【初心者向け】簡単!1/35フィギュアの改造と塗装法~⑨顔の塗装編その2~

前回は顔の塗装について説明しました。今回は顔の塗装の続きになります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】簡単!1/35フィギュアの改造と塗装法~⑧顔の塗装編その1~

=🐣顔の塗装=

最も明るい→明るい→基本色→暗い→最も暗い

上に挙げたような感じで色を作り塗装をしていきます。基本色の塗装が終了した写真1の状態から初めていきます。

写真1

1.やや明るい色の塗装

明るい色で鼻や、頰、おでこなど、光が当たりそうな部分を写真2のように塗装します。

写真2

この後で暗い色を塗るのですが、基本色に少しブラウン系の色を加えてほんの少し基本色よりもやや暗い色を作って写真3のように凹部周辺に塗っておくと、暗い色との境目が目立たなくなります。

写真3

2.やや暗い色の塗装

基本色に茶色と赤色を混ぜて、暗い色を作ります。黒を混ぜるとハッキリした影になってしまうので、暗さを出す時はブラウン系の色を使用します。赤色を混ぜてやや赤みを強く出しておくと、次の最も暗い色が製作しやすくなります。暗い色を、目の周りや鼻筋の脇、顎の下、袖と皮膚の境目、など影になる箇所に写真4のように塗ります。

唇全体も暗い色で塗装します。

写真4

3.最も暗い色の塗装

基本色に茶色と赤色を混ぜて、最も暗い色を作ります。使用する色は暗い色とおなじですが、暗い色は茶色少なめ赤色多め、最も暗い色は茶色多め赤色少なめにします。

🐥暗い色に茶色を混ぜて作った方が簡単と思うかもしれませんが、基本色から作ったほうが、やや暗い色と最も暗い色の違いがハッキリでます。

目の周りや、服との境目、指の隙間部分など、メリハリをつけたい部分に、写真5最も暗い色を塗ります。目の周りを塗る時に、目の形を整えるようにします。色合いを確かめるために、最初は指の隙間などを塗って色合いを確認します。

唇の線は最も暗い色で塗ります。口が開いている場合は、口の中を最も暗い色で塗ります。

写真5

🐥最も暗い色は、必要な箇所だけ塗るようにします。塗りすぎると、暗い色を塗った部分が目立たなくなります。パッと見て、ここは強調した方がいいと思う箇所だけに塗ります。

4.明るい色の再塗装

影になる部分の塗装が終了したので、もう一度光が当たる箇所に写真6のように明るい色を塗ります。明るい部分に暗い色がはみ出してしまった箇所があったら、ついでに修正します。溶剤を加えて薄めにして2~3回塗って色をつける感覚で塗ると、失敗しにくいです。

🐥明るい色と、暗い色の境目がハッキリと目立つ箇所もありますが、赤みをつける作業の時に目立たなくなるので、気にせずに塗装します。

写真6

5.最も明るい色の塗装

明るい色に白色を加えて最も明るい色を作ります。白を加え過ぎると白粉を塗ったようになるので、少量ずつ加えて調節します。顔の出っ張ってる部分に、少し溶剤で薄めにして写真7のように塗っていきます。2~3回で色がつくようにして、軽く筆で撫でる感じで塗っていくとと失敗しにくいです。

🐥鼻筋、おでこ、頰、顎などの最も出っ張っている箇所に塗ります。

写真7

6.赤みをつける

写真8のタミヤのスミ入れ用塗料ピンクブラウンで赤みをつけます。名前の通り通常はスミ入れに使用するのですが、普通に皮膚部分に塗るだけで簡単に皮膚の赤みが表現できます。エナメル塗料で塗装した場合は、塗料を溶かしてしまうので使用できません。アクリル塗料か、ラッカー系で塗装した時のみ使用可能です。

🐦今回使用したスミ入れ用塗料を下記に載せておきます。参考にして下さい。

スミ入れ塗料 (ピンクブラウン)

写真8

顔料が均一に混ざるように良く振ってから、塗料皿にスミ入れ用塗料を出します。蓋に筆が付属してますが、それは使用せずに普通の細筆を使用します。

スミ入れ用塗料は流動性が高いので、少量だけ筆に付けて明るい色と暗い色の境目が出ている箇所に塗ります。一度では色が着かないので、2~3回塗ります。すると写真9のように全体的に赤みがでてきます。腕など皮膚の部分で赤みを出したい箇所にも塗るようにします。

写真9

🐥凹部分には、すでに暗い色を塗っているのでスミ入れ用塗料を流し込む必要はありません。

何度か塗ると全体的に赤みが出てきますが、最も明るい色を塗った箇所が、赤みを帯びて目立たなくる場合があります。その時はエナメル溶剤を軽く付けた筆で、明るくしたい部分を撫でていきます。するとスミ入れ用塗料の顔料が拭き取られて、写真10のように下地の塗料が出てきて、明暗がハッキリするようになります。

写真10

🐥赤みが強すぎた部分があったら、エナメル溶剤で拭き取る事が可能なので自分の好みで調節して下さい。

正面から光りを当てて撮影しているので、明暗がハッキリし過ぎのように見えますが、自然光で撮影すると写真11、12のようになります。

写真11
写真12

小銃手と機関銃手の同じように塗装していきます。

写真13
写真14

今回はここで終了です、次回は服の塗装になります。

🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。

【初心者向け】簡単!1/35フィギュアの改造と塗装法~①準備編~            
【初心者向け】簡単!1/35フィギュアの改造と塗装法~②ドライバーの製作編~          
【初心者向け】簡単!1/35フィギュアの改造と塗装法~③小銃手と機関銃手の製作編~           
【初心者向け】簡単!1/35フィギュアの改造と塗装法~④ドライバーの製作編その2~           
【初心者向け】簡単!1/35フィギュアの改造と塗装法~⑤小銃手の製作編その2~         
【初心者向け】簡単!1/35フィギュアの改造と塗装法~⑥機関銃手の製作編その2~            
【初心者向け】簡単!1/35フィギュアの改造と塗装法~⑦車両の塗装編~         
【初心者向け】簡単!1/35フィギュアの改造と塗装法~⑧顔の塗装編その1~           
【初心者向け】簡単!1/35フィギュアの改造と塗装法~⑩服の塗装編~          
【初心者向け】簡単!1/35フィギュアの改造と塗装法~⑪仕上げ編~           
【初心者向け】簡単!1/35フィギュアの改造と塗装法~⑫まとめ編~           

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