フジミの1/200戦艦大和艦橋を製作してみる(フジミ 1/200 戦艦大和艦橋)~②パーツの加工編~

 前回は製作についての説明をしました。今回から製作作業になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

フジミの1/200戦艦大和艦橋を製作してみる(フジミ 1/200 戦艦大和艦橋)~①準備編~

🐦️今回使用しているキットを下記に載せておくので参考にして下さい。通常版と別売りエッチングパーツも一緒に載せておくので、こちらも参考にして下さい。

=🐣パーツの加工について=

 今回使用している特別仕様キットに付属しているエッチングパーツは別売りされている純正後付けタイプの物です。既存のプラパーツの一部やモールドをエッチングに変更するので、モールドを削ったり、プラパーツを切断したり、パーツのガイド穴を埋めるなどの加工作業が必要になります。

 製作前に説明書を見ながら、加工する部分をしっかり確認するようにして下さい。切断する部分などを残した方が良い場合もあるので、自分の技量や作業の難易度を考えて加工作業をするようにして下さい。

=🐣穴埋め作業=

 まずはエッチングに変更するプラパーツのガイド穴を埋めていきます。結構大きめの穴になるので、エポキシパテを使用して穴埋めを行います。

 写真1は艦橋パーツの一部ですが、この部分には上から下に繋がる長い階段があります。通常版だと階段や扉前のフロアはプラパーツで再現されているので、取り付け用のガイド穴が至る所にあります。フロア部分と階段をエッチングで再現するので、不要になるガイド穴は全て埋める必要があります。

写真1

 パーツが空洞でガイド穴が貫通しているため、パテ盛りにもちょっとした工夫が必要です。外側からパテを押し込むとパテが内部に飛び出てしまうのでうまく穴が埋まらないです。

 このように貫通した穴は内側からパテを押し込む事にします。ますは写真2のように穴の内側にパテを押し付けて、グッと外側に押し出します。

写真2

 押し出されたパテが写真3のようにガイド穴からはみ出すので、ガイド穴から飛び出た部分をヘラやナイフで除去します。

 除去の際に隙間が発生してもそのままパテの硬化するまで放置します。パテが硬化する前に手を加えると隙間が大きくなったり、パテが内側に入り込んでしまうので注意して下さい。

 表面に小さな隙間や凹部分があったら、硬化後にパテを盛って修正します。この際はラッカーパテも方が作業しやすいです。

写真3

 パテで貫通した穴を埋めるのは一度の作業では難しいです。硬化後にもう一度パテを使用する感じで作業を進めた方がうまく埋められると思うので、焦らずパテ埋め作業を行うようにして下さい。

 最後にパテ盛りした部分を紙ヤスリで削って、写真4のように表面を滑らかにします。

写真4

🐦️今回使用したパテを下記に載せておきます。参考にして下さい。

=🐣モールドの削り取り作業=

 艦橋パーツには梯子やステーなどのモールドがあります。エッチング変更する場合は、これらのモールドをナイフやノミで削り取る必要があります。

 削り取った跡はついつい紙ヤスリなどで表面を滑らかにしたいですが、ここをツルツルにしてしまうとエッチングパーツを取り付ける位置が解らなくなってしまいます。多少跡が残っても上からエッチングパーツを取り付けるのでそれほど目立たないです。削り跡はエッチングパーツの取り付け位置のガイドとして、写真5のようにそのまま残すようにしました。

写真5

🐦️モールドの削り取り作業は模型用のノミがあると便利です。下記に載せておくので参考にして下さい。

 写真6、7の中央部分には縦に伸びるラインがあります。これはモールドではなくパーティングラインになります。削ったモールド跡はできるだけ消さないように注意しながら、紙ヤスリなどで処理をします。

写真6
写真7

 今回のエッチングパーツは後付けタイプなので、エッチングに変更するパーツのガイド穴やモールドを削る必要があるのですが、削る前に使用するエッチングパーツの形状を確認する事が大事です。今回はちょっとした例をあげて説明してみます。

 写真8は艦橋パーツにモールドされた扉で、上には雨避けのモールドもあります。説明書には扉と雨避けのモールドを削ってエッチングに変更するよう指示があります。

写真8

 写真9が扉部分のエッチングパーツになります。ヒンジ部分で折り曲げて使用するようになっています。雨避けは縁から伸びた2本のランナーで繋がれ扉と一体化しています。

 そのまま取り付けても良いのですが、エッチングパーツだと雨避けにしては厚さが足りない感じがします。それに雨避けを繋いでいる2本のランナーも微妙に気になります。

写真9

 扉上部の雨避けはエッチングを使用しないで、そのままキットのモールドを残す事にしました。また扉部分をきれいに削るのは難しそうだし、取り付け用のガイドになりそうなので、扉のモールド自体は残す事にしました。

 ここは写真10のように、エッチングパーツパーツの接着に影響しそうな中央にある円形のモールドと、縁にあったヒンジ状のモールドだけ削り取っています。

写真10

 雨避けを切り取ったエッチングパーツを取り付けた状態が写真11になります。モールドを残したので扉部分が飛び出すのが心配でしたが、それほど問題なさそうです。扉部分をきれいに削るのはちょっと難しいので、そこは取り付け用のガイドとして残し、ヒンジなど接着に影響しそうな部分のみ削り取る事にします。

写真11

 最初からエッチングパーツの使用を前提としているキットだと、今回のようにモールドの削り取りやガイド穴を埋めるなどの作業は必要ないですが、エッチングパーツしか選択肢がないので、難易度の高い加工が必要な部分の製作はかなり大変です。

 一方後付けタイプは、素がエッチング無しでも完成させられるキットなので、穴埋めや削り作業は必要になりますが、キットのモールドやパーツをそのまま活かす事ができます。加工の難易度が高い部分やエッチングに変更すると逆に立体感が低下してしまうような箇所は、そのままキットパーツやモールドを残す事も可能です。

 勢いで指定された全てのモールドを削ってしまいたくなりますが、後付けタイプは変更するエッチングの形状や加工作業などを確認してから削り作業を行うようにしてみて下さい。穴埋めの場合はパーツのガイドを削ったり、ガイド穴をもう一度開けるなどして事後対応できますが、削った箇所を元に戻すのはほぼ不可能です。自分の技量や作業の難易度、エッチングの厚さや形状が適正なのか、しっかり見極めてから削り作業をしてみて下さい。

=🐣窓の穴開け=

 第一艦橋、第二艦橋、側面の窓がクリアーパーツで再現されていますが、第一艦橋以外は裏側が塞がれています。これが気になる人はピンバイスを使用して開口させます。

 まずは開口させる部分に1mmの穴を1mm間隔で開けていきます。穴を開け終えたらナイフなどで穴を繋げて、最後に縁を整えれば開口した窓にする事ができます。 一見難しそうですが実際の作業はとても簡単なので、窓部分の奥行きが気になる人は開口させてみて下さい。

 写真12の左側は開口させた状態、右側はキットそのままの状態になります。

写真12

 窓を開口したので、ちょっと欲張ってムギ球で内部を発光させる事にしました。

🐔ムギ球を使用した製作記事を下記に載せておきます。興味のある方は読んでみて下さい。

【初心者向け】ムギ球を使用して模型を光らせる!(ゲッコーモデル 1/35 コンテナ兵舎)~①準備編~

 艦橋下部のパーツ加工を終えた状態が写真13になります。

写真13

 今回はここで終了です。次回は艦橋下部の製作になります。

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