前回はエンジンルームの組み立てをしました。今回は車体内部の塗装になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】フルインテリアキットの製作と見せ方(アミュージングホビー 1/35 フェルディナント)~⑥エンジンルームの製作編その2~
=🐣下地塗装=
車体内部の下地塗装を行います。タミヤアクリル塗料XF1フラットブラックで、全体を写真1~3のように吹き付けます。サーフェイサーは使用しませんが、細部塗装が終了したら塗膜を保護するためのコーティング塗装を行います。
全体を黒で塗装しておくと、基本塗装の塗り残しがあっても影のように暗くなるので目立たなくなります。
=🐣基本塗装=
基本塗装を行います。資料を見ると、操縦室や戦闘室内部は白色で、エンジンルームはグレーっぽい感じになっています。
そのため、隔壁部分はタミヤアクリル塗料XF53ニュートラルグレイで塗装します。操縦室とエンジンルームの隔壁は、操縦席側は白、エンジンルーム側はグレーで塗装します。
写真5のように発電用モーターと駆動用モーターはXF2フラットホワイトで塗装します。
動力伝達装置自体はホワイトで塗装しますが、隔壁部分はニュートラルグレイで塗装します。多少はみ出しても目立たないので、マスキングは特に必要ないです。隔壁部分を塗装したあと伝達装置にホワイトを吹き付ければ大丈夫です。
エンジンルームは写真6のようにニュートラルグレイで塗装します。操縦室側はフラットホワイトになるので、隔壁パーツを仮組みしてから塗装すると塗り分けが楽になります。
=🐣操縦室の細部塗装=
写真7、8のように、操縦室の細部塗装を行います。無線機などの機器は、塗装してから接着した方が楽です。
細部塗装が終了したら、細かくちぎった台所用スポンジで写真9のような塗装剥がれの表現を行います。エッジ部分や床面などに行って下さい。
XF53ジャーマングレイをちぎったスポンジに付着させて、スポンジを叩くような感じで塗料剥がれの表現をしたい箇所に塗料を塗っていきます。
塗装剥がれの表現が終了したら、塗膜の保護とツヤの整えのため、XF86フラットクリアーでコーティング塗装をします。コーティングが終了した状態が写真10になります。
=🐣操縦室の汚し塗装=
まずはタミヤスミ入れ用塗料でスミ入れを行います。下地が白なので、ブラックよりもフラウン系の色の方が自然な感じになります。今回はダークブラウンを使用しています。
スミ入れが終了したら汚し塗装をします。インテリア部分の汚しは、パステル粉やピグメントを使用した土汚れと、エナメル塗料を使用したオイル汚れの表現がメインになります。
🐦️市販のオイル汚れ用塗料を下記に載せておきます。参考にして下さい。
🐥オイル汚れ用の塗料がない場合は、クリアーオレンジに少量のブラックを混ぜる事で製作する事ができます。
最初に土色のパステル粉やピグメントを床面に付着させます。パステル粉の付け過ぎには注意して下さい。
その後オイル汚れ用の塗料で、オイル染みが付きそうな箇所に塗装します。駆動関係の部品や、床面などに塗装するとそれらしくなります。オイル汚れの縁がハッキリしないように、塗装後にエナメル溶剤で縁を軽くぼかすと車体に馴染んだ感じになります。
オイル汚れのツヤが出すぎて気になる場合は、タミヤスミ入れ用塗料を混ぜてツヤを調節してみて下さい。汚しが終了した状態が写真11になります。
🐦️今回使用したスミ入れ用塗料を下記に載せておきます。参考にして下さい。
TAMIYA スミ入れ塗料 ダークブラウン タミヤメイクアップ材シリーズ
塗装が終了したら、写真12のように簡単に塗装したフィギュアを乗せて、車両と合いが悪い箇所がないか最終確認をしておきます。合いが悪い場合はフィギュアの干渉する部分を削って調節をします。
🐔フィギュア塗装の記事を下記に載せておきます。塗装の参考にして下さい。
【初心者向け】フィギュア塗装の方法(タミヤ1/35マーダーⅠ)~①準備編~
特に問題なければ、フィギュアの塗装を写真13のように仕上げます。ヘッドホンのフレームはドラゴンのフィギュアセットに入っていた、エッチングパーツを使用しています。
完成したフィギュアを接着した状態が写真14になります。撮影時は光を当てているので、明るい感じになっていますが実際には上部、前面装甲などで影になるため、写真15のような感じになります。
前面装甲を仮組みした状態が写真16、17になります。フィギュア前面がほとんど見えなくなってしまったので、ちょっと悲しくなりますが、インテリアキットの製作はこのような事の繰り返しなので、あまり気にしないようにして製作します。
無駄な塗装をしたくない人は、見えない部分の塗装は簡単に済ませる方法も有りです。自分の性分に合った塗装をするようにすれば、塗装によるストレスが軽減するので仮組みをしながら、どこまで塗装するかをじっくり考えてみて下さい。
今回はここで終了です。次回はエンジン部分の塗装になります。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。