以前F-18スーパーホーネットを1日1時間の作業で製作する記事を書きました。今回はF-14Dトムキャットを1日1時間の作業で製作していきます。
🐔以前書いたスーパーホーネットの記事を下記に載せておきます。現用機繋がりで、ブルーインパルスの製作記事も載せておくので参考にして下さい。
【初心者向け】ハセガワ1/72 F18スーパーホーネット製作『1日1時間の作業で製作する』①~準備編~
【初心者向け】ブルーインパルスを塗装で製作する方法(ハセガワ 1/48)~①準備編~
=🐣F-14について=
退役して10年以上経ちますがいまだに人気のある機体です。映画『トップガン』で有名になりプラモデルにも恵まれていて、1/144~1/32までのさまざまなスケールで、各メーカーから発売されています。今回は写真1のハセガワから発売されている1/72のキットを使用していきます。
=🐣キットについて=
写真1のキットは退役時の記念塗装バージョンで、限定発売品ですが、ハセガワの1/72トムキャットのキットはデカール替えでさまざまな機体が発売されているため、比較的入手しやすいです。エッチングパーツが同封されいて、難易度が高めにみえますが意外と組みやすいキットです。
🐦下記にいくつかF14のキットを載せておくので、参考にして下さい。
ハセガワ 1/72 アメリカ海軍 F-14B トムキャット VF-103 ジョリー ロジャース (ワッペン付) プラモデル SP454
ハセガワ 1/72 アメリカ海軍 F-14A トムキャット オツ線 大西洋空母航空団 プラモデル E14
ハセガワ 1/72 F-14D トムキャット ‘VF-31 トムキャッターズ’ [00831]
🐦今回製作するのはハセガワ1/72トムキャット2代目のキットです。初代のキットは現在も発売されているので購入時は注意して下さい。初代のキットは主翼が可動で武装も付属されていて製作もし易いですが、全体が凸モールドになっています。商品番号E2,E3のキットが旧型のものです。下記に載せておくので参考にして下さい。
ハセガワ 1/72 アメリカ海軍 F-14A トムキャット ハイビジ プラモデル E3
ハセガワ 1/72 アメリカ海軍 F-14A トムキャット ロービジ プラモデル E2
=🐣製作前の準備=
まずは製作に必要な事を決めます。このキットには武装がついていません。今回製作する機体は退役時の記念塗装バージョンなので武装の接着はしませんが、武装がないと寂しいと思う方は別売りの武装セットを用意します。配備初期は対空ミサイルだけの装備でしたが、次第に対地攻撃用の爆弾を搭載するようになりました。製作する機体の時期や自分の好みによって、対空または対地装備にして下さい。
🐦下記に武装セットを載せておくので参考にして下さい。
ハセガワ 1/72 アメリカ空軍 エアークラフト ウェポンIII プラモデル X72-3
ハセガワ 1/72 アメリカ空軍 U.S.エアクラフトウェポンVI スマート爆弾セット プラモデル X72-11
このキットはトムキャットの特徴の一つである可変翼が選択式になっています。発艦や着艦時、低速旋回時などは主翼を広げていますが、格納時や高速巡航時などは主翼を格納した状態になっています。多くのキットは主翼が可動式なのですが、ハセガワの2代目トムキャットは選択式になっています。製作前に決めなくてもいいのですが、早め主翼の状態を決めておく事をお勧めします。
=🐣道具の準備=
1.組み立て用工具
基本的な組み立て工具は必要です。ニッパー、接着剤、ピンセット、デザインナイフは用意しておきます。飛行機モデルは流し込みタイプの接着剤があると便利なので、可能ならば通常のものと、流し込みタイプの接着剤の2種類を用意する事をお勧めします。合わせ目処理用のパテと紙ヤスリも用意しておきます。
🐦今回お勧めの工具を下記に載せておきます、参考にして下さい。
タミヤ クラフトツールシリーズ No.35 薄刃ニッパー 74035
🐦️他にもいろいな工具があるので、自分の製作スタイルに合った工具を探してみて下さい。下記に模型用工具のページを貼り付けておきます。よかったら参考にしてみて下さい。
2.塗装用道具
エアブラシを使用して塗装します。エアブラシ塗装は全てタミヤアクリル塗料を使用します。一部の細部塗装や、スミ入れはエナメル塗料を使用します。今回は青いラインの塗り分けが必要になるのでマスキングテープか必要になります。飛行機模型は機体が丸いので、通常のマスキングテープ以外に曲線用のマスキングテープがあると作業が楽になります。
🐦曲線用マスキングテープを下記に載せておきます。参考にしてください。
タミヤ メイクアップ材シリーズ No.178 曲線用マスキングテープ 3mm 87178
