アメリカ海軍ABSDー1大型浮ドックの製作(スノーマンモデル 1/700)~①準備編~

今回はちょっと変わった浮ドックのキットを製作します。艦船模型でもあるし、建築模型でもある不思議な感じのキットです。エッチングパーツや、3Dプリンター製のパーツが多く含まれているので、初心者向けというキットではないですが興味のある人は読んでみて下さい。

=🐣キットについて=

スノーマンモデルというメーカーは聞いた事がないという人の方が多いと思います。この浮きドックのキットは1/350スケールの物がタコムから発売されていて、それをそのまま1/700に縮小した物がスノーマンモデルから発売されているようです。そのためスノーマンモデルはタコムの関連会社で、今回使用するキットは実質はタコム製品だと考えても問題ないと思います。

写真1

写真1のパッケージ写真から解るように、洋上に浮いたドックになっています。どうやって浮ドックに艦船を乗せるのか、疑問に思っている人もいるでしょうから簡単に説明します。

浮ドック自体に注水させて、一度浮ドックを艦船が通過できる程度の深さまで沈めておきます。沈んだ浮ドック上で修理する艦船を停止させてから、浮ドック内の水を排水する事によって浮ドックを浮上させます。

🐔以前浮力について説明した記事を下記に載せておきます。浮力について理解すれば、浮ドックの原理が解りやすくなります。

ちょっとだけ模型製作に役立つ話その9~排水量について

キットはエッチングパーツ、3Dプリンター製のパーツ、普通のプラスチックパーツから成っています。エッチングパーツ等の難しい加工は少ないですが、細かいパーツを大量に接着する必要があるので、根気が必要なキットになっています。

浮ドック自体に興味のある人は、1/350の方がパーツパーツ自体が大きいので組み立ては簡単だと思います。大きさや値段にこだわりがなければ1/350の方がお勧めです。1/700は1/350のパーツをそのまま縮小させた感じなので、パーツ数自体もあまり変わらないような感じです。

年末年始などの長期休暇で、じっくりと製作したいものを探している人にはピッタリのキットだと思います。

🐦️下記に今回使用するキットを載せておきます。1/350も一緒にのせておくので参考にして下さい。

乗せる艦船はどうすると考えてしまいますが、完成後でも問題なく艦船を乗せる事が可能なので浮ドックの製作を楽しむ事にします。

=🐣製作に必要な道具=

ニッパー、デザインナイフ、プラモデル用接着剤など基本的なプラモデル製作道具は必要です。

細かいエッチングパーツがあるので、細かいパーツ用のプライヤーは用意しておくことをお勧めします。細かいパーツを摘まむ事が可能なピンセットも用意しておいた方がいいです。

🐦️エッチングパーツの加工に便利な道具を下記に載せておきます。参考にして下さい。

エッチングパーツ等の接着には、瞬間接着材が必要になります。液状よりもゼリー状の方が接着時間に余裕があるので、位置決め等がやりやすいのでお勧めです。

🐦️下記に今回使用しているゼリー状瞬間接着材を載せておきます。参考にして下さい。

コニシ ボンド アロンアルフア #05273 EXTRAゼリー状スリム 4g

塗装はタミヤアクリル塗料、スミ入れはエナメル塗料で行います。エッチングパーツは数が多いですが、大型な物は少ないので、プライマーは無しでも問題なさそうですが、念のためメタルプライマーだけで用意しておきます。

🐦️下記にメタルプライマーを載せておくので、参考にして下さい。

GSIクレオス Mr.メタルプライマー改 ビンタイプ ホビー用仕上げ材 MP24

今回はここで終了です。次回から製作になります。

🐔今回の記事一覧を下記に載せておきます。目次代わりに使用して下さい。

アメリカ海軍ABSDー1大型浮ドックの製作(スノーマンモデル 1/700)

~①準備編~

~②船体の工作編その1~

~③船体の工作編その2~

~④船体構造物の製作編~

~⑤船体構造物の取り付け編~

~⑥船体の接続編その1~

~⑦船体の接続編その2~

~⑧船体の仕上げ編~

~⑨下地塗装編~

~⑩基本塗装編~

~⑪デカール貼り編~

~⑫スミ入れ編~

~⑬仕上げ編~

~⑭まとめ編~