前回でフィギュアの塗装は終了しました。今回は簡単なまとめになります。
🐦️今回使用したフィギュアセットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.196 ドイツ 歩兵 アタックチームセット
=🐣迷彩塗装のコツ=
迷彩服の塗装は塗装図の迷彩パターン通りに再現しようとすると、迷彩柄が大きくなってしまいオーバースケールになりがちです。
慣れないうちは塗装図のように塗るのではなく、離れて見るとどのように見えるかを考えて、自分なりに解釈しながら塗装する事をお勧めします。
1/35で30cm離れて見るという事は、実際の距離に換算すると約10mになります。実際に10m離れた場所から迷彩服を見ると、大きなパターンは確認できても細かいパターンまでは解らないと思います。その辺を意識しながら、どのように塗装をすれば迷彩柄っぽく見えるか考えながら塗装してみて下さい。
=🐣迷彩服の明暗塗装=
手間をかけて塗った迷彩柄の上から明暗を付ける事は、それなりの抵抗があると思います。しかも多数の色を使用しているので、影の色をどのようにすればいいかも悩みどころです。
迷彩服は単色塗装の服よりも凹凸が目立たないです。迷彩柄のせいで影になる部分が解り難くなるので、全体的にのっぺらした感じになりやすいです。写真3は明暗を付ける前の状態ですが、迷彩柄のせいで服の形状がハッキリしないのが解ります。
明暗を付けた状態が写真4になります。写真3と比べると服の形状がハッキリしたので立体感が感じられるようになりました。
明暗塗装は迷彩模様に使用した色を考えないで、基本色に濃いグレーや黒を加えた暗い色と、基本色にホワイトや薄いグレーを加えた明るい色を使用します。明るい部分のドライブラシは迷彩柄を消してしまう場合があるので、しっかり筆の塗料を拭き取ってからドライブラシをして下さい。
=🐣お勧めのワンポイント工作=
1/35のフィギュアの大半は、半開きの手に銃や荷物をはめ込む感じで接着するようになっています。そのため親指が邪魔で上手く接着できないという事がよくあります。
親指が邪魔で物が保持できない場合は、親指を切り離して接着すると上手くフィットするようになります。切断した親指はパテで製作する事になりますが、荷物がしっかり保持しているように見えるので簡単な作業の割にはかなり効果が高いです。
パテの取り扱いに慣れていない人は、パテを使う練習にもなるので是非挑戦してみて下さい。慣れてくると人指し指や他の指も製作できるようになり、さらにしっかりと保持した状態が製作できるようになります。パテの取り扱いに慣れてくると、ポーズ変更などもできるようになるのでやってみて損はないと思います。
銃のスリングの製作も簡単な割には、効果が高いのでお勧めです。スリングの留め金などが気になりますが、留め金なしでも雰囲気は充分あるのでお勧めです。材料も紙なので手軽に出来るディテールアップになります。
=🐣まとめ=
迷彩服の塗装は何色も使用するので手間がかかりますが、決して難しい作業ではないです。複雑な迷彩柄でも、目立つ模様や、目立たない模様や色を確認する事で、簡略化することが出来ます。
車両にフィギュアを乗せないようにしたり、迷彩柄のフィギュアを選択しないようにすれば、迷彩服の塗装をする必要はないですが、迷彩服の塗装が気軽にできるようになると製作の幅はかなり広がります。
最初は難しいかもしれませんが、慣れてくると楽しくなってくるので是非迷彩服の塗装に挑戦してみて下さい。
🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。