【初心者向け】エッチングパーツ同封艦船キットの製作(アイラブキット 1/700 ノースカロナイナ)~⑤甲板の塗装編~

前回は甲板上の製作をしました。今回は船体の塗装をします。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】エッチングパーツ同封艦船キットの製作(アイラブキット 1/700 ノースカロナイナ)~④甲板上の製作編~

🐦️今回使用しているキッットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

アイラブキット 1/700 アメリカ海軍 USS ノースカロライナ BB-55 トップグレードキット プラモデル 

=🐣艦橋側面の合わせ目処理=

艦橋1層目の側面部分と天板の間に、写真1のような合わせ目が発生してしまいます。

写真1

合わせ目がモールドにも見えるので無理に処理をする必要もないですが、隙間が大きくなってしまった場合は処理をした方がきれいに仕上がります。しかし、パテ盛りするにはちょっと難しい箇所なので、簡単な合わせ目処理の方法を説明します。

実際の写真を見るとこの部分には細いパイプのような物が通っているので、パテ盛りではなくパイプを製作して合わせ目を処理します。

まずは約0、5㎜ほどの伸ばしランナーを製作します。次に伸ばしランナーを写真2~4のように側面部分の合わせ目に接着していきます。プラスチックなので、曲げる部分に接着剤を塗れば柔らかくなるので、曲線部分や角部分でも簡単に接着可能です。これで合わせ目部分が目立たなくなります。

接着剤が完全乾燥した後にナイフなどで削り取ってやり直す事も可能なので、失敗を気にしないで作業する事ができます。

写真2
写真3
写真4

一見難しそうですが、パテ盛りよりは簡単に合わせ目の処理ができるので、初心者にもお勧めの作業です。艦船模型全般に使用できるので、ちょっと隙間が気になる場合は試してみて下さい。

🐔伸ばしランナーについて説明した記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

~伸ばしランナー基本編①~

~伸ばしランナー実用編②~

~伸ばしランナー応用編③~

=🐣甲板上の塗装=

手すりを接着する前に簡単に甲板を塗装します。写真5のように手すりを取り付ける部分は木製甲板との段差があるので、無塗装の状態で取り付けると後の塗装がちょっと面倒です。そのため先に軽く塗装をしておきます。

写真5

アメリカ艦船は、甲板や砲塔上面などの水平面が濃いブルーで塗装されています。まずは水平部分の塗料を決めます。できるだけ木製甲板に近い色にしたいので、タミヤアクリル塗料XF18ミディアムブルーを選択します。船体や艦橋側面などの基本色はXF53ニュートラルグレイを使用します。

写真6~8のように水平面をミディアムブルー、垂直面や甲板上の構造物をニュートラルグレイで塗装します。垂直面の塗装は筆を上から下に動かすと、筆ムラが汚れの流れのように見えるのでお勧めです。

🐥砲塔基部の水平面は上から砲塔を乗せるので、ニュートラルグレイで塗装しておきます。

写真6
写真7
写真8

木製甲板に色の変化を付けたい場合は、写真9のようにミディアムブルーをランダムに甲板上に塗装します。境目が目立ちますが、後で境目をエナメル溶剤で軽くぼかしたり、スミ入れをすれば目立たなくなるのであまり気にしないで塗装をします。

塗料がはみ出した部分や、構造物と木製甲板に隙間が発生した箇所にもミディアムブルーを塗装します。

写真9

対空機銃や弾薬箱は数が多いので、一気に組み立てて接着するよりも、少しずつ組み立てて塗装をした方が飽きずに製作できます。数が多いパーツは、作業の合い目などに少しずつ製作した方が、気楽に製作できるの飽きっぽい人は試してみて下さい。

今回はここで終了です。次回は砲塔の製作になります。

🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】エッチングパーツ同封艦船キットの製作(アイラブキット 1/700 ノースカロナイナ)

~①準備編~

~②甲板の工作編~

~③木製甲板の接着編~

~④甲板上の製作編~

~⑥金属砲身の接着編~

~⑦船体の塗装編~

~⑧艦橋の製作編その1~

~⑨艦橋の製作編その2~

~⑩艦橋の製作編その3~

~⑪艦橋の製作編その4~

~⑫迷彩塗装編その1~

~⑬迷彩塗装編その2~

~⑭仕上げ作業編~

~⑮まとめ編~