【初心者向け】タミヤチッピング液をアクリル塗料の下地で使用してみる(ミニアート 1/35 パン屋)~⑥フィギュアの製作編その2~

前回はフィギュの皮膚部分を塗装しました。今回はフィギュア塗装の続きになります。

🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。

【初心者向け】タミヤチッピング液をアクリル塗料の下地で使用してみる(ミニアート 1/35 パン屋)~⑤フィギュアの製作編その1~

🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。

ミニアート(Miniart) 1/35 パン屋セット フィギュア2体入

=🐣髪の塗装=

箱を担いでいる人物には、髪の毛のモールドが入っていないの塗装で表現します。

まずは写真1のように髪の毛の部分を塗装します。ブロンドの髪にしたかったので、タミヤエナメル塗料XF60ダークイエローにXF64レッドブラウンを少し加えたもので塗装しています。

🐥エナメル塗料はアクリル塗料の塗膜に影響しないので、髪の毛をエナメル塗料で塗れば失敗しても溶剤で拭き取る事ができます。境目をぼかす事もできるので表現の幅が拡がります。

写真1

ダークイエローにレッドブラウンを多めに加えて濃い髪の色を作ります。

作った濃い髪の色を細い筆で線を付ける感じで、写真2のように塗ります。

写真2

最後にダークイエローを線を付けるような感じで、写真3のように塗装して終了です。細い筆を使用して下地を消さないように塗装するのがコツです。

写真3

店長?らしき人物は髭ともみ上げが特徴となっています。XF10フラットブラウンに少量のXF1フラットブラックを加えたもので写真4、5のように塗装します。髭ともみ上げは箱絵を参考にして塗っていきます。

🐥髭は少し薄めにして軽く塗料をのせる程度で塗装します。髭がハッキリし過ぎると、一気におもちゃっぽくなってしまうので注意して下さい。

写真4
写真5

フラットブラックを濃い髪色として塗装します。これも線を付けるような感じで写真6のように塗装します。

写真6

最後にブラウンを写真7のように、線を付ける感じで塗装していきます。

写真7

下地が濃い色だったのでちょっと明暗が目立たなかったですが、重ねる色を調節すれば明暗が目立つようになります。

🐥説明書で髪色まで塗装指示があるケースは珍しく、自分で考える必要があります。黒、茶、ブロンドなど髪の塗り方を自分なりに決めておくと髪色を決める時の選択肢が拡がるので、いろいろ試して自分なりの塗装法を探してみて下さい。

=🐣服の塗装=

エプロンとシャツは白で塗装するのですが、普通に塗ってしまうとエプロンとシャツの境目がハッキリしなくなってしまうので、違いが解るように少し色を変えて塗装していきます。

まずは、白を強調させたい部分を写真2のようにフラットホワイトで塗装します。皮膚部分に塗料が付着しても拭き取れるように、服はタミヤエナメル塗料で塗装しています。

プライマーなしで白などの明るい色を塗装する場合は、キットの形成色によって塗りやすさが左右されてしまいます。なかなか色が着かない場合は、エナメル白→アクリル白→エナメル白の順で塗装してみて下さい。

同じ種類の塗料で何度も重ね塗りをすると、下に塗った塗料が溶け出してしまう場合がありますが、影響しない塗料同士なら重ね塗りしても下地が溶け出す事はないです。異なる塗料を薄く3回重ねるだけでも結構ハッキリと色が出るので、白色の塗装で困った時は試してみて下さい。

写真8

エプロンはフラットホワイトにデッキタンを混ぜて、写真9のように少し色を変えて塗装をします。ある程度離れた距離からでも、色の違いが解るような感じで色を調節します。色が近すぎると明暗を付けた時に、色の違いが全く解らなくなってしまう場合があるので注意して下さい。

写真9

最後に明暗を付けて完成です。白っぽい服の場合は、影部分の調合に黒を使用すると暗い部分がきつめになってしまうので注意して下さい。薄いグレーなど使用して影の色を調合することをお勧めします。

塗装が終了した状態が写真10、11になります。

写真10
写真11

今回はここで終了です。次回はパンの塗装になります。