前回は合わせ目の処理と、モールドの強調について説明をしました。今回は装備品の製作になります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】簡単!1/35フィギュア迷彩塗装のコツと方法(タミヤ 1/35 ドイツ歩兵)~③合わせ目処理編~
🐦️今回使用しているフィギュアセットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.196 ドイツ 歩兵 アタックチームセット
=🐣装備品の取り付け=
最近のタミヤのフィギュアは専用の装備品パーツがセットされていますが、3Dスキャン以前のキットは共通の装備品パーツを使用しているものが大半でした。そのため装備品とフィギュアをぴったりフィットさせるには少し加工が必要になります。
今回はパテを使用した簡単フィット方法を説明します。
共通の装備品パーツのスコップと雑嚢には、写真1のようにベルトに取り付ける部分がモールドされています。しかし実際に接着すると、取り付け部分が上手くベルトにフィットせず、浮いてしまう事があります。
そのため装備品がフィットして見えるように、パテで取り付け部分を製作します。まずは、写真2のようにスコップと雑嚢の取り付け部分を切断します。
取り付け部分を切断した装備品を写真3のように接着します。
装備品の位置が決まったら、写真4、5のようにパテで取り付け部分を製作します。組み立ての時に親指を製作したのと同じ要領で作業をします。取り付けベルトの部分に少量のパテを乗せて、水を付けた爪楊枝で形を整えていきます。最後にラッカー溶剤を付けた筆で撫でて表面を滑らかにして終了です。
🐥雑嚢とフィギュアの隙間にパテを詰めるとよりフィット感が増します。大きく隙間が開いてしまった場合はパテで隙間を埋めて下さい。隙間部分は影になるのでシワを付ける必要はなく、ラッカー溶剤で表面を滑らかにするだけで大丈夫です。
この作業はとても簡単なのでお勧めです。覚えておけば自分の好きな位置に装備品を接着できるので、装備品の接着位置で悩む事が少なくなります。
装備品を全て接着したらフィギュアの組み立ては終了です。エルメットは外した方が、顔の塗装がしやすいので塗装後に接着します。
組み立て工程で説明した親指の製作、モールドの強調、装備品の密着は、パテを使用した初歩的な改造になります。失敗しても削ってやり直す事ができるし、使用するパテの量も少なく短時間で作業ができます。簡単な割には効果が高いのでパテを初めて使う人にお勧めの作業です。是非挑戦してみて下さい。
🐦️今回使用しているパテとラッカー溶剤を下記に載せておきます。参考にして下さい。
今回はここで終了です。次回から塗装作業になります。