IDF ナグマホン ドッグハウスⅡ ⑥~塗装編(汚し塗装 ・スミ入れ、ウォシング)~

⑤までで、基本塗装まで終了しました。⑥では汚し塗装を行います。

【汚し塗装】すべてエナメル塗料で行います。エナメル塗料は、塗料の伸びが良くて、アクリル塗料を溶かさないため、汚し塗装に向いています。墨入れとウォシング、雨垂れ表現、砂汚れ、オイル汚れの順に行います。⑥では、墨入れとウォシングのやり方について説明します。

写真1の塗料を使用します。順を追って塗料の説明もしていきます。

写真1

=墨入れ、ウォシング=墨入れとは、パーツの凹んでいる部分に、塗装を流しモールドを浮き出し立体感を出します。ウォシングとは、薄い塗料でフィルターをして、全体の塗装を落ち着かせる事です。

まず使用するのは、AKインタラクティブのダークイエロー車両用のウォシング液(写真2)です。

写真2

容器に調合スティックを入れて、よく撹拌して塗料皿に取ります。塗料を筆に付けて、車体全体のモールド(パーツについているスジ彫り等の凹凸表現)部分に塗料を垂らすような感じで塗ります。

スジを付けたプラスチック板を使って詳しく説明するので、よかったら参考にして下さい。

写真3のように凹んでいる部分に塗料を垂らします。

写真3

乾いてきたら、エナメル溶剤を軽く付けた筆で撫でていくと塗料が溶剤に溶け出してきます。ティッシュで筆に付いている溶剤を拭き取ってから、表面の溶剤を筆で吸い取ります。その結果薄い塗膜で、フィルターがかかったようになります。

汚れが流れる方向に筆を動かしながら、溶剤を吸い取ります。写真4の場合は上から下に向かって筆を動かしています。塗料が完全に乾くと、溶剤で落としにくくなるので注意して下さい。

写真4

塗料を拭き取りつつ、全体に延ばすように筆を動かします。すると写真5のように凹んだ所には線ができます。何もしていない左側と比べると、全体的にうっすら色が着いて、落ち着いた感じになります。これで、墨入れとウォシングが同時にできます。

写真5

車体全体に作業をしたら、墨入れとウォシングは終了です。

写真
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続きは次回になります。

★AKインタラクティブは輸入品のため、取扱店が限られています。そのため手に入れにくい方もいると思いますので、下に国内メーカーで手に入りやすい代替え品を上げておきます。どちらもエナメル塗料なので、今回の説明通りにやっても問題ありません。

🐔今回の記事一覧を載せておきます。目次代わりに使用して下さい。

IDF ナグマホン ドッグハウスⅡ① ~組み立て編~

IDF ナグマホン ドッグハウスⅡ ②~組み立て編~

IDF ナグマホン ドッグハウスⅡ ③~組み立て編~

IDF ナグマホン ドッグハウスⅡ ④~塗装編~

IDF ナグマホン ドッグハウスⅡ ⑤~塗装編(基本塗装)~

IDF ナグマホン ドッグハウスⅡ ⑦~塗装編(汚し塗装・雨垂れ)~

IDF ナグマホン ドッグハウスⅡ ⑧ ~塗装編(汚し塗装・砂汚れ)~

IDF ナグマホン ドッグハウスⅡ ⑨ ~塗装編(オイル汚れ)~

IDF ナグマホン ドッグハウスⅡ ⑩ (完成)