【初心者向け】レジンパーツ入りキットの製作方法(ハセガワ 1/72 スーパーハインド)~④機体の組み立て編その2~

前回は機体内部のパーツを製作しました。今回は胴体部分の組み立てになります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】レジンパーツ入りキットの製作方法(ハセガワ 1/72 スーパーハインド)~③機体の組み立て編その1~

=🐣機体の合わせ目処理=

機体は左右に分割されているので、接着をすると中心に合わせ目が発生します。合わせ目の処理は面倒ですが、きれいに消す事ができると完成度が高くなるし気分的にも満足するので、目立つ部分だけでもやってみて下さい。

まずはラッカーパテを写真1、2のように、パネルラインのモールドをあまり気にしないで合わせ目部分に盛り付けます。

写真1
写真2

パテを盛り付けたら一晩乾燥させます。乾燥後にパテが凹んでしまった箇所があるなら、再度パテを盛り付けて乾燥させて下さい

🐥ラッカーパテは揮発性成分が気化すると体積が減少してしまいます。通常は気にならない程度ですが、大きな隙間や深い隙間など、多めに盛った箇所が凹んでしまう場合があります。深い隙間などは凹んでしまう事を考慮してパテを少し高く盛り付けてみて下さい。

パテが乾燥したら600番の耐水パーパーを使用して、ヤスリがけを行います。パテが盛り上がっている箇所は、先にナイフなどで軽く平らにしておくとヤスリがけが楽になります。

合わせ目処理で一番気になるのは、モールドが削れてしまう事だと思います。まずはエッチングソーで写真3の丸で囲んだ部分のようにモールドを少し深く掘ります。左右のモールドがきちんと繋がるように注意しながらエッチングソーを入れていきます。

写真3

モールドを掘ったら、600番の耐水ペーパーでパテを盛り付けた部分を削っていきます。削っている最中に掘り直したモールドが浅くなっていくので、小まめにエッチングソーでモールドを深くしていきます。ヤスリがけ→モールド掘り→ヤスリがけのように繰り返して合わせ目を消していきます。

600番で表面を平らにしたら、800または1000番の耐水ペーパーで軽くヤスリがけをして表面を滑らかにします。

写真4の丸で囲んだ部分が、写真3の掘り直したモールドになります。

写真4

慣れないうちは一気にヤスリがけをするのではなく、写真3、4のように一区画ごとに作業をして、コツをつかむ事をお勧めします。

🐦️合わせ目処理用の道具を下記に載せておきます。参考にして下さい。

タミヤパテ (ベーシックタイプ)

タミヤ フィニッシングペーパー 細目セット(3枚セット)010/ 2袋セット / 模型 工作 用工具

タミヤ クラフトツールシリーズ No.94 精密ノコギリ エッチング製 

タミヤ クラフトツールシリーズ No.105 精密ノコギリ III カット用 

=🐣レジンパーツの切り出しと修正=

ここで、レジンパーツの切り出しと表面修正を簡単に説明していきます。

レジンパーツは型にレジン液を流し込み乾燥させて出来たパーツになります。そのため、型の中できれいにレジンが流れやすくなるように、レジンの通り道部分や、破損防止のための補強部分などの不要部分がある事が多いです。写真4、5の丸で囲んだ箇所が不要部分になります。

複雑な形状のパーツには通り道部分や補強部分が多く存在するので、パーツの一部と間違えないように注意して下さい。説明書の図を見たり、機体パーツとすり合わせをして、どこが不要部分になるのかしっかり確認をして下さい。

不要部分はナイフや模型用のノミできれいに削っておきます。切断面が荒れてしまった場合は、パテとヤスリで滑らかにして下さい。

写真5
写真6

次にレジンパーツには気泡跡など、表面が荒れている場合があるので表面を確認します。

写真7の丸で囲んだ部分がひび割れのような状態になっています。

写真7

写真8のように表面が荒れている箇所に、ラッカーパテを盛り付けます。パテが乾燥したら、600番の耐水ペーパーで軽くヤスリがけをして表面を滑らかにします。

🐥気泡跡などの深い穴が空いている箇所はエポキシパテを使用した方が楽なので、状態を見ながらパテを使い分けてみて下さい。

写真8

柔らかめのレジンパーツもあるので、最初は軽めにヤスリがけをしてレジンパーツの硬さを確認して下さい。柔らか目の場合は、力を弱くしたり最初から800番のペーパーを使用するなどして対応して下さい。

今回はここで終了です。次回はキャノピーのマスキングになります。

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