【初心者向け】タミヤチッピング液をアクリル塗料の下地で使用してみる(ミニアート 1/35 パン屋)~④塗装剥がし編~

前回は基本塗装をしました。今回は塗装剥がしになります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】タミヤチッピング液をアクリル塗料の下地で使用してみる(ミニアート 1/35 パン屋)~③基本塗装編~

=🐣塗装剥がし=

基本塗装が終了した状態が写真1になります。ここから塗装剥がしを行います。下地塗装を塗膜の弱いアクリル塗装で行ったので、塗装剥がしに使用する筆は固めではなく柔らかめの物にします。今回は使い古して筆先がバラバラになった平筆を使用しています。

写真1

まずは写真2のように塗装を剥がす部分に水を塗ります。

写真2

水を塗った部分を用意した筆で軽く擦っていくと、表面の塗料が剥がれていきます。上手く筆をコントロールして、自分の思った感じの塗装剥がれ表現をして下さい。

全体的に満遍なく筆を動かして塗装を剥がした状態が写真3になります。今回は柔らかめの筆を使用しましたが、剥がれ難いという事は無かったです。

写真3

エッジ部分を重点にして筆を動かした状態が写真4、5になります。下地塗装で色の変化を付けたので、塗装剥がれに色の変化が出て単調になるのを防いでくれます。

写真4
写真5

チッピング液を使うと書き込みでは表現できない感じの塗装剥がれ表現ができます。作業自体が結構楽しいため、ついついやり過ぎてしまいそうになるので注意して下さい。

🐦️下記に今回使用しているチッピング液を載せておきます。参考にして下さい。

タミヤ メイクアップ材シリーズ No.225 チッピング液 40ml

今回は、小さい屋台で行ったので問題ないですが、全体を同じ調子で剥がして行くので、大型車両の場合は最初からやり過ぎると途中で疲れてしまいます。大型の車両は先に全体を軽を剥がしてから、部分的に強弱を付けて行くやり方をお勧めします。

写真6

大きな窪みや凹部にチッピング液が溜まりやすく、塗料がガッツリ剥がれてしまう場合があるので、窪みや凹部の剥がし作業は力加減に注意して下さい。

写真7
写真8

塗装剥がしが終了したら、塗膜を保護するためにXF86フラットクリアーでコーティング塗装をします。

🐥デカールを貼る場合は、必ずコーティング塗装をしてからにして下さい。コーティングをしないでデカールを貼ると、使用した水で塗料が剥がれてしまうので注意して下さい。デカールを貼り終えたら、デカールの保護とツヤを整えるためにもう一度コーティング塗装をして下さい。

=🐣スミ入れ=

コーティング塗装が十分に乾燥したら、タミヤスミ入れ用塗料でスミ入れを行います。

スミ入れが終了した状態が写真9~11になります。タミヤスミ入れ用塗料はエナメル系なのでチッピング液に影響はないですが、コーティングした方が安心してスミ入れをする事が出来ます。

写真9

アクリル塗料を下地にする場合は、下地塗装→コーティング→チッピング液の塗装→基本塗装→塗装剥がし→コーティング→デカール貼り→スミ入れ→コーティングといった順番をお勧めします。

写真10
写真11

車輪などの細部塗装をしたら屋台部分は完成です。好みでピグメントなどで土ぼこりなどを付着させて下さい。今回は食品の屋台なので汚しは控えています。

屋台部分が完成した状態が写真12になります。コーティングの回数が多くなるので少し面倒ですが、作業自体の難易度は高くないので興味のある方は是非やってみて下さい。

写真12

🐦️今回製作しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

ミニアート(Miniart) 1/35 パン屋セット フィギュア2体入

今回はここで終了です。次回はフィギュアの塗装になります。