【初心者向け】日本海軍艦船用エッチングパーツの組み立てと塗装法(アオシマ 速吸)~⑫仕上げ編~

前回は艦載機の製作をしました。今回は仕上げ作業になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】日本海軍艦船用エッチングパーツの組み立てと塗装法(アオシマ 速吸)~⑪艦載機の組み立てと塗装編~

=🐣船体の塗装=

塗装していなかった船体側面を写真1~3のように塗装します。ついでに、先に塗装した部分の塗り残しやムラがひどい箇所も一緒に塗装します。今回は筆で塗っていますが、エアブラシを使用する時はエッチングパーツを飛ばさないように気をつけて下さい。

船体側面は筆を上から下に動かして塗装すると、筆ムラが船体の汚れと同じ方向になるので自然な感じになります。

写真1
写真2
写真3

=🐣スミ入れと汚し塗装=

エッチングパーツを破損しないように拭き取りなしでスミ入れをしたいので、艦載機と同じようにアクリル塗料をかなり薄めて塗料を流し込むようにしてスミ入れをします。凹部などに薄く塗料が残る感じにします。不要パーツなどで薄め具合を確認してから作業をして下さい。

🐥アクリル塗料や、ラッカー系塗料を使用した場合はエナメル塗料でスミ入れをしても大丈夫です。

船体側面にサビが流れたような表現をします。茶色のパステル粉を細筆に付けて、上から下に向かって筆を動かしサビの流れを付けていきます。

薄くぼかした感じにしたいときは乾いた筆を使用します。乾いた筆だとなかなかパステルが付着しないので、何度も筆を動かして色を着けていきます。やや面倒ですが、コントロールはしやすいです。

はっきりサビの流れを付けたい時は、アクリル溶剤を付けて湿らせた筆を使用します。濡らした筆でパステル粉を塗ると、ベッタリとした線になります。次に溶剤を付けた筆で線の形や太さを整えます。時間が経つとパステル粉は拭き取り難くなるので、まとめて作業せずに、サビ流れを1本ずつ仕上げた方がいいです。

すべて終了した状態が写真4~7になります。

写真4
写真5
写真6
写真7

=🐣艦載機の搭載=

前回塗装した艦載機を搭載します。艦載機を乗せる台車部分はエッチングパーツで再現されていますが、流星は車輪があるので使用せずに直接甲板に写真8のように接着します。接着には木工用ボンドを使用します。

🐥フロートが付いている艦上偵察機を搭載させる場合は、台車のエッチングパーツを使用します。

実際搭載された訳ではないので、どうように配置する予定だったのかはハッキリ解りません。想像で配置してみて下さい。

写真8

これで完成になります。

写真9
写真10

今回はこれで終了です。次回は簡単なまとめになります。

🐦今回使用したキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

青島文化教材社 1/700 ウォーターラインシリーズ No.559 給油艦 速吸 プラモデル

青島文化教材社 1/700 ウォーターラインシリーズ ディテールアップパーツ 日本海軍 給油艦 速吸専用エッチングセット プラモデル用パーツ