【初心者向け】1/35鉄道ジオラマ製作方法(サンダーモデル 1/35 ドイツ軍 有蓋貨車)~⑨地面の製作編その1~

前回は貨車内部の製作をしました。今回は地面の製作になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】1/35鉄道ジオラマ製作方法(サンダーモデル 1/35 ドイツ軍 有蓋貨車)~⑧貨車内部の製作編~

🐦️今回製作している車両キットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

=🐣地面の製作=

写真1のようにベーズ上にスチレンボードを接着して、線路をベースの大きさに合わせて切断します。このキットには線路が含まれていなかったので、別売りの線路パーツを使用しました。どちらかと言うと線路が付属しているキットの方が多いですが、線路が必要な場合は購入前にキットに含まれているかしっかり確認して下さい。

🐦️今回使用した線路パーツを下記に載せておきます。参考にして下さい。

写真1

砲弾箱をバラスト上に置くのは不安定過ぎるので、荷物運搬用の足場を製作します。線路側面にスチレンボードで写真2のような段差を製作します。

写真2

🐦️スチレンボードがあると簡単に段差が製作できます。ちょっとした高さを表現するのに便利なので、ジオラマ製作の必需品です。下記に載せておくので、参考にして下さい。

タミヤテクスチャーペイントのダークアースを写真3のように塗っていきます。スチレンボードの上からバラストを撒いてもよいのですが、そのまま撒くと結構な量の石が必要になります。テクスチャーペイントで少し底上げをしておけば使用するバラストの量も抑えられるし、バラストの隙間から下地が見えても気にならなくなります。

写真3

🐦️今回使用したテクスチャーペイントを下記に載せておきます。土タイプは厚めに盛る事も可能なので、厚さを出したい時は便利です。気軽に使用できるので初心者にもお勧です。下記に載せておくので参考にして下さい。

テクスチャーペイントの表面を整える必要はないですが、写真4、5のように線路下や段差部分にバラスト分のスペースを空けるようにして下さい。

写真4
写真5

通路部分はホームセンターで購入した細切りの板を使用しています。適当な長さに切断して写真6のように敷き詰めます。板の継ぎ目が目立つように少し間を空けて接着すると、板張りの感じが増します。

写真6

テクスチャーペイントの盛り付けが終了したら、乾くまでしっかり放置します。乾燥前にバラストを撒くとバラストが沈んでしまうので注意して下さい。

乾燥したら脇にはみ出したテクスチャーペイントを削って、写真7のように0、3mmのプラ板で囲いを作ります。囲いが無いと隅のバラストがこぼれ落ちてしまうので注意して下さい。

写真7

プラ板の接着は木工用ボンドで問題ないですが、ボンドが乾いて固定するまではバラストを撒かないようにして下さい。

=🐣バラストの接着=

囲いのプラ板が固定されたらバラストを撒きます。写真8の茶色の部分全体にバラストを撒きます。

写真8

バラストは鉄道模型用のジオラマ素材を使用します。スケールが異なるので、写真9の河原の石を使用します。鉄道模型用のバラストを使用した場合、1/35では小石程度になるので注意して下さい。

写真9

🐦️今回バラストで使用した素材を下記に載せておきます。参考にして下さい。

バラストを写真10のように敷き詰めていきます。枕木の側面が埋まるように敷き詰めていきます。

写真10

写真11のように、ある程度バラストを敷き詰めたら上から接着剤を垂らして固定していきます。

接着はスーパーフィックスを水で薄めたものを使用しましたが、ジオラマ用の接着剤が無い場合は木工用ボンドを水で薄めたもので大丈夫です。

🐥木工用ボンドは界面活性剤が入っていないので、バラスト上に垂らすと水の表面張力によって弾かれてしまいます。界面活性剤が入った台所用中性洗剤を入れると、表面張力が低下してバラスト間に浸透していきます。塗料皿一杯で薄めた場合は1、2滴で充分です。水の弾き具合を見ながら調節して下さい。

スポイトなどで上からボンドを垂らしていきます。部分的に垂らすのではなく全体をボンドで浸すようにして下さい。ボンドが乾燥するとバラストの高さが全体的に下がるので、ボンド乾燥後に沈下した部分にもう一度バラストを撒いて、接着剤を流し込みます。

写真11

🐦️スーパーフィックスは界面活性剤が入った接着剤です。使用感は木工用ボンドと同じ感じなので、初心者にも扱いやすい接着剤です。乾燥後はつや消しになるので、ジオラマ製作には便利な道具です。下記に載せておくので参考にして下さい。

バラストの接着が終了した状態が写真12になります。左上の色が異なっていますが、これは1袋では足りなくなり追加で購入した際に、同色の物が無かったので異なる色のタイプを使用したためです。上から塗装するので色の違いは気にならないですが、塗装しない場合は色の違いに気をつけて下さい。

写真12

実際に線路を見ると枕木の上にも石が転がっているのが確認できたので、写真13、14のように枕木や通路に軽く石を撒いて接着します。

写真13
写真14

今回はここで終了です。次回は地面の塗装になります。