前回は塗装に関する道具の説明をしました。今回は塗料とキットの説明になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【超初心者向け】プラモデルを始めるにあたって必要な道具や塗料、経費などを解説します~②塗装道具編~
=🐣塗料について=
説明書を見ると必要な色の種類が記載してあります。小スケールのキットでも10色ぐらいは説明書に記載されています。大型キットやエンジンなど内部が再現されているのもは、さらに多くの種類が必要になります。
塗料はタミヤアクリルで一つ165円、クレオスだと198円で一本の単価はそれほどでもないですが、全部揃えるとそれなりの金額になってしまいます。ほんの一部しか使用しない塗料もあるし、キット自体の形成色を利用すれば使用する塗料の数も減ります。最初は1000円以内で済むように塗料を選んでみて下さい。
=🐣キットについて=
最初は作りたい物を購入した方がいいのですが、3点ほど注意が必要です。
一つ目は説明書が解りやすい国内メーカーの物を購入して下さい。海外メーカーは説明書が英語で、組み立てが複雑な箇所で矢印のみの説明だったりします。国内メーカーは複雑な箇所はしっかりと文章でも説明しているものが比較的多いので最初だけは国内メーカーのキットを購入して下さい。
二つ目は塗装とデカールが簡単な物を選ぶ事です。迷彩柄ではなく単色で、機体の塗り分けやデカールの数が少ない物を選んで下さい。ここの選択をミスすると完成しない事が多いので注意して下さい。
三つ目はプラスチック以外のパーツが入っていない物を選ぶ事です。ポリキャップ、ゴム製のタイヤやキャタピラは問題ないのですが、金属パーツや、エッチングパーツ、レジン製のパーツなどが入っているキットは加工や接着、塗装などが特殊なので避けた方がいいです。
製作が2個目、3個目になったら、レベルに合わせて自由に購入すればいいので、最初だけはこの3つの注意点を守って下さい。
=🐣お勧めキットと塗料=
今まで説明した事を基準にしたお勧めキットを紹介します。キット選びの参考にして下さい。ついでに必要な塗料も説明します。いつも使用しているタミヤアクリル塗料の番号で説明するので、水性ボビーカラーを使用しようと思っている人は、それに近い色を選んで下さい。
一番のお勧めはタミヤ1/700戦艦大和です。大和なんて上級者向けではと思うかもしれませんが初心者にお勧めのキットです。部品数が多く、細かい部品も多いですが発売時期が古いので、最近のキットよりはパーツ数が抑えられているのでお勧めです。
キットの形成色を利用すれば、煙突部分のXF1フラットブラック、主砲、副砲根元の防水布部分のXF2フラットホワイト、甲板部分のXF78木甲板色の三色さえあれば、それなりの完成品になります。無塗装の部分があるのが嫌な人は、これにXF75呉軍艦色を加えれば解決できます。4色で済むので1000円以内に抑える事ができます。
🐥艦載機は艦上に搭載していると主砲発射時の衝撃波で破壊されてしまうので、通常は船体内の格納庫に搭載されています。そのため塗装や製作が面倒ならば艦載機は無視しても大丈夫です。
🐦タミヤ1/700大和を下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ 1/700 ウォーターラインシリーズ No.113 日本海軍 戦艦 大和 プラモデル
製作が楽しくて、次は巡洋艦や駆逐艦を製作したくなったら、XF79リノリウム色を追加するだけで製作可能です。少し余裕があるなら、艦載機や細部の塗料などを購入するなどして徐々に塗料を増やしてみて下さい。このように少しずつ塗料を購入していくと、3~4隻製作した時に一通り艦船用の塗料が揃う感じになります。
戦車なども形成色を利用すれば、装備品、転輪ゴムや機銃などはXF1フラットブラック、装備品の木製部分はXF64レッドブラウン、布部分がXF49カーキの3色あればそれなりの完成品になります。無塗装部分が嫌な人はこの3色に車体の基本色を加えれば、無塗装部分は無くなります。
説明書に載っている塗料を全部揃えるとキリがないです。最初は予算を1000円以内にして、目立つ部分の塗料のみ購入する事をお勧めします。
=🐣まとめ=
組み立て用工具 700円
塗装用工具 1000円
塗料 1000円
以上が今回の記事で説明した初期費用になります。かなり多めに見積もったので、実際はもっと安く済むと思います。これにキットの値段が必要になるので、自分の決めた予算合うようなキットを探してみて下さい。欲しいキットさっと購入するのもいいですが、決めた予算内で買えるキットを探すのも楽しいです。
長くなりましたが、今回の記事はここで終了です。もし、プラモデルを始めてみたいと思っている方は、少し参考にしてみて下さい。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。