前回で製作は終了したので今回は簡単なまとめになります。
🐦️今回使用したキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.359 アメリカ戦車 M4A3E8 シャーマン イージーエイト 朝鮮戦争
=🐣キットについて=
今回製作したキットは特に問題なく組み立てる事ができるので、初心者にもお勧めのキットです。
パッケージと同じマーキングにする場合は、前面の塗装とデカール貼りでやや戸惑いますが、マスキングとデカールの分割を上手くやれば比較的簡単に完成させる事が可能です。
あまけのフィールドカーは取っておいて別の機会に組み立てようと考えてしまいがちですが、なかなか使用する機会がないと思うので一緒に組み立てた方がいいと思います。
パッケージの背景が白ではないので限定商品に見えますが、通常販売品なので比較的入手しやすいです。ちなみに2024年のカタログにも掲載されているので、今年も問題なく入手できると思います。
=🐣ジオラマについて=
今回はフィールドカーを無駄にしないためにジオラマとして製作しました。
タミヤの製品はフィギュアが付属していてストーリー仕立てになっている物が多いですが、フィギュアが車外に配置されているものもあります。そういったキットの場合は、台座に地面がないとちょっと物足りない仕上がりになってしまいます。
そういったキットを作る際に、簡単なジオラマ作る事ができると製作の幅が拡がります。ジオラマ製作は若干面倒ですが車両製作の合間にできるし、小さいサイズならそれほど時間はかからないので、興味のある方は是非挑戦してみて下さい。
=🐣デカール貼り=
このキットの最大の難所はデカール貼りだと思います。前面に顔がある車両を選択しなければ問題ないですが、折角ならば箱絵の車両を製作してみたいと考えている方は多いと思います。
凹凸の激しい部分に大判のデカールを上手く貼るにはかなりの技術が必要です。軟化剤を使用しても密着させた際に大きく破れたり、無理に密着させてデカールに大きなシワが発生したり、デカールが歪んでしまう事も少なくありません。
そういった箇所にデカールを貼る場合は最初から修正するつもりで作業をするといいと思います。デカールのような平面のものを凹凸の激しい箇所に貼ると、どこかしらで裂け目やシワが発生してしまいます。
そういった部分のデカールは、貼りやすい部分と貼り難い部分に分割したり、凹凸のある部分に切れ込みを入れて密着しやすいようにしてから貼る事をお勧めします。分割や切れ込みをいれるとテカールに隙間が出来てしまいますが、最初から修正するつもりで作業をするとそれほど隙間を気にする必要はなくなります。
今回は修正で使用する色が白と黒なので比較的楽でしたが、なかには修正する色を調合する必要もある場合もあります。仮に上手く貼ることができたとしても、凹凸の激しい部分にはデカールの裂け目やシワがどうしても出来てしまうので、結局は修正作業が必要になってきます。
そのためデカールの隙間や裂け目を気にするよりは、貼りやすいようにデカールを加工した方が仕上がりがきれいになりやすいです。修正した部分が目立ってしまう場合もありますが、コーティング塗装でツヤを整えると思った以上に目立たなくなります。
デカールは時間が経つと劣化して貼り難くなるし、キット自体が廃盤になってしまうと、アフターサービスなどでデカールを入手する事自体が難しくなる場合もあります。デカール貼りが難しいそうなキットはついつい上達してから作ろうと考えてしまいますが、購入してからなるべく時間が経過しないうちに製作するのもきれいに仕上げるコツの一つです。
=🐣まとめ=
塗装やマーキングが派手なキットは見映えがいいですが、塗装やデカール貼りが難しいです。
そういったキットは、塗装の順番やデカールを貼りの方法を事前に考えておけば、慌てないで製作する事が可能です。もし、購入したけど塗装やデカール貼りが難しいからと、積んでしまったキットがあったら、是非この機会に挑戦してみて下さい。
🐔長くなりましたが今回の製作記事はこれで終了です。今回の記事一覧を下記に載せておくので、目次代わりに使用して下さい。