前回は地面と車両の塗装について説明をしました。今回は塗装作業の続きになります。
🐔前回の記事を下記に載せておきます。参考にして下さい。
【初心者向け】コンテストに出しみよう!(市街地ジオラマ製作方法)~⑫地面と車両の塗装編その1~
🐦️今回使用しているキットを下記に載せておきます。参考にして下さい。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.389 フランス軽戦車 H39
ダス・ヴェルク 1/35 ドイツ軍 ボルクヴァルト4 対戦車車両 ヴァンツェ
=🐣車両の基本塗装=
まずは写真1のようにタミヤアクリル塗料XF88ダークエロー2で全体を塗装します。下地塗装でつけた明暗と塗装剥がれ表現を消さないように、通常よりも少し薄めにした塗料を使用します。
車上に接着した瓦礫も車体色で塗装します。

両方とも三色迷彩にするのですが、ちょっと色合いを変えてみます。H39軽戦車はXF58オリーブグリーン、ボルクヴァルトはXF89ダークグリーン2で、写真2、3のように緑部分の迷彩を吹き付けてみました。


次に茶色の迷彩塗装を行います。 H39軽戦車はXF64レッドブラウン、ボルクヴァルトはXF90レッドブラウン2で写真4、5のように塗装しています。


ダークグリーン2とレッドブラウン2は、当時のカラー写真と同じ感じの色合いなので、記録写真の色を再現したい場合にはぴったりの塗料です。ただ、通常の茶色や緑とは色合いが異なり、ちょっと淡い感じなので好みは分かれると思います。ここは好みに合わせて使用すれば良いと思います。スミ入れをすればかなり雰囲気が変わるので、気になる人は一度使用してみて下さい。
今回は迷彩色の色合いを変える事で、車両の生産時期の違いを表現してみました。
=🐣瓦礫の塗装=
基本塗装を終えた状態が写真6になります。下地塗装のおかげで立体感や色合いの違いが表現できましたが、それでも地面色だけしか吹き付けていないのでやや単調な感じがします。

単調になるのを防ぐために瓦礫を塗装します。撒いた瓦礫の量が多いので、塗装に怯んでしまいますがスミ入れをして色合いを変えたりするので、全ての瓦礫を塗装する必要はないです。一部の瓦礫に色を塗って色合いの違いを出せば、不思議と全体的に色合いの変化が見えるようになるので、瓦礫の塗装で悩んでいる人はちょっと参考にしてみて下さい。
まずは、ちょっと赤みのある茶色を使用して、レンガの瓦礫を塗装します。下地塗装や基本塗装を全体に行ったので、どれがレンガの破片なのか解らなくなってしまいましたが、逆に考えると細かい石片をレンガっぽい色で塗ればレンガに見えるという事になります。
レンガだと解る形状のものはそのままレンガ色で塗装して、それ以外の瓦礫も適当にレンガ色で塗装します。赤茶色はちょっと目立つので、全体の1~2割り程度の瓦礫をレンガ色で塗装すれば色の変化がハッキリ解るようになります。
レンガ色の塗装を終えた状態が写真7になります。後でスミ入れやパステル粉の付着で色合いを落ち着かせるので、多少鮮やかな色でも問題ないです。自分のイメージに合った色で塗ってみて下さい。

地面に塗ったレンガ色を車両に積もった瓦礫にも塗装します。車両上の瓦礫は無塗装だとちょっと違和感があるので、全体を塗装する事にします。色の配分を考えながらレンガ色を写真8のように塗っていきます。

次に瓦礫と一緒に撒いた木片を塗装します。後からタミヤスミ入れ用塗料のダークブラウンで全体をスミ入れするので、全体がやや茶色っぽくなります。それを考慮して、木片は茶色ではなくXF59デザートイエローで塗装しています。
木片と塗装を終えた状態が写真9になります。

コンクリート片の塗装をします。ここもスミ入れを考慮して、少し鮮やかな感じのXF53ニュートラルグレイで塗装しています。薄めずに使用すると影の部分が目立たなくなるので、やや多めに薄めた塗料を表面に流し込むような感じ塗装します。目安としては全体の0.5~1割程度の瓦礫にニュートラルグレイを塗装します。
ニュートラルグレイの塗装を終えた状態が写真10になります。適度に散りばめたので、全体的に色の変化が見られるようになりました。

コンクリート片が一色だとちょっと物足りないので、XF20ミディアムグレイでちょっと明るめのコンクリート片を塗装します。
これも瓦礫全体の0.5~1割を目安にして塗装します。下地塗装をしたので、同じ色でも薄め具合を変えればちょっとした色合いの変化が表現できるので、薄め具合をちょっとずつ変えながら塗装してみて下さい。瓦礫の塗装は薄めて塗装のしやすいタミヤエナメル塗料を使用しています。
ミディアムグレイの塗装を終えた状態が写真11になります。全体の3~4割程度しか塗装していないですが、適度に塗装をちりばめたので瓦礫全体に色の変化が見えるようになりました。

🐥スミ入れ用塗料はエナメル系なので、エナメル塗料で瓦礫を塗装するとスミ入れの際に溶け出してしまいそうですが、スミ入れ前にコーティングを行うし、スミ入れ用塗料は流し込むだけにするのであまり影響はないです。多少塗料が溶けても、それはそれで色の変化になるので、エナメル塗料で瓦礫の塗装を行っています。
車両の瓦礫も同様に塗装します。適度に色が散らばるように配分を考えながら塗装をして下さい。
車両の瓦礫を塗装した状態が写真12、13になります。


デカールを貼って装備品やキャタピラなどの細部塗装をしたら、タミヤアクリル塗料XF86フラットクリアーを吹き付けて、ツヤを整えるためのコーティング塗装をします。
地面も同様に全体をXF86フラットクリアーでコーティング塗装をします。今回は乾いた感じにしたのでフラットクリアーを使用しましたが、クリアーでコーティングして雨で地面が塗れた状態を表現するのも面白いと思います。製作したい地面の状況に合わせてコーティングのツヤを選択してみて下さい。
今回はここで終了です。次回はスミ入れ作業になります。
