【初心者向け】Ⅲ号突撃砲フルインテリアキット製作方法(ボーダーモデル 1/35 Ⅲ号突撃砲G型)~⑪装備品の製作編~

前回は砲塔の製作をしました。今回は装備品の製作をします。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】Ⅲ号突撃砲フルインテリアキット製作方法(ボーダーモデル 1/35 Ⅲ号突撃砲G型)~⑩防盾の製作編~

=🐣車体後部ラックの製作=

車体後部にある荷物ラックはエッチングパーツで再現されています。説明書だと荷物ラックを組み立ててから、車体に接着するような感じになっていますが、そのやり方だとラック全体が歪みやすくなるので、慣れていない人は支柱から接着する事をお勧めします。

支柱を先に写真1~3のように接着します。取り付け位置は説明書を参考にして下さい。

写真1
写真2
写真3

次に横のステーパーツを支柱に合わせて曲げていきます。写真4のように支柱や車体の位置に合わせて、折り曲げる箇所を決めてからエッチングパーツを曲げていきます。

写真4

ステーの曲げ加工が終了したら、写真5、6のように支柱パーツに接着していきます。多少支柱パーツがステーから飛び出る箇所がありますが気にせずに、高さを合わせるのではなくステーが歪みなく接着する事を重視して接着します。

接着剤が乾いたら、ステーから飛び出した支柱部分をニッパーで切断します。真鍮自体が柔らかいのでニッパーで簡単に切断できますが、刃こぼれする場合があるので古いニッパーなどを使用して下さい。

写真5
写真6

後部ラックの取り付けが終了した状態が写真7になります。先に支柱から取り付けた方が歪みなく組み立てられるので、エッチングの扱いに慣れていない人は参考にしてみて下さい。

写真7

=🐣シュルツェンの製作=

シュルツェンとは、成形炸薬弾を防ぐための装甲板です。成形炸薬弾とは火薬をすり鉢状に詰めた弾頭の事で、命中した瞬間に高温のガスを噴出して装甲に穴を開けて内部を破壊します。

この高温ガスは、隙間があると分散されて冷却されるため急激に威力が低下します。そのため、成形炸薬弾を無効化するために、シュルツェンと呼ばれる薄い装甲板を装甲の弱い側面などに取り付けていました。現用車両でよく見かけるスラットアーマーもこの原理を利用しています。

シュルツェンは左右4枚ずつ、計8枚取り付けます。全て取り付けてもいいいのですが、戦闘で何枚か外れたにするとちょっとしたアクセントになります。左右何枚どの位置に取り付けるかを、事前に決めておいた方が作業がしやすいです。

まずは写真8のように、シュルツェンの取り付け部分を製作します。

写真8

今回は左側2枚、右側3枚で製作します。取り付ける位置によって形状が異なるので間違えないようにして下さい。シュルツェンの製作が終了した状態が写真9になります。

写真9

完成したシュルツェンを車体に取り付けてみたのですが、取り付け部分が少し太くて、スムーズに取り付ける事が難しいです。そのため写真10の丸で囲んだシュルツェンの取り付け部分の先端を少しヤスリで削ります。先端を尖らせるとスムーズに取り付けられるので、擦り合わせをしながら先端が尖るようにヤスリがけを行います。

🐥シュルツェンを取り付けない箇所はこの作業をする必要はないです。

写真10

シュルツェンを装着した状態が写真11、12になります。

写真11
写真12

シュルツェンは接着すると塗装がかなり難しくなるので、写真13のように取り外しができる状態にします。面積が大きいので、塗装前にメタルプライマーを塗っておく事をお勧めします。

🐦️下記にメタルプライマーを載せておきます。参考にして下さい。

写真13

これで車体の組み立ては終了です。

写真14のように外装と内部パーツが並ぶようにして展示していきます。

写真14

今回はここで終了です。次回は下地塗装になります。

🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。

【初心者向け】Ⅲ号突撃砲フルインテリアキット製作方法(ボーダーモデル 1/35 Ⅲ号突撃砲G型)

~①準備編~

~②基礎工作編~

~③変速機の組み立て編~

~④操縦席の製作編~

~⑤戦闘室の製作編その1~

~⑥戦闘室の製作編その2~

~⑦主砲の製作編~

~⑧エンジンルームの製作編~

~⑨足回りの製作編~

~⑩防盾の製作編~

~⑫下地塗装編~

~⑬内部パーツの塗装と組み立て編その1~

~⑭内部パーツの塗装と組み立て編その2~

~⑮外装の塗装編その1~

~⑯外装の塗装編その2~

~⑰細部の塗装編~

~⑱仕上げ作業編~

~⑲まとめ編~