【初心者向け】エッチングパーツ同封艦船キットの製作(アイラブキット 1/700 ノースカロナイナ)~⑥金属砲身の接着編~

前回は甲板の塗装を行いました。今回は砲塔の製作になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】エッチングパーツ同封艦船キットの製作(アイラブキット 1/700 ノースカロナイナ)~⑤甲板の塗装編~

🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

アイラブキット 1/700 アメリカ海軍 USS ノースカロライナ BB-55 トップグレードキット プラモデル 

=🐣機銃のディテールアップ=

4連装機銃はキット既存のパーツなので、そのまま使用すると周囲とつり合いが取れなくなるので、今回は写真1のファインモールド社から発売されている別売りパーツを使用します。

写真1

🐦️今回紹介したパーツを下記に載せておくので参考にして下さい。

ファインモールド 1/700 ナノ・ドレッドシリーズ ボフォース40mm四連装機関砲 防盾付 プラモデル用パーツ WA32

写真2、3の左が別売りパーツ、右がキットのパーツになります。15基必要なのですが、別売りパーツは16基入りなので1個購入するれば全ての連装機銃のディテールアップが可能です。

写真2
写真3

別売りパーツの方がやや大きいので、壁ぎりぎりの位置になってしまう箇所もありますが、見た目がかなり違うので交換する事をお勧めします。

=🐣砲塔の組み立て=

キットには主砲と副砲の金属砲身も同封されています。金属砲身は砲身部分のパーツを切り取って交換するので、失敗ができない状況になっています。これから金属砲身に変える際の注意点とコツを説明します。

写真4の上がキット付属の金属砲身で、下が通常のキットパーツになっています。防水布部分から砲身を切断して、金属砲身を接着するようになっています。

写真4

まずは写真5のように防水布から先の砲身部分を切断します。

写真5

中心に1㎜の穴を開けるように指示がありますが、いきなり開けると穴が中心からズレやすくなります。最初に写真6のように針などで中心に軽く穴を開けてガイドを作っておくと、中心のズレが少なくなります。

写真6

1㎜の穴を開けたら砲身を取り付けて、砲塔に接着します。写真7のようにカッティングボードの線と合わせると少し右に砲身が曲がっている事が解ります。

写真7

防水布自体が小さいパーツなので、ガイドを作っても穴が斜めになってしまい、多少砲身が曲がってしまう事があります。砲身が曲がってしまった場合は無理に修正せずに、写真8のように隙間が発生するのは気にしないで、砲身が真っ直ぐになるように接着します。

🐥一度穴を開けてしまうと穴の開け直しは難しいので、無理に砲身の角度を修正しようとすると、パーツ自体が破損する可能性があるので注意して下さい。

写真8

中央の砲身を基準にして、写真9のように左右の砲身を接着していきます。砲塔との隙間は気にしないで、中央の砲身と平行にする事だけを考えて接着します。長さが合わない場合は防水布部分を削って調節します。

写真9

さらに写真10のように砲塔横から見て、砲身の角度が同じになるようにします。角度が合わない場合は防水布のパーツを削って調節して下さい。

写真10

3本の砲身を取り付けた状態が写真11になります。砲身は平行になりましたが、砲身を砲塔の間に隙間が発生してしまいました。

写真11

砲身と砲塔の隙間を写真12のように、ラッカーパテで埋めていきます。砲身基部は防水用の布カバーなので、ヤスリで滑らかにする必要はないです。逆に少し荒れた感じの方が布っぽい表現になります。

砲身同士の間は短いので、ヤスリがけが大変です。そういった箇所はラッカー系溶剤を付けた筆でパテ盛り部分を撫でていくと、表面を滑らかにする事ができます。パテが乾いてしまうとこの作業は不可能なので、パテが乾くまでに行って下さい。

🐥ヤスリがけが難しい箇所は溶剤で撫でる事で、ある程度は表面を滑らかにする事が可能です。ヤスリがけが難しい箇所にパテを盛った場合にはお勧めの作業です。

写真12

金属砲身の接着は、砲身同士が平行になる事と、角度が同じになる事を優先して接着して下さい。砲身のズレがあった場合は、金属砲身部分を修正するのではなく、加工のしやすいプラスチック部分で調節した方が楽に作業ができます。

今回はここで終了です。次回は船体の塗装になります。

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