前回はエッチングパーツ取り付け前のパーツ加工について説明をしました。今回は艦橋基部の製作になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
フジミの1/200戦艦大和艦橋を製作してみる(フジミ 1/200 戦艦大和艦橋)~②パーツの加工編~
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておくので参考にして下さい。通常版と別売りエッチングパーツも一緒に載せておくので、こちらも参考にして下さい。
1/200 集める装備品シリーズ No.2 EX-4 1/200 戦艦大和 艦橋(純正エッチングパーツ/台座用木甲板シール付き)
フジミ模型 1/200 集める装備品シリーズ No.2 戦艦大和 艦橋
1/200 集める装備品シリーズ No.202 戦艦大和 艦橋 純正エッチングパーツ
=🐣持ち手の製作=
組立てとエッチングパーツの取り付けは並行して作業する事にします。そのため、製作中にエッチングパーツに触れて破損させないように、持ち手部分を決めておきます。
取り付けるパーツが無く安定してキットを持てる箇所を持ち手部分に設定します。目印として写真1、2のようにマスキングテープを貼り付けます。


できるだけマスキングテープを貼った部分を掴むようにして作業を進めていけば、製作中に手が触れて破損してしまうのを防ぐ事ができます。
=🐣艦橋基部の組立て=
艦橋基部に射撃指揮装置や機銃の台座を取り付けます。接着剤無しでも取り付けられるのですが、ガイド穴がかなりきついので、隙間なくピッタリとはめるのは難しいです。そのため、簡単に取り外しができる程度にガイドの突起部分を短く切断して、プラスチック用の接着剤で固定する事にします。
艦橋基部の組立てを終えた状態が写真3、4になります。射撃指揮装置や高射装置は、先にエッチングパーツを取り付けてから台座パーツに取り付ける事にします。


組立てが終了したので、ここから艦橋基部にエッチグパーツを取り付けていきます。
=🐣通風口の製作=
写真5は通風口のエッチングパーツです。これは、メッシュ部分とフレーム部分が左右に分かれていて、中央の折れ線に合わせて曲げる事で、フレームとメッシュ部分が組合わさるようになっています。
ちょっとパーツが大きいので、中央部でしっかり曲げるのがちょっと難しいので、中央の折れ線部分でパーツを切断して、フレームとメッシュ部分に分解してからそれぞれ接着するのも有りだと思います。折れ線部分でパーツを曲げ、元に戻してから再び曲げるという作業を繰り返せば、金属疲労で簡単に折れ線部分で切断する事ができます。ナイフで切断するよりはきれいに切断できるので、エッチングパーツを分割して製作したい時は参考にして下さい。

通風口のエッチングパーツはメッシュ部分が開口されているのが魅力ですが、既存のモールドの上から貼り付けるため奥行きがやや不足した感じになります。キットのモールドは奥行きのある感じになっていて、奥にメッシュ状のモールドも入っているのでかなり凝った造りになっています。そのため、ここは好みで選択するのがベストだと思います。メッシュの開口もしくは立体感、どちらを強調させたいかで選んでみて下さい。
🐦️大スケールのエッチングパーツは、サイズが大きいので大きめの加工道具があると便利です。下記にやや大きめのエッチングベンダーを載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ クラフトツールシリーズ No.67 エッチングベンダー
=🐣梯子パーツについて=
梯子のパーツを取り付けた状態が写真6になります。1/700だとモールドと変わらない平坦な表現ですが、1/200になるとかなり立体感のある梯子になります。踏み板を90°回転させるなどの曲げ加工はありますが、それなりの大きさがあるので難易度は低いです。

長い梯子パーツは途中に支柱があります。この支柱の先端はのりしろになっていて、外側に曲げるようになっています。曲げずに使用してしまうと、梯子の先端が船体とうまく接着できないので注意して下さい。
写真7は船体に一つずつ取り付けるタイプの梯子パーツです。これは1/200とはいえかなり細かいパーツで、数も多くちょっと気が遠くなるような箇所です。ちょっと面倒ですがこの部分はかなり効果が高く、完成後に眺めてニヤリとできる箇所なので、頑張って作業をする事をお勧めします。

パーツは細かいですが、のりしろ部分があるので強度的にはシッカリした状態で取り付けられます。ただ、のりしろ自体が小さいので、一つ一つのりしろ部分を曲げていくのがかなり面倒です。エッチングを使用せずに、モールドを活かして製作するのも有りですが、この部分はエッチングにする効果が高いので、多少面倒でもやってみる価値はあると思います。これから簡単にのりしろを製作できる方法を説明するので、この部分をエッチングにするかで悩んでいる人は、ちょっと参考にしてみて下さい。
梯子のエッチングパーツは写真8のようになっています。基部にのりしろ用の線が入っていて、これを曲げてのりしろを製作します。パーツを切断してから、一つ一つのりしろを曲げていくのはかなり面倒なので、ここは一気に曲げる事にします。
まずはパーツ上部のランナーのみナイフで切断します。基部の2箇所は切断しないようにして下さい。

金属製の定規をのりしり線に合わせて写真9のようにセットします。のりしろ線が少し定規に隠れる程度にセットするとうまく曲げられます。
🐥プラスチック製だとエッジが緩いので、角がハッキリしている金属製定規を使用するようにして下さい。

デザインナイフで写真10のように梯子パーツを手前に曲げていきます。定規の側面にピッタリ密着するように、少し力を入れてシッカリと曲げていきます。

定規を外した状態が写真11になります。一気にのりしろ部分を曲げられるので、労力と時間がかなり削減されます。あとは基部を切断箇所に合わせて切断するだけです。切断箇所よりも少し長めの箇所で切断すればのりしろを多めに確保できます。のりしろを多めにしたい人は切断場所で調節して下さい。
切断時にのりしろの角度が弱くなってしまう事もあるので、接着前に軽く確認して下さい。角度が弱くなっていても、一度曲げているためピンセットなどで簡単に角度の調節が可能です。

あとはピンセットを使用して、写真12のように削り跡をガイドにして梯子を取り付けます。面倒そうに見えますが、のりしろを作ってしまえば思った以上にサクサク製作が進みます。
このパーツの売りは船体と梯子の間に空間が空く事です。瞬間接着剤でこの空間が埋まってしまった場合は、ナイフなどで剥がして新しいパーツを使用して作り直して下さい。予備パーツはかなりあるので、その辺は心配しなくて大丈夫です。

モールドの削り跡をきれいにしてしまうと、取り付け位置に迷ってしまいます。ある程度は跡を残して取り付けガイドにした方が無難です。
エッチングパーツはシートに固定した状態で作業をした方が加工しやすい 物もあります。加工が難しそうなパーツは、シートから切り離す前にちょっと検討してみて下さい。
今回はここで終了です。次回は艦橋基部製作の続きになります。
