前回は船首部分の製作をしました。今回は飛行甲板付近の製作を行います。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】日本海軍艦船用エッチングパーツの組み立てと塗装法(アオシマ 速吸)~⑧船首の組み立て編~
=🐣カタパルトの製作=
カタパルトは、航空機を搭載している艦船のエッチングパーツでは必ず再現されています。トラス構造で、中が空洞なのでエッチングパーツに変更する事で雰囲気が見違える程変化します。
組み立てた後だと内側の塗装がかなり面倒なので、カタパルトのエッチングパーツを製作する前に、内側になる部分の塗装を行います。カタパルト以外でもトラス構造で内側が外から見えるパーツは、写真1のように内側を先に塗装してから製作をして下さい。
🐥プライマーを使用せずに塗装しています。ピンセットなどで引っ掻いてしまった時などに多少塗料が剥がれますが、完成後に修正できるので無理に使用しなくても塗装は可能です。ただし一度では塗料が上手くのらないので、二度塗りは必要になります。
カタパルトのエッチングパーツは展開図のような状態になっていて、それを箱組みして製作します。ピンセットやプライヤーを使用して角が直角になるようにエッチングパーツを曲げていきます。
まずは接着剤を使用せずに箱組みをします。形が整った時点で、パーツの合わせ目にゼリー状瞬間接着剤を流し込み固定させます。この時に力を入れすぎると形が歪んでしまうので注意してください。はみ出した接着剤が目立ってしまう時は乾燥後にナイフなどで削ります。
🐥接着剤の乾燥時間が早いので、接着剤を付けてから箱組みをすると形を整える前に固定されてしまい、歪んだ状態になりやすいです。先に形を整えてから合わせ目に接着剤を塗るようにした方がきれいに製作できると思います。
完成すると写真2のようになります。カタパルト先端内部に、滑車のようなパーツを接着する場合もありますが、箱組みしてからでも接着できるので最後に取り付けます。
🐦カタパルトだけのエッチングパーツも販売されています。少しだけでもディテールアップをしたい方は、カタパルトだけエッチングパーツに変えてみるのもいいと思います。下記に載せておくので参考にして下さい。
ファインモールド 1/700 艦船用アクセサリー 日本海軍 呉式二号五型カタパルトセット プラモデル用パーツ
フジミ模型 1/700 MS70001 日本海軍艦艇用 カタパルトセット プラモデル用パーツ
=🐣飛行甲板周りの手すり=
飛行甲板にも手すりを取り付けます。手すりパーツは甲板の角に合わせて折り目が付いてあるので、曲げる箇所を迷う事はありません。
パーツ自体が長いので、一度に接着するのはちょっと大変です。まずは軽く全体の折り目を曲げておいて、最初の一辺を接着してから、次の一辺の角度を調節して接着するといった感じで一辺ずつ製作した方が楽です。この時に何度も折り目を曲げると手すりが切れてしまうので注意して下さい。
🐥どうしても上手くいかない場合は、折り目で切断して一辺ずつの直線パーツにして接着する方法もあります。切れ目部分が発生しますが、隙間がないように接着すれば大丈夫です。
製作が完了すると写真3、4のような状態になります。
最後に写真5、6のように船首と飛行甲板周りを塗装をして、おかしい箇所がないか確認をします。最後にもう一度塗装するので、多少の塗り残しやムラはあまり気にせず塗装します。
今回はここで終了です。次回は船尾部分の製作になります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。