【初心者向け】『1日1時間の作業』でF-14Dトムキャットを製作する(ハセガワ 1/72)~②キャノピー製作編~1日目

前回は製作前の準備の説明をしました。今回はキャノピーの製作を行います。

🐔前回の記事を載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】『1日1時間の作業』でF-14Dトムキャットを製作する(ハセガワ 1/72)~①準備編~         

=🐣製作の予定=

最初になんとなくですが、簡単な製作の予定を決めておきます。簡単でも予定を決めておくと、途中で迷う事が少なくなるのでお勧めです。

キャノピーの製作→コクピットの組み立てと塗装→機体の組み立て→下地塗装→基本塗装→青色の部分の塗装→細部塗装→コーティング塗装(1回目)→デカール貼り→コーティング塗装(2回目)→スミ入れ→汚し塗装→完成

以上の予定で製作していきます。1日1時間の作業で製作していきますが、区切りのいいところで終了する予定なので、1日の製作時間が1時間未満や、1時間以上になる事もあると思います。だいたい1時間ぐらいという感じで製作していきます。

=🐣キャノピーの製作=

現用機のキャノピーは視界が広くなるように、断面がΩ型の物が多いです。これを模型で再現すると、金型の関係でどうしても中心に金型の合わせ目であるパーティングラインができてしまいます。通常のパーツならヤスリがけで簡単に解決できるのですが、クリアーパーツだと簡単に消すことはできません。今回はこれを消していきます。

1.パーティングラインの処理

写真1のようにキャノピー部分の中心に縦に伸びるパーティングラインがあります。

写真1

まずは800番のヤスリでパーティングラインを削ります。パーティングラインの段差が激しい時は、800番では厳しいので600番から始めます。または、ナイフの刃を立てカンナのようにして段差部分を削ってからヤスリがけを行います。800番の紙ヤスリでパーティングラインを削ったところが写真2の状態です。この時点でパーティングラインはしっかりと消しておきます。

写真2

2.キャノピーの研磨処理

1000番のヤスリで磨いていきます。終了した状態が写真3になります。

写真3

これを順番に1200番→1500番→2000番の順番で磨いていきます。だんだんキズが細かくなって、曇っている感じになります。写真4は2000番のヤスリで磨いた後の状態です。

写真4

コンパウンドを使用してさらに磨いていきます。まずはタミヤコンパウンドの細目で磨いていきます。この時ティッシュなどで磨いてしまうと細かいキズがつく場合があるので、できるだけ専用のクロスを使用します。写真5は細目のコンパウンドで磨いた後の状態になっています。

写真5

最後に仕上げ目のコンパウンドで磨いていきます。磨き終わった状態が写真6の状態になります。

写真6

🐥フレーム部分のモールドが消えないか心配でしたが、消える事なく作業ができました。600番から始める場合はモールドが消える可能性もあるので、スジ彫りをしながら作業した方がいいと思います。

🐦今回使用したコンパウンドとクロスを下記に載せておきます。参考にして下さい。

【 タミヤ コンパウンド 細目 】 タミヤ メイクアップ材 仕上げ用アイテム tm069/ 下地みがきから塗装面のツヤ出しまで可能です。

タミヤ メイクアップ材 コンパウンド 仕上げ目 87070

タミヤ メイクアップ材シリーズ No.90 ・コンパウンド用クロス (3色セット) 87090

3.マスキング

キャノピーに残ったコンパウンドを水で濡らしたクロスで拭き取ります。コンパウンドがついたままだと、マスキングテープが剥がれやすくなるので注意して下さい。

塗装はまだ先ですが、製作中にキズがつくのもイヤなので、マスキングをして保護しておきます。写真7のようにキャノピー部分をマスキングして保護しておきます。マスキングが終了したら、ビニールなどに入れて機体と接着するまで保管しておきます。

写真7

パーティングラインの処理を一番最初に作業しましたが、製作前の儀式みたいなものなので、特に意味はありません。パーティングラインの処理はいつ作業しても問題ないので、ゆっくり作業ができる時にして下さい。

🐥製作中にランナーやパーツでキズがつく場合があるので、処理前でもクリアーパーツは袋に入れておいた方がいいです。

今回はここで終了です。マスキングも行ったので15分程時間をオーバーしてしまいました。大事な作業なのでマスキングはしっかり時間がとれる時に、作業した方がいいと思います。

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