前回は飛行甲板の製作をしました。今回は木製甲板の塗装について説明します。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】日本海軍艦船用エッチングパーツの組み立てと塗装法(アオシマ 速吸)~⑤飛行甲板に組み立て編~
=🐣飛行甲板の塗装=
飛行甲板上のターンテーブルと軌道レール部分を写真1のように塗装します。
軌道レールの塗装は細かくて大変だったので、軌道レールの塗装は接着前にしておく事をお勧めします。エナメル塗料で塗装しているのではみ出した部分は溶剤で修正します。溶剤を付けた筆で撫でてはみ出した塗料を薄く延ばして目立たなくします。
ここで塗装を終了してしまうと飛行甲板がずいぶん単調になってしまいます。せっかく別売りのパーツに変更したのに、塗装したよりも単調になっては意味がないので塗装をして変化を付けます。
タミヤアクリル塗料のXF79リノリウム甲板色を溶剤でかなり薄めます。軽く色が着く程度に薄めたら、木目に沿って筆を動かしながら、写真2のように木製甲板に色を着けていきます。小まめに薄め具合を変えて、わざと色むらがでるようにして塗装していきます。
🐥スミ入れのように薄めた塗料を流し込むと、木製甲板の接着シールに影響が出るかもしれないので、1枚1枚塗る感じで塗装した方が安心です。
この時に使用する塗料は好みに合わせて感じでいいと思います。私は甲板を濃いめの色で塗るのが好みで、リノリウム甲板色を使用しましたが、薄い感じが好みだったらデッキタンや木甲板色などで塗装した方がいいと思います。ここは自分のイメージの色になるようにして下さい。
全体を塗装すると写真3、4のような状態になります。単調な部分があったら重ね塗りをして変化を付けていきます。
エッチングパーツ付属の木製甲板は実際の木を使用しているので、雰囲気はありますがそのまま使用すると色が単調になります。木の合わせ目は深めに再現されているのでスミ入れの必要はありませんが、塗装で色の変化を付けて甲板らしくすると。船体に上手く馴染んでくれます。
=🐣艦橋の合わせ目消し=
速吸で唯一合わせ目が目立つ部分なので、ここだけは処理をした方がいいです。合わせ目部分に一切モールドがないので、比較的簡単にできます。
🐥パテの乾燥などに時間がかかるので、船体の製作の合間にやっておくと作業自体がスムーズに進行します。
写真5、6の赤い丸で囲んだ部分にパテ盛りをします。艦橋自体が直線状のためヤスリがけがしやすいです。慣れていない人でも上手くできると思うので、是非この部分の合わせ目は処理をしてみて下さい。
パテが乾燥してヤスリがけをした状態が写真7になります。
🐔合わせ目処理用のパテを下記に載せておきます。参考にして下さい。
【 タミヤ パテ (ベーシックタイプ)tm053】+【 タミヤパテ (ホワイト)tm095 】 各32g入 /仕上げに合わせて使い分けができる2色のセット
今回はここで終了です。次回は艦橋の製作になります。