【初心者向け】1/16フィギュアの製作と塗装方法(タミヤ 1/16 ドイツ・アフリカ軍団戦車兵)~⑥皮膚の塗装編その2~

 前回は皮膚の塗装について説明をしました。今回は皮膚塗装の続きになります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】1/16フィギュアの製作と塗装方法(タミヤ 1/16 ドイツ・アフリカ軍団戦車兵)~⑤皮膚の塗装編その1~

🐦️今回使用しているキットはカタログ落ちしていますが、下記に現在発売されている1/16フィギュアキットをいくつか載せておきます。1/16フィギュアに興味のある方は参考にして下さい。

=🐣影色の塗装=

 影色は暗い色と一番暗い色の2種類を使用します。肌の基本色に赤や茶色などを加えて影色を調合します。

 まずは暗い色の塗装から始めます。この後にもっとも暗い色も調合するので、違いが解るように暗くなり過ぎないように色を調合します。

 皮膚の凹部分や服との境目などに暗い色を塗っていきます。唇は暗い色で塗装すれば問題ないです。唇の色で悩んでしまう人も多いと思いますが、色の違いがあれば唇に見えます。赤を意識すると血色が良すぎて逆に不自然に見えてしまうので、唇は暗い色で塗装をすれば十分だと思います。はみ出した部分は後で修正するので、線の太さなどは気にしないで影の部分を塗装していきます。

 暗い色を塗り終えた状態が写真1になります。

写真1

 次に一番暗い色を調合します。暗い色との違いがハッキリ解るように少し茶色や赤色を多めに加えます。

 一番暗い色は塗り過ぎると、影色の違いが解らなくなってしまうので、できるだけ塗る箇所を絞って塗っています。服と皮膚の境目や、上まぶたの窪みなどモールドをハッキリさせたい箇所や、凹部を強調させたい箇所に一番暗い色を塗ります。

 下唇の下にある凹部分と上唇と下唇の境目を一番暗い色で塗ります。この2箇所だけ塗れば唇の形がハッキリするので、上唇などには塗らなくても大丈夫です。

 一番暗い色を塗り終えた状態が写真2になります。

写真2

=🐣基本色の塗装=

 基本色をもう一度塗ります。影色のはみ出しや太さを調節する感じで塗っていきます。シワ部分などは最初から影色を細く塗るよりも、太く塗った影色を基本色の重ね塗りで細く調節した方が塗りやすいと思います。

 基本色を重ね塗りして影色全体の太さやはみ出しを整えた状態が写真3になります。

写真3

=🐣明色の塗装=

 光が当たる凸部分は明るい色と一番明るい色の2段階で塗っていきます。

 まずは明るい色を調合するのですが、一番明るい色との違いが解るように調合します。ここで明るくし過ぎると、違いが解らなくなるので注意して下さい。

 鼻筋や頬など光が当たる凸部分やちょっと強調させたい部分なとに明るい色を塗っていきます。色の境目がハッキリしても気にしないで、明るくさせたい箇所に塗る事だけ重視して作業を進めます。

 明るい色の塗装を終えた状態が写真4になります。

写真4

 最後に一番明るい色をぬります。塗りすぎると顔全体がテカテカになるので、光が強く当たりそうな箇所を絞って塗っていきます。今回は鼻筋、頰骨付近、顎の先端などに塗っています。

 一番明るい色はかなり白っぽいので、皮膚だけでなく歯や爪などの塗装にも使用できます。周囲と色合いの違いがあれば、意外と爪や歯に見えるものなので、わざわざ爪や歯の色を調合しなくでも大丈夫です。

 一番明るい色を塗り終えた状態が写真5になります。

写真5

 明暗塗装を終えた状態が写真6、7になります。

 やや色の境目がハッキリしてしまいますが、この後の作業で色の境目を目立たなくさせるので問題ないです。

写真6

 手や指にも明暗を付けるのを忘れないようにします。指の間接部分に明るい色をのせると一気指っぽく見えます。1/35だと難しい表現ですが1/16だと比較的簡単にできるので、手の表現が単調になってしまうと悩んでいる人は参考にしてみて下さい。

写真7

=🐣境目と赤みの調節=

 タミヤスミ入れ用塗料ピンクブラウンを使用して皮膚の赤みと色の境目を調節します。

 まずはスミ入れ用塗料を全体に塗ります。通常のスミ入れのように凹部分に流し込むのではなく、どちらかといえば凸部分に塗る感じで色をのせていきます。

 スミ入れ用塗料は薄めなので一度塗るだけでは、それほど色がのらないで複数回の重ね塗りをします。白目部分に塗料が流れないように注意しながら、スミ入れ塗料を塗ってきます。

 ピンクブラウンのスミ入れ塗料を一度塗った状態が写真8になります。

写真8

 3回重ね塗りした状態が写真9になります。塗装で付けた明暗が目立たなくなるまで重ね塗りをします。大体3~4回の重ね塗りをすれば明暗は目立たなくなります。

写真9

 明暗が目立たなくなったら、エナメル溶剤でスミ入れ用塗料を拭き取ります。エナメル溶剤を浸けた筆で、スミ入れ用塗料を拭き取っていくと、写真10のように明暗が徐々に浮かび上がっていきます。

写真10

 筆に浸ける溶剤の量と筆の動きをコントロールすれば、色の境目をうまくぼかす事が可能になります。凸部分を中心にエナメル溶剤を浸した筆で撫でて、スミ入れ塗料をゆっくりと拭き取ります。失敗してもスミ入れ用塗料の付着からやり直す事ができるので、気に入った状態になるまでやり直しができます

 凹部分にスミ入れ用塗料が溜まると影色が弱くなります。影色が弱くなったと感じた時は、凹部分に溜まったスミ入れ塗料を拭き取っていきます。

 スミ入れ塗料の拭き取りを終えた状態が写真11、12になります。色の境目が目立たなくなり、明暗が自然な感じになります。ピンクブラウンだと結構赤みが強く残りますが、赤みがある皮膚色が苦手な人は、好みの皮膚色に合わせてスミ入れ用塗料を選んでみて下さい。

写真11

 アクリル塗料だとぼかし塗装はちょっと難しいですが、スミ入れ用塗料のようなエナメル系塗料を重ね塗りすれば、比較的簡単にぼかしを入れる事ができます。アクリル塗料の塗膜に影響のないエナメル系を使用するので、失敗しても下地に影響なく拭き取れるので何度でもやり直しが可能です。

 好みの色合いをしたスミ入れ塗料がなければ、好みの色合いに調合したエナメル塗料でも問題ないです。もともとピンクブラウンを使用したら好みの皮膚色になっただけなので、とくにスミ入れ用塗料にこだわる必要はないです。ですが、スミ入れ用塗料はツヤや薄め具合が丁度良く、調合の目安にはなると思うので、塗料を自作する際は参考にして下さい。

🐦️下記に皮膚塗装で使用できそうなスミ入れ用塗料を載せておきます。溶剤も載せておくので参考にして下さい。

 今回はここで終了です。次回は頭髪と服の塗装になります。

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