【初心者向け】簡単!1/35フィギュア迷彩塗装のコツと方法(タミヤ 1/35 ドイツ歩兵)~⑧迷彩服の塗装編その1~

前回は服の塗装について説明しました。今回は迷彩服の塗装になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】簡単!1/35フィギュア迷彩塗装のコツと方法(タミヤ 1/35 ドイツ歩兵)~⑦服の塗装編~

🐦️今回使用しているフィギュアセットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.196 ドイツ 歩兵 アタックチームセット 

=🐣迷彩塗装について=

説明書には写真1のように迷彩模様の見本が描かれています。

写真1

この見本の迷彩模様を意識して塗装をすると、失敗しやすくなるので注意して下さい。なぜ見本通りに塗装すると失敗しやすくなるのかと考える人も多いと思うので簡単に説明します。

見本の迷彩模様を意識してしまうと、迷彩柄が大きくなりやすくなります。実際は小さい柄が集まったものなのに、迷彩模様を意識して塗装したため、大きい柄の集まりになってしまったという経験をした人も多いと思います。

1/35のフィギュアを30㎝離れて見た場合、実際の距離に換算すると約10m離れた場所から迷彩服を着た人を見るのと同じになります。10m離れた迷彩服の色や柄はなんとなく解るのですが、塗装見本のようにハッキリ迷彩パターンを理解することは難しいです。

ということは1/35のフィギュアを30㎝離れて見た際に、迷彩柄が塗装図のようにハッキリしている場合はオーバースケールという事になります。そのため、スケールに合った塗装をする事が迷彩塗装のコツになります。

=🐣迷彩塗装のコツ=

まずは、迷彩塗装の資料を探します。実際の写真、キットの箱絵、模型雑誌のフィギュア作例でも構わないので、自分の塗りたいイメージに近い物の写真を用意します。

資料が用意できたら、その資料を離れた場所から所からみます。目安としては資料の人物が、1/35フィギュアを30㎝離れた見た状態と同じ大きさになる程度に離して見て下さい。

そして、どのような感じで迷彩模様が見えるか、口で説明するように思い浮かべて下さい。ちなみに、エンドウ豆パターンの場合だったら、下地がフラットアースで、薄い黄土色と濃いグリーンのまだら模様と点々がいっぱい付いている感じの迷彩といった感じになります。

さらに、もう少し資料に近づいて次に目立つ部分を探します。エンドウ豆パターンの場合、面積の小さい黄緑色のまだら模様と点々が当てはまります。最後に資料の迷彩模様をよく見て、他の色や迷彩パターンがないかを確認します。すると、目立たないですが緑の点々もある事が解ります。

以上をまとめると、濃いグリーンと黄土色のまだら模様と点々を多めにして、黄緑色のまだら模様と点々を少なめに塗装すれば、えんどう豆パターンに見えると推測されます。

1/35フィギュアの場合に関しては、塗装図よりも感覚重視で迷彩模様を決めた方が塗りやすいです。塗装図通りのパターンを正しい縮尺で塗るのはそれなりの技術がいるので、慣れないうちは見たままの感覚重視で塗装する事をお勧めします。

🐦️タミヤからは写真2のような、えんどう豆パターンが描かれたシートが発売されています。デカールではないので、直接利用する事はないですが、製作時の簡単な資料になります。下記に載せておくので参考にして下さい。

タミヤ 1/35 ドイツ陸軍 迷彩シート・エンドウ豆パターン

写真2

🐦️下記に載せた本は実物の軍装を使用しているので、実物のカラー写真を参考にしたい場合などに役立ちます。

第2次大戦ドイツ軍装ガイド

=🐣迷彩塗装の色決め=

迷彩塗装で使用する色を決めます。服の塗装は全てタミヤエナメル塗料を使用します。

基本色はXF52フラットアース、黄土色はXF52フラットアースとXF55デッキタンを1:1で混合したもの、濃いグリーンはXF61ダークグリーン、黄緑色はXF71コクピット色を使用します。緑の点は接近しないと解らない状態なので、今回は無視する事にしました。

=🐣迷彩塗装=

1.基本色の塗装

XF52フラットアースで全体を塗装します。フラットベースを加えてツヤを完全に消すのを忘れないようにして下さい。

塗装終了した状態が写真3、4になります。

写真3
写真4

2.黄土色の塗装

XF52とXF55を1:1で混合した塗料を使用して、まだら模様と点々を付けていきます。ここにもフラットベースを加えることを忘れないようにして下さい。まずは写真5、6のようにまだら模様を塗装します。黄土色のまだら模様は濃グリーンと同じ程度の面積にする予定なので、濃いグリーンを塗る部分を空けて塗装します。

写真5
写真6

つぎに点々部分を塗装します。点々が大き過ぎるとオーバースケールに、逆に細かすぎると目立たなくなるので大きさに注意しながら塗装をします。筆先が尖っているものを使用しないと上手くいかないので、筆先がボロボロになっているなら新しい筆を使用して下さい。

点々を付け終わった状態が写真7、8になります。

写真7
写真8

黄土色の塗装が終了したら、一度写真9のように離して見て迷彩模様の色合いを確認します。迷彩模様が目立たないようなら、さらにXF55デッキタンを加えて明るい感じにして重ね塗りをします。

写真9

今回はここで終了です。次回は迷彩塗装の続きになります。

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