【初心者向け】大型キット製作方法(タミヤ 1/32 零戦)~⑤主翼の組み立て編その1~

前回は胴体部分の製作の説明をしました。今回は主翼の製作になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】大型キット製作方法(タミヤ 1/32 零戦)~④胴体の組み立て編~

=🐣尾翼の組み立て=

水平、垂直尾翼の製作で、2点だけ注意する箇所があります。

一つは方向舵が可動する部分にエッチングパーツを使用しています。このエッチングパーツが、分厚くで硬いので切断にはちょっと力が要ります。ナイフの刃で切断できますが、何度か切断すると刃が欠けてしまうので適度に刃を交換して使用して下さい。

切断した部分に突起が残っていると、上手くパーツにはまらない場合があるので、金属用のヤスリで削っておく事をお勧めします。

🐦下記にエッチング用のヤスリを載せておきます。参考にして下さい。

タミヤ クラフトツール エッチングヤスリ 74066

もう一つの注意点は接着です。水平、垂直尾翼ともに隙間なくピッタリ接着できます。しかし、パーツが大きいので時間が経過すると、パーツの重さや、パーツ同士の圧力の関係で、パーツが動いて隙間ができてしまう場合があります。そのため、ある程度、パーツが固定するまでの5~10分程、しっかりと手で押さえておいた方がいいです。

=🐣主翼の組み立て=

この辺りの工程から、塗装の事も考えて製作していきます。

飛行状態を製作するので主翼下部パーツの加工をします。写真1の赤丸で囲んだ部分に、展示スタンド用の穴を開けます。

写真1

主翼内部は青竹色で塗装するのですが、塗装する回数を減らしたいので、主脚格納部などを製作してから塗装を行います。

主脚のつけ根部分は可動するので、グリスを塗る指示があります。グリスを塗ると可動がスムーズになりますが、グリスを塗りすぎてはみ出してしまうと塗装に影響がでるので、今回は塗らずに製作しています。やや硬いですが、グリスを塗らなくても可動するので、写真2のように組み立て可動させてみてからグリスを塗るかどうか判断してみて下さい。

写真2

主脚格納部のカバーは可動式なので、写真3のように金属のパーツを挟んで接着します。金属部分は可動式になるので接着には気をつけたくなりますが、プラスチック用の接着剤では金属を接着する事はできません。そのため接着剤のはみ出しは気にせずしっかりと、金属パーツを挟み込むように接着して下さい。

写真3

青竹色の塗装前に写真4のように主脚格納部の組み立てを、ここまで終了させておきます。

写真4

今回はここで終了です。次回は塗装になります。

🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。

【初心者向け】大型キット製作方法(タミヤ 1/32 零戦)

~①準備編~         
~②コクピットの製作編~           
~③コクピットの塗装編~           
~④胴体の組み立て編~            
~⑥主翼の組み立て編その2~         
~⑦主脚とエンジンの組み立て編~           
~⑧塗装前の下準備編~            
~⑨下地塗装編~           
~⑩基本塗装編~           
~⑪デカール貼り編~         
~⑫デカールの修正編~            
~⑬スミ入れ前の準備編~           
~⑭スミ入れ編~           
~⑮仕上げ編~            
~⑯まとめ編~