前回は機体の合わせ目処理を説明しました。今回はキャノピーのマスキングをします。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】レジンパーツ入りキットの製作方法(ハセガワ 1/72 スーパーハインド)~④機体の組み立て編その2~
=🐥キャノピーのマスキング=
ハインドのキャノピーパーツは写真1のような形状をしています。
前、後部座席のキャノピーが一体化していて、さらに曲面が多いのでマスキング作業がとても面倒です。フレームも多いのでマスキングテープだとちょっと面倒な作業になります。
マスキングする面が多く、複雑な形状の場合は液状のマスキングゾルなどでマスキングをした方が楽です。しかし、あまり使用する機会がないので、マスキングテープは持っているけどマスキングゾルは手持ちがない、持っているけど久しぶりに蓋を開けたら固まっていたという方も多いと思います。
作業を進めたいのに道具がないと一気にやる気がなくなるので、今回はコンビニでも買える木工用ボンドでマスキングをします。強力タイプのボンドだと剥がす時に面倒なので、普通のタイプを使用して下さい。
🐦️今回使用した木工用ボンドを下記に載せておきます。参考にして下さい。
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油分がパーツに付着していると、水性の木工用ボンドが弾かれてしまう場合があるので軽く表面をきれいにします。傷が付かないように目の細かい布などで汚れている箇所を丁寧に拭いていきます。油分が取れない場合は薄めた中性洗剤などで軽く洗って下さい。
前席の正面は平面なので写真1のようにマスキングテープを使用します。液状の物でマスキングをするときは、持ち手がないと作業中に触れて場合があるので、マスキングテープで簡単な持ち手部分を製作しておくか、一気にマスキングしないで分割して作業をする事をお勧めします。
木工用ボンドは粘性が高いので、筆で塗るのは難しいです。マスキングをする部分にボンドを乗せて、フレームの境目などを爪楊枝などで形を整えていきます。マスキングなので厚めに塗って、写真3のようにしっかりクリアーパーツをガードするようにして下さい。
🐥マスキングゾルも木工用ボンドと同じような使用感なので、マスキングゾルを使用する場合でも参考にしてみて下さい。
🐦️下記にマスキングゾルを載せておきます。参考にして下さい。扱いに慣れていない人は水性タイプの方が使用しやすいと思います。
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液状の物でマスキングをすると、テープを使用した時のように境目がきれいな直線にならない場合があります。今回塗装で使用するタミヤアクリルカラーは、塗膜がそれほど強くはないため、爪楊枝などで塗料を剥がす事ができるので、マスキングテープを剥がした後に修正が可能です。
力加減に多少コツが要りますが決して難しい作業ではないので、タミヤアクリル塗料を使用する場合は、修正する事を前提にマスキングすると気楽に作業ができます。
🐥サーフェイサーを吹いた場合は、塗料を剥がし難くなるので注意して下さい。
マスキングが終了して木工用ボンドが乾燥したら、写真4のように機体に接着します。クリアーパーツと機体に隙間がないかしっかり確認して下さい。この部分に隙間があると完成後に結構目立ってしまうので、しっかりパテなどで処理をします。
キャノピーの接着と機体の合わせ目処理が終了した状態が写真5、6になります。ここまでの作業が一番大変なので、ゆっくり時間をかけて焦らずに作業をして下さい。
今回はここで終了です。次回はレジンパーツの接着になります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。参考にして下さい。