【初心者向け】タミヤ 1/35 M4A3E8 シャーマン イージーエイト(朝鮮戦争)製作法~⑭地面の塗装編その1~

前回は車体のデカール貼りと細部塗装をしました。今回は地面の塗装になります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】タミヤ 1/35 M4A3E8 シャーマン イージーエイト(朝鮮戦争)製作法~⑬デカール貼り編~

=🐣地面の塗装について=

車体の泥汚れを塗装する前に地面の塗装をします。車体の泥汚れに合わせて地面の塗装をするよりも、地面の塗装に合わせて車体の泥汚れを塗装する方が楽なので、先に地面の塗装を行います。

=🐣草むらの設置=

土と岩だけだとちょっと寂しいので、草むらを少し加えていきます。

写真1の市販されている草むらの素材を使用していきます。大きさにいろいろ種類があるので、製作する情景に合う物を選んで下さい。

🐦️市販されている草むらを下記に載せておきます。参考にして下さい。

DFsucces 草 ジオラマ素材シリーズ 草むら・草丈10mm 情景コレクション

草むら(緑・花つき・黄色・) ジオラマ用素材 情景コレクション

写真1

そのままだと草むらが自然に生えている感じがしないので、写真2のように草を生やしたい地面に合わせて丁度良い形と大きさに切り取ります。

写真2

切断した草むらを写真3、4のように地面に接着します。接着には木工用ボンドを使用しています。軽く乗せるだけだと後から草が浮いてしまう場合があるので、しっかり上から押さえつけて地面に密着させるようにして下さい。

写真3
写真4

=🐣土塊の設置=

自作した土塊は楊枝や針で強く押すと本物の土塊みたいに崩れます。いいアクセントになるので、興味のある人は自作してみて下さい。

🐔下記に土塊の製作方法を説明した記事を載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】簡単!草木のあるジオラマ製作法~⑯車両の塗装と仕上げ編その1~

土塊を写真5のようばらまきます。砕けた感じにしたい時は土塊を針や爪楊枝で崩していきます。砕いた後に上から接着剤を垂らして地面に固着させます。

写真5

土塊の接着はモーリンから発売されているスーパーフィックスを使用します。

スーパーフィックスは木工用ボンドを同じような感じなのですが、乾燥するとつや消しになるので上から垂らして固着させたい時に重宝します。界面活性剤は入っているので、水で薄めても地面に弾かれる事がなくしっかり地面に浸透するのでジオラマ製作にお勧めの接着剤です。

🐦️スーパーフィックスを下記に載せておきます。参考にして下さい。

スーパーフィックス 固着剤 100ml ボトル容器入り

🐥木工用ボンドを使用する場合は、水で薄める時に界面活性剤の入った中性洗剤を混ぜると地面に弾かれることないです。

水で薄めたスーパーフィックスを土塊をばら蒔いた箇所に、スポイトなどで写真7、8のように垂らしていきます。

写真6
写真7

写真8、9のようにキャタピラ跡の土の盛り上がりなどに土塊を乗せると、巻き上げられた土塊の感じを表現できます。

写真8
写真9

=🐣地面の塗装=

広範囲の地面塗装は濃い塗料で行うと単調になりやすいので、薄めた塗料を数回吹き付けて地面の色の変化を出します。

まずは乾いた部分の地面を塗装します。タミヤアクリル塗料のXF59デザートイエローとXF60ダークイエローを混色したものを使用して地面にエアブラシで吹き付けます。

少量の塗料を混色して塗装をします。塗料が無くなったらデザートイエローとダークイエローの比率を少し変更して再び少量の塗料を製作して塗装をします。これを繰り返していくと自然に地面に色の変化が出ます。

広範囲を塗装する時のコツは塗料を多めに薄める事と少量の塗料を使用する事です。大量に塗料を製作すると、いくら多めに薄めても塗料を使いきった時には、地面にしっかりと色が着いてしまい単調になってしまいます。少量の塗料を使用して複数回比率を変えて混色する事で、自然と地面に色の変化が出てきます。地面の塗装が単調になってしまいがちで悩んでいる人は参考にしてみて下さい。

写真10
写真11

乾いた部分の塗装が終了した状態が写真12になります。石や岩、草などは後で再塗装すればよいので、気にしないで全体を地面色で塗装します。

写真12

次に湿った地面を塗装していきます。湿った部分はXF10フラットブラウンとXF1フラットブラックを混色して、同じように薄めた少量の塗料で塗装していきます。

塗装が終了した状態が写真13になります。ツヤを出したい場合はツヤ有りの塗料を使用して下さい。

写真13

下地塗装の明暗が消えないようにして塗装をすると、地面の立体感が出るので塗料は薄めにするようにして下さい。

今回はここで終了です。次回は地面塗装の続きになります。

コメントを残す