【初心者向け】水性塗料で行うメタリック塗装(タミヤ 1/72 飛燕)~⑦デカール貼り編~

前回は塗り分け部分の塗装をしました。今回はデカール貼りになります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】水性塗料で行うメタリック塗装(タミヤ 1/72 飛燕)~⑥塗り分け部分の塗装編~

=🐣細部塗装=

デカールを貼る前に前脚を接着して細部の塗装をします。前脚カバー裏側の塗装は接着前にした方が作業がしやすいです。

前脚、後脚のタイヤや、格納部などの塗装をします。

=🐣デカール貼り=

飛燕のデカールで難し箇所は、主翼前面の黄色の識別帯のデカールと、機体左右の赤いラインのデカールだと思うので、この部分を少し細かく説明していきます。

1.赤いラインのデカール

赤いラインのデカールは長いので、大きめの容器にデカール用の水を用意して下さい。小さい塗料皿だと上手く水がデカール全体に浸透しない場合があるので注意して下さい。

🐦デカール貼りに便利なグッズを下記に載せておきます。大判デカールや、飛行機などのデカールが多いキットを製作するときに役立ちます。デカール貼りが苦手な人は持っておくと楽だと思います。

プラモ向上委員会 水転写デカール用 デカーリングQuickトレイ (樹脂製ピンセット・曲線ハサミ付属) ホビー用工具 PMKJ008

左側の赤いラインは空気取り入れ口で分割されています。先に写真1のように先端部分のラインを貼ります。デカール軟化剤はタミヤマークフィットのノーマルタイプを使用します。

🐥ハードタイプを使用した方がモールドに密着するのですが、強めの軟化剤を使用すると柔らかくなりすぎてラインのデカールが真っ直ぐに貼れない場合があります。ラインタイプのデカールにはノーマルタイプの軟化剤をお勧めします。

写真1

次に写真2のように後部のラインデカールを貼ります。空気取り入れ口のモールドに合わせるよりも、先に貼ったラインと一直線になる事を優先して貼ります。

写真2

空気取り入れ口部分にもデカールが用意されているのですが、デカールを貼るよりも塗装した方が上手くできるので塗装にします。

写真3のように先に貼ったデカールに合わせてXF7フラットレッドで塗装します。

写真3

デカールが半ツヤ消しのため、尾翼部分と若干ツヤが違いますがデカールを貼った後にデカールと機体のツヤを整えるコーティング塗装をするので問題ないです。

🐦今回使用しているデカール軟化剤を下記に載せておきます。参考にして下さい。

マークフィット (40ml)

タミヤ マークフィット (ハードタイプ)

2.主翼の識別帯

主翼前面の識別帯のデカールをはります。機体下部の前脚格納部にフチにデカールがかかるので、できるだけ余白部分は切り取るようにして下さい。

前脚格納のフチに合わせるので、比較的位置決めは楽にできます。デカール自体は柔らかいのですが、主翼上面から下面にかかるデカールなので軟化剤を使用して写真4のように貼り付けます。

🐥キット付属のデカールは比較的柔らかめのため、この部分に強めのデカール軟化剤を使用すると、曲げた箇所にシワができやすくなるので注意して下さい。デカール軟化剤は水で薄める事が可能なので、強めのタイプしか持っていない人は水で薄めてから調節した方がいいです。

写真4

写真4の丸で囲んだ部分のデカールが破れて下地がでてしまいました。塗料を重ね塗りしてもいいのですが、ちょっと独特の黄色なので調合するのが面倒です。

今回はプロペラ先端に貼る写真5のデカールを使用して修正します。この部分は2種類のデカールが用意されているので余りがでます。

写真5

デカールが破れてしまった箇所に写真6のようにデカールの余りを貼り付けます。色が同じなので修正部分が目立たなくなります。

写真6

🐥このように、独特な色合いのデカールは余ったデカールを利用して修正する事が可能です。塗料を調合して重ね塗りをするよりも修正跡が目立たないのでお勧めです。

デカールをすべて貼り付けた状態が写真7、8になります。

写真7
写真8

今回はここで終了です。次回はスミ入れになります。

🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】水性塗え料で行うメタリック塗装(タミヤ 1/72 飛燕)

~①準備編~

~②コクピットの製作編~

~③機体の製作編~

~④下地塗装編~

~⑤銀塗装編~

~⑥塗り分け部分の塗装編~

~⑧コーティング塗装編~

~⑨スミ入れ編~

~⑩まとめ編~

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