飛行機モデルはデカール貼りが大事な作業なので、デカール軟化剤は用意しておいた方がいいです。
3.特別な道具
キャノピー(コクピットのガラス部分)にパーティングラインが入っているため、これを消すために紙ヤスリとコンパウンドが必要になります。詳しい事は後に説明しますが、上に載せてある過去記事でも説明しているので参考にして下さい。
🐦紙ヤスリは機体n合わせ目消しでは400~1000番、キャノピーは800~2000番を使用します。便利なセットを下記に載せておくので参考にして下さい。
タミヤ フィニッシングペーパー・細目tp010・仕上げtp024・2種セット
🐦コンパウンドは細めだけでも問題ないですが、キャノピーをテカテカにしたい方は仕上げ用も用意しておくといいです。磨く時に使用するクロスも用意します。
【 タミヤ コンパウンド 細目 】 タミヤ メイクアップ材 仕上げ用アイテム tm069/ 下地みがきから塗装面のツヤ出しまで可能です。
🐥キャノピーのパーティングラインを処理しない場合はこれらの道具は必要ありません。
トムキャットは重心が後ろよりなので、機首に重りを入れないと後ろに傾いて尻もちをついた状態になってしまいます。釣り具の玉重りや、板状の鉛重りを持っている方は問題ないですが、持っていない方は重りを用意しておきます。今回は塗料の撹拌用メタルボールを使用しました。
🐦下記に載せておくので参考にして下さい。
細部の塗装や塗り分け時に資料本があると、迷わずに作業ができます。武装をつける場合にも参考になるので用意しておくと作業が楽になります。
🐦資料本を載せておくので参考にして下さい。
F-14トムキャット細部写真集 2020年 09 月号 [雑誌]: 艦船模型スペシャル 別冊
🐥たくさんの工具等を紹介しましたが製作する手法によっては、これら全ての道具が必要になる訳ではないので、これからの製作記事を見て必要だと思った物を用意すればいいと思います。
今回はこれで終了です。次回から製作に入ります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。
【初心者向け】『1日1時間の作業』でF-14Dトムキャットを製作する(ハセガワ 1/72)~①準備編~
【初心者向け】『1日1時間の作業』でF-14Dトムキャットを製作する(ハセガワ 1/72)~②キャノピー製作編~1日目
【初心者向け】『1日1時間の作業』でF-14Dトムキャットを製作する(ハセガワ 1/72)~③コクピット製作編その1~2日目
【初心者向け】『1日1時間の作業』でF-14Dトムキャットを製作する(ハセガワ 1/72)~④コクピット製作編その2~3日目
【初心者向け】『1日1時間の作業』でF-14Dトムキャットを製作する(ハセガワ 1/72)~⑤機首製作編~4日目
【初心者向け】『1日1時間の作業』でF-14Dトムキャットを製作する(ハセガワ 1/72)~⑥胴体部分の組み立て編~5日目
【初心者向け】『1日1時間の作業』でF-14Dトムキャットを製作する(ハセガワ 1/72)~⑦エアインテークの組み立て編~6日目
【初心者向け】『1日1時間の作業』でF-14Dトムキャットを製作する(ハセガワ 1/72)~⑧主翼の組み立て編~7日目
【初心者向け】『1日1時間の作業』でF-14Dトムキャットを製作する(ハセガワ 1/72)~⑨細部の組み立て編~8日目
【初心者向け】『1日1時間の作業』でF-14Dトムキャットを製作する(ハセガワ 1/72)~⑩塗装前の準備編~9日目
【初心者向け】『1日1時間の作業』でF-14Dトムキャットを製作する(ハセガワ 1/72)~⑪下地塗装編~10日目
【初心者向け】『1日1時間の作業』でF-14Dトムキャットを製作する(ハセガワ 1/72)~⑫基本塗装編~11日目
【初心者向け】『1日1時間の作業』でF-14Dトムキャットを製作する(ハセガワ 1/72)~⑬塗り分け部分のマスキング編~12日目
【初心者向け】『1日1時間の作業』でF-14Dトムキャットを製作する(ハセガワ 1/72)~⑭青の塗り分け塗装編~13日目
【初心者向け】『1日1時間の作業』でF-14Dトムキャットを製作する(ハセガワ 1/72)~⑮コーティング塗装編~14日目
【初心者向け】『1日1時間の作業』でF-14Dトムキャットを製作する(ハセガワ 1/72)~⑯デカール貼り編~15~17日目
【初心者向け】『1日1時間の作業』でF-14Dトムキャットを製作する(ハセガワ 1/72)~⑰クリアーパーツの接着編~18日目
【初心者向け】『1日1時間の作業』でF-14Dトムキャットを製作する(ハセガワ 1/72)~⑱スミ入れと仕上げ編~19日目
【初心者向け】『1日1時間の作業』でF-14Dトムキャットを製作する(ハセガワ 1/72)~⑲まとめ編~