式艦上戦闘機 21型 プラモデル 60317
1/32スケールだと大きすぎて、置く場所が無いと考える人も多いと思いますが、零戦は比較的小型なので1/32でも、1/72のF14トムキャットよりやや大きい程度になっています。さらに内部パッケージにいろいろな工夫が凝らしてあり、完成後でもキットの箱に収まる事が可能になっています。
さらに付属の展示台を使用する事によって、飛行状態でも飾れます。飛行状態だと、展示台の面積だけあれば飾る事ができるので、着陸状態よりも展示スペースは少なくなります。今回は飛行状態で製作していきます。
=🐣製作手順=
簡単な製作手順を決めておきます。なんとなくでもいいので、製作の順番を決めておくと結構作業がしやすくなります。説明書を見て簡単な計画を立てます。
コクピットの組み立てと塗装→機体の接着→主翼の組み立て→車輪部分の組み立てと塗装→エンジンの組み立てと塗装→コクピットなどのマスキング→下地塗装→基本塗装→デカール貼り→コーティング塗装→スミ入れ→仕上げ
以上の順番で製作していく予定です。
=🐣使用する道具=
1.組み立て時の道具
ニッパー、プラスチック用接着剤、デザインナイフ、ピンセット、ヤスリ等の基本的な工具は必要です。接着剤は流し込みタイプも用意しておくと作業が楽になります。
エッチングパーツが付属しているので、瞬間接着剤が必要になります。クリアーパーツ接着用に、木工用ボンドがあると便利です。
2.塗装用道具
機体の塗装はタミヤアクリル塗料を使用して、エアブラシで塗装します。細部はエナメル塗料と、アクリル塗料の筆塗りで行う予定です。スミ入れはエナメルで行います。
=🐣零戦について=
太平洋戦争時にゼロファイターとして、連合国に恐れられた戦闘機です。何度か改装を繰り返しながらも主力戦闘機として、開戦から終戦まで活躍した戦闘機です。21型は開戦時の主力戦闘機で真珠湾攻撃にも参加しています。
🐥日本海軍の形式番号は、左が機体、右がエンジンの開発番号になっています。21型とは2番目に開発された機体と、最初に開発されたエンジンを持つ航空機という意味です。32型だと3番目に開発された機体、2番目に開発されたエンジンを持つという意味になります。
今回はここで終了です。次回はコクピットの製作になります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。
【初心者向け】大型キット製作方法(タミヤ 1/32 零戦)
~①準備編~
~②コクピットの製作編~
~③コクピットの塗装編~
~④胴体の組み立て編~
~⑤主翼の組み立て編その1~
~⑥主翼の組み立て編その2~
~⑦主脚とエンジンの組み立て編~
~⑧塗装前の下準備編~
~⑨下地塗装編~
~⑩基本塗装編~
~⑪デカール貼り編~
~⑫デカールの修正編~
~⑬スミ入れ前の準備編~
~⑭スミ入れ編~
~⑯まとめ編~