【初心者向け】洋上ジオラマ製作法 マレー沖海戦(タミヤ1/700プリンス・オブ・ウェールズ)~⑩仕上げ編~

前回で海面の製作は終了しました、今回は航空機の製作と設置を説明します。

🐔前回の記事を載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】洋上ジオラマ製作法 マレー沖海戦(タミヤ1/700プリンス・オブ・ウェールズ)~⑨航行波の表現編~            

=🐣航空機の塗装=

説明書の迷彩図を参考にして一式陸攻と九六式陸攻の塗装を行います。窓部分はX11クロームシルバーでと塗装後にクリアーブルーを塗る予定でしたが、クロームシルバーだけでも窓の感じがでているのでクロームシルバーのみの塗装になっています。

写真1
写真2

写真1が九六式陸攻、写真2が一式陸攻です。日の丸のデカールがキットには同封されていますが、デカールを貼るより塗装の方が楽なのでXF7フラットレッドで塗装しています。機体が小さいので、マスキングなしでちょっと大きな点を付ける感じで塗装します。もちろんデカールでも問題ないので、デカール貼りのほうが得意な方はデカールを使用して下さい。

=🐣駆逐艦のジオラマ製作=

1.航空機の位置決め

ケースを被せてどこに九六式陸攻を配置するかを再確認します。

写真3

航行状態のみのジオラマならばこの時点で完成になります。

位置が決まったら目印の部分(機首、主翼、機尾の先端)の位置に写真4のようにマスキングテープを貼ります。写真4では上面のマスキングテープは主翼の先端を、側面のマスキングテープは機体の下面を目印にしています。

写真4

2.航空機の接着

マスキングテープのガイドを参考にして、ピンバイスで0.5mmの穴を開けて航空機を接着します。クリアーパーツの瞬間接着剤を使用すると白濁する場合があるので、木工用ボンドを使用します。木工用ボンドでなくても、クリアータイプのボンドならば使用しても問題ありません。

🐥木工用ボンドは速効性がないので固定に時間がかかります。金属線を通す穴が金属線よりも大きいとグラグラして固定が大変になるので、金属線に合った大きさの穴を開けます。

重さで機首の部分が下に向いてしまうので、固定するまで写真5のようにケースを横にします。ボンドがある程度固まるまで小まめに機体の向きを確認してズレていたら調節します。

写真5

ボンドが乾いたらケース裏から延びている金属線を切断して、ケースを台座に被せて完成です。

写真6
写真7

見る角度によっては、金属線が見えないので宙に浮いて見えます。

=🐣戦艦のジオラマ=

1.航空機の位置決め

駆逐艦と同じように航空機の位置を決めます。戦艦はマストが大きいので機体と接触せず、ケースを上から被せる際に機体が船体に干渉しないように位置決めをします。

2.航空機の接着

駆逐艦と同じように接着します。ボンドが乾くまでは機体の向きがズレないように注意します。

写真8

ボンドが乾いたら、裏から延びている金属線を切断して、ケースを台座に被せて完成です。

写真9
写真10
写真11
写真12
写真13

これも見る角度によっては金属線が見えなくて、航空機が宙に浮いて見えます。

ケースを付けての撮影なので、光が反射して見づらいかも知れませんが、それなりに特撮映画ように見えます。手間もそれほどかからないので、是非展示方法に悩んでいる方は試してみて下さい。

今回はここで終了です。次回は簡単なまとめになります